昼休み、九州の友人から携帯にメールが届いた。
2005年に天寿を全うしたはずの国内最古のSLあそBOYが復活するといった内容。
九州で掲載された新聞の写真の画像とともに送られてきたが、文字が小さくて読めない。(1992年4月19日 宮地駅で撮影)
インターネットで調べてみると・・・・
1922(大正12)年に日立製作所で製造された現役最古の蒸気機関車をJR民営化後の1988年から豊肥線(熊本~宮地間)の快速列車を走らせていた。
豊肥線は阿蘇山の麓を走る観光路線なので、運行される土・日曜日の乗車率は70%を維持していた。
2005年、自力で走行するのはさすがに持ちこたえず、客車の後ろにディーゼル機関車を連結し、ディーゼルの力を借りながらの走行。
人間の齢にすると、83歳。これ以上現役で働かせるのは限界があると、2005年8月28日、58654号機(SLあそBOYの前面や側面に付いているナンバー)の人生は終止符を打たれた。
復活を望むファンが多く、JR九州の社長が「復活させる」と決断、小倉工場で4億円を投じ、ボイラーを取り替えるなどの修復予定。
・西日本新聞 (1月23日付)
今から2年後の2009(平成21)年の夏、肥薩線(熊本~人吉)で再び活躍する。
58654号機は1922年生まれなので、2009年だと87歳。
修理に4億円も投じたのだから、私が70、80歳になってもその機関車に乗れそうな気がする。
JR東日本で所有している蒸気機関車の履歴を調べてみると、最もポピュラーな形式のD51 498で1940(昭和15)年生まれ。
過去に青梅~奥多摩間(青梅線)の臨時列車で運行したことがあり、今度は今年2月、ボロ房線の木更津~館山間にもSL南房総号として運行する予定。
・JR千葉支社のお知らせ
新山口~津和野間の山口線を走る、SLやまぐち号C57 1は1937(昭和12)年川崎車輛(現 川崎重工業)。
秩父鉄道の三峰口~熊谷を走るパレオエクスプレス C58 363は1944(昭和19)年川崎車輌製造。
静岡の大井川鉄道、茨城の真岡鉄道にもSLが走っているが、国内最古はやはりあそBOYの58654号機、大正生まれ。
今は修復入院中のようだけど、復活後はいつまでも元気で走れるように・・・。