今日のわたしの詩 「わたしは何でも屋さん」
薬王華蔵
わたしは醜いわたしの手でそれを美しい詩に仕立て上げます
わたしの一生を一生掛けて美しい一生にします
わたしはだから仕立屋さんです
美しくないものを美しくするのに奮闘します
醜いものとしてわたしが捨てたものを
またわたしが拾って来ます
わたしはだから拾い物屋さんであり奮闘屋さんです
わたしに与えられているものを讃美することに
価値を見出します
ぶつぶつ言いながらでも努力をして見出そうとします
わたしはだから見出し屋さんであり讃美屋さんです
世の中には嫌なことがたくさんあります
嫌になります
長い間夫婦をしていると嫌になることが出て来ます
でもでも嫌にならずに 不平や愚痴で終わらせずに
毎日毎日を朝日のように明るくして再スタートします
わたしはだから再スタート屋さんです
わたしは何度も壊されたものを何度も修復します
一生掛かって諦めずにこつこつ修復します
わたしはだからこつこつ修復屋さんです
あなたの職業は? と問われたらはっとします
何でも屋さんをしている自分だから即答が出来ません
そうです わたしはだからあれこれ何でも屋さんです