図書館の複写サービスを利用させてもらったものですが、実際は社会面のカラー写真になっていました。
5月25日(日曜日)朝日新聞 39ページ(社会面)
「みんな手話の学校 ろう者の言葉が夢結ぶ」というタイトルで今年4月開校したばかりの私立明晴(めいせい)学園のことが取り上げられていました。
<記事の最初に書かれている部分を抜粋>
午前9時すぎ。登校してきた児童に、小野広祐先生(28)があいさつした。
「おはようございます」
「先生おはよう。あのね、この前なくした連絡帳ね・・・」
3年生の女の子が早口で告げた。いや、もし、声に出すなら、きっとそう言ったのに違いない。
目の前では、花火がはじけるように手が動くだけだ。2人とも、生まれつき耳が聞こえない。
東京都品川区にこの春開校した私立明晴学園は、みんなが手話でしゃべる日本初の学校だ。授業も職員会議も児童のおしゃべりも、すべて手話。小野さんたちの夢だった。
<ここまで>
冒頭の部分だけでも興味をそそられるような内容でしたね。
小野先生はNHK手話ニュースのキャスター(毎週水曜日 夜8時45分からNHK教育で放映)を兼ねており、明日の授業内容を考えたり、準備などで多忙な毎日を送っていらっしゃるみたいです。
ろう者にとって必要なのは、発音や聞き取りの練習ではなく、手話と日本語の読み書きのバイリンガル。
明晴学園では自分の母語である手話で普通の子どもたちと同じようにのびのびと学習できる学校なので、子どもたちの将来が楽しみです。