東京アイランド

OCNブログ人サービス終了に伴い、ここに引っ越ししました!

わが街にSLがやって来た!

2007-01-29 23:42:29 | 日記・エッセイ・コラム

 2月1日(木曜日)、千葉から木更津間のSL運転に備えての試運転が1月24日、29日に行われた。
 29日(月曜日)はちょうど仕事が休みなので、私のブログにコメントを入れてくれた友人を誘った。
 「ただ姉ヶ崎駅での撮影でも大丈夫?先に駅での撮影が終わったあと、駅の周りでも?」
 地図を見ながら「ここが撮影の絶好ポイントだな」
 (南の美しい島の風景など色々な風景画を撮る写真家だということを忘れていた。となると、撮っても絵になる場所を案内しないと・・・)と頭をよぎった。
 ここならよい構図になりそうだとクルマを適当な場所に停め、歩いてみた。
 橋のない小川に遮られ、向こう側の線路に接近することができない。
 そうしているうちに汽車が通過する時間が迫ってしまう・・・。
 なんとか向こう側に渡らなくちゃ・・・とあせっていると、跨線橋を見つけ、橋の上から撮影できた。
 でも、このあたりだと工業地帯なので、SLが通過しても殺風景。
  青梅線のような山岳路線だったら、絵になれるのになあ・・・。

 今度は姉ヶ崎駅での停車時間が30分以上もあるので、撮影。

D511_4 機関士席の下の側面。
 SLの形式名「D51(デゴイチ) 」はドックおじさん(父)の話によれば、昔の山陰(山口の日本海側)でもうんざりするほど活躍していたそうだ。
 瀬戸内海側の山陽は直線で平らなところが多く、高速で走れるようにD51よりも大きめのC62が走っていたとか。
 カーブや坂道の多い山陰線はその機関車に適していたのだろうか。
 昭和15(1940)年に製造された、498号機。

 D513
 機関士席。
 ハンドル、2個の圧力計、時計、駅ごとの発着時刻表だけ。
 肝心の速度メーターが見当たりません。
 つまり、速度は機関士の勘に頼るしかないということになりますねぇ。
 (間違っていたらごめんなさい)
 当日は時刻表通りに運行できるようにと試運転を2回も!?

D512  千葉方面からDE10(ディーゼル機関車)、6両の客車、D51の編成、千葉に向かうときはD51が最後尾で後ろ向きにけん引されるので、2個の赤いマークがついています。



D515_1  ごく普通の客車内。
 今日は試運転のため、ドアは閉まったままになっていました。
 この座席1つで?200,000-(≒2万円)でオークションとかでダフ屋売買しているみたいですね。
 シートのタイプは今でも古くて国鉄のボロが走っている房総電車と同じなのに、そこまでして座りたいとは・・・。(昔は背の低い人が多かったせいか、ボックスが埋まると、向かいの膝が触れ合うとか狭くて居心地が悪い)
 それにしても、青のシートは私が小さいときの通学によく座っていたもの、本当に懐かしい。

D514 左側にボロばかりやってくる電車なのに、偶然、新型(といっても、20年前のお下がり)電車と先頭DE10ディーゼル機関車のツーショット。
 ディーゼル機関車は昭和46年製造だということが確認できました。
 昭和15年生まれの大先輩と41年後に生まれたディーセル機関車のコンビ。

D516 千葉で折り返しとしてD51が先頭になり、木更津に向かう予定があり、今度こそはよい構図が撮れるようにと線路伝いでクルマを走らせた。
 「ここがよいポイントだな」と思ったら、すでに3、4人のカメラマンが三脚を立てていた。
 1人で4台ものカメラで撮影する筋金入りのマニアもいた。
 青空が広がっていたら、よい画になっていたかも知れない。
 どんよりと曇った日にD51を撮っても煙の色が空の曇った色と同化してしまい、迫力さが欠いてしまった。

 停車している駅ホーム以外の場所は一瞬のうちに通り過ぎてしまうので、シャッターチャンスを逃さないように常にカメラを構えなければならないとか非常に難しい。
 「D51が来たー!!」と思ったら、みるみるのうちに大接近、慌てて撮影したのがこれ。

 友人のはプロ写真家の持つ一眼レフなので、よい写真が撮れたに違いない。(笑)

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日韓映画「あなたを忘れない」

2007-01-29 01:13:59 | 日記・エッセイ・コラム

Koreajapan_1  2001年1月26日、JR山手線新大久保駅で酩酊客が線路に転落、それを見た韓国人留学生(??? イ・スヒョン 当時26歳)が救済するために自らも線路に降り、亡くなった事故があった。
 あれからもう6年、日韓合同映画の「あなたを忘れない(???? ????)」が命日の26日、天皇皇后両陛下が全国上映の前にご覧になったとニュースに出ていました。

 今日はその映画を最寄りの映画館に見に行った。

 この作品も前月見た「硫黄島からの手紙」に続き、やはり、日本語でやりとりしている場面は全然字幕が付きませんでした。
 イ・スヒョン氏の故郷、釜山での撮影は韓国語なので、日本語の字幕が付くが、作品全体の3割しかない。
 韓国人の役者も日本語を学ばれたそうで会話はもちろん日本語。身振りで展開を想像するしかなく、やはり面白くありません。

 日韓合同作品であるのなら、日本に住むろう者や韓国人も楽しめるように最初から最後まで日本語字幕とハングルを併記するなど、考慮に入れて欲しがった。

 Yahoo!の映画レビューを見ると、事実に基づいた作品でありながら捏造された場面が多すぎるといった感想がほとんどで5点満点中1.5点と評判がよろしくない。
 本当に妄想作品であるのかどうかは字幕がなくて見ていてよくわからない作品だったが、ラストシーンの向かってくる電車に7秒間手を振りながら停止の合図を送ったというのは事実のようです。

 この事故の教訓としてホームの下に退避スペースを設けたり、ホームに柱ごと(18mおき)に転落した人がいると電車に知らせる非常停止ボタンを設けたと映画の最後に宣伝をすればよかったのに、全然出ていなかった。何だか物足りない映画だった。

JR新大久保駅の教訓

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