畑で草取りしてたら、ときおり強い風がビュービュー吹いた。シャツ一枚では寒かった。このまま吹かれていたら風邪を引くんじゃないかと不安になった。風邪を引いて寝込むのはイヤだ。
ジャンパーを着込んだら、風は止んだ。お日様が照りだした。今度は暑くなった。
きまぐれ春の嵐にあしらわれてしまった。
*
ま、いいんじゃないか。それで済んで。
畑で草取りしてたら、ときおり強い風がビュービュー吹いた。シャツ一枚では寒かった。このまま吹かれていたら風邪を引くんじゃないかと不安になった。風邪を引いて寝込むのはイヤだ。
ジャンパーを着込んだら、風は止んだ。お日様が照りだした。今度は暑くなった。
きまぐれ春の嵐にあしらわれてしまった。
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ま、いいんじゃないか。それで済んで。
土と遊ぶのは楽しい。
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どうしてこんな楽しみを知らずに来たんだろう?
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それ以外の楽しみがあって、それで十分としていたからだろうか?
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それ以上の楽しみに翻弄されたいたからだろうか?
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土と遊ぶのがこんなに楽しいものだと知るのが、どうしてこんなに遅かったのだろう?
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土は終始無言である。お喋り相手をしてくれるわけでもない。歌ってくれるわけでもない。愛を打ち明けてくれるわけでもない。真理を語るわけでもない。褒めてくれるわけでもない。
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しかし、楽しい。そんなことをしてくれなくても楽しい。
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無言でいても楽しめる。
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土と遊んでいていると楽しい、ということが分かる。しみじみ分かるようになる。
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理由など要らないで、楽しい。無我になれる。
昨日は、夕方7時から、韓国での、アメリカ大リーグ開幕戦をテレビ観戦しました。ドジャース対パドレス戦でした。パドレスの先発投手はダルビッシュでした。ドジャースに移籍した大谷が初出場しました。第一打席はダルビッシュが大谷を討ち取りましたが、第2打席でヒットを放ちました。試合は5対3でドジャースが勝ちを収めました。大谷選手の美人の奥さんも試合を観戦していました。何度か大写しになりました。
楽しみました。第2戦も見るつもりです。
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わたしは野球にも詳しくありません。ただの野次馬です。選手の名前もほとんど知りません。(大谷とダルビッシュは知っています)
午前中も午後も畑に出た。一輪車を押して北の畑に行った。
まずは草取りをする。小さな丸椅子に座ったままの姿勢で。草はすぐに籠一杯になる。ドンダに捨てに行く。何度も。
里芋の根元の枯れた株元が出て来る。スコップで掘り上げる。
里芋は大所帯である。ファミリーがたくさんいる。子芋に更にその子芋が生まれている。
手応えがある。両手で抱える。重たい。土に下ろして子芋を摘み取る。ポキポキと快活な音を鳴らして。
里芋はみんな赤芋だ。我が家は赤芋ファンである。
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正午のサイレンが鳴った。一輪車に子芋を積んで帰宅した。
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昼御飯を済ませたらまた、一輪車を押して北の畑にやって来た。
午前中と同じように里芋掘りの作業に従事した。草取りをして、里芋を掘り上げる。
丸椅子に座っての作業だから、なかなか捗らないが、急ぐこともない。ゆっくりゆっくりする。
3時半、ほぼ里芋掘りは終了した。また一輪車に掘り上げた里芋を積んで帰宅した。
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我が家だけでは食べきれない量の里芋を収穫できた。お好きな方にお分けする。これは家内の仕事だ。
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四月になればまた里芋の植え付け時期になる。もうすぐだ。里芋栽培は一年サイクルだ。
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畑にいれば気分が晴れ晴れする。健康になれる。有り難いことだ。
3月21日、木曜日。起き出してからずっと炬燵の守をしている。寒い。冷える。手先が悴む。冬眠の蛙のようにじっとしている。
10時45分。やっと気温が10℃を超えた。日射しが明るくなった。青空が広がった。此処まで来たら畑にも出て行けそう。
北の畑は冬草に覆われている。草取りをして、夏野菜の準備に取り掛からねばならない。畑に出て、土に遊んでもらうだけで、気が晴れる。