5月の青空と、新緑の柿の若葉。
どちらも爽快極まる。
わたしの書くブログの、読者はいっこうに増えない。
何を書いても10人前後に留まっている。
つまらない内容だからだろう、きっと。
そうと分かっても、いいものは書けない。
面白いものは書けない。ためになるものなんてのはなおさら書けない。
☆
さ、お昼になった。市役所のチャイムが鳴った。
今日のブログはここまでにしよう。
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雀が庭に来てラブコールをしている。チュンチュンチュンと鳴いて、こっちを覗き見している。
出て来い、いっしょに遊ぼう、の合図だ。
雀とは仲良しなんだ、この頃の僕は。
夜間頻尿。一晩に何度も何度もトイレに通う。
夢でも放尿をしている。膀胱がトイレ行きを、せかす。
半分寝た状態でふらふらふらつきながら、廊下を歩いて行く。
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これが昼間はこうではない。
ちっともトイレに行かない。
トイレに行くのを思い出さないと行かない。
どうしてこうなんだろうなあ?
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泌尿科にみせて薬を出してもらっているが、効果が無い。
寝る前に飲んでいるが効果が無い。
まあ、いいやになる。
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トイレに行くのは辛いが、それで死ぬわけではない。
それくらいは我慢ができる範囲内じゃないか、と己に言って聞かせる。
水を飲まないようにすれば、トイレ行きが減らせるのかも知れない。
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でも、喉が乾けば飲んでいる。
血流が悪くなってもいけない、などとも思うから。
喉の渇きは、血糖値が高いのが原因になっているのかもしれない。
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わははわはは。人間、長く生きていると、ガタが来る。
あれこれ不都合も起きて来る。
トイレ通いと長生きはアベックなのだろう。そう思って諦めるしかないか。
「わたし」とわたしが呼ぶものがいる。
呼んでいるところの「わたし」がわたしになっているのか。それとも、わたしが先に居て、それでわたしが呼ぶから「わたし」になっているのか。どちらだろうか。
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「わたし」が「おいしいものを喰わせろ」というから喰わせてやる。
喰わせないときっと不機嫌になる。
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不機嫌になると後が厄介だ。暗い顔をする。
「つまらない」「楽しくない」「悲しい」「寂しい」などを次々並べ立てる。
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本能野獣の胃袋、人間体の胃袋、かっこをつける人間こころの胃袋、お澄まし屋さんの人間魂の胃袋とあって、その4つのどちらとも、空腹を訴える。ひもじがる。
それなりの要求を出して来る。
わたしはそれらの胃袋を満足させてやるのに忙しくなる。
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4つの胃袋たちの、全部が満たされているなどということはあんまりない。
どちらか一つはきっと空腹状態だ。で、ひもじがる。駄々をこねる。
で、その都度「わたし」が介入して来る。
わたしはいつもうろちょろさせられる羽目になる。
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人間稼業をしているわたしは、かくも複雑に絡み合っていて、いやはやタイヘンだ。
畑の空豆を収穫した。立派に育っていた。
剥いた。実が大きい。塩茹でしてもらった。
おいしい。こんなにおいしいものを喰っていいだろうかと思えるほどにおいしかった。
焼酎のお湯割りを飲みながら、それを喰った。
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これも種を、1袋買って来て、蒔いて育てたもの。
口に入るまでには時間が長く掛かっている。
五月。でもとにかく、我が口にまで辿り着いてくれた。空豆さん有り難う。
連休なのに、閉じ籠もり。
何処にも行かない。ご時世がご時世。
行けない。行かない方がいい。
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でも、ずっと家の中ばかりだと退屈をする。
気晴らしが必要になる。
新緑の山の中ならいいのじゃないか、などとも思う。
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近くの天山、標高1040mは途中までは車でも登っていける。
途中に九電のダム湖がある。周辺が小さな公園のようになっている。
山路にはいろいろな季節の花が咲いているだろう。
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だが、あいにくこの突風だ。
山の上は特に風が強く吹いているだろう。車が倒されてしまうかも知れない。
じゃ、これも諦めるか。
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韓国南瓜の苗が育ってきた。種から蒔いた。発芽したのは3つだけ。
ズッキーニのような形をした南瓜が実る。南瓜は南瓜だから多産系だ。よくなる。
蔓があるから場所を広くとる。
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そろそろ畑に移植をしてもいいだろう。
風が止んだら外に出ていこう。
まだ風が吹き荒れている。日も陰っている。いかにも寒そうだ。
突風が吹き荒れている、ときおり。寒い。
外に出ているのが辛いほど。
で、家の中に戻って来た。
8時からは外に出ていたけど。
椅子に座った姿勢で、あちらこちらに蔓無しインゲン豆の種を蒔いていた。
冬のセーターを着てその上に冬のジャンパーを着て、タオルを首に巻いていたけど、それでも寒い。
日は射しているのに、風がやけに寒い。強い。
で、続きの畑仕事は、諦めた。
これが春の嵐というものなのだろうか。