島じまん2008・「青ヶ島ブース」の大半を占めていた、「とびくん」。
トビウオの水揚げ量が多くなるのは毎年2月下旬から3月の間。
夏に行っても、トビウオが食卓にあがることはなく、その味を知ったのは今年の3月。
詳しくは過去の記事 こちら へ
(日付を指定してのリンクはできなかったので、もう少し下のほうの、3月26日・27日の記事をご覧くださいね)
内地のトビウオはちょっと小さめなのですが、青ヶ島のはとても大きいです。
さばくのに骨がたくさんついていて、非常に大変だそうです。
味付けも心をこめて作られた一夜干し、あっという間に平らげてしまいました。
また食べたくなってしまうほどの美味しさでした。
前回のトビウオは家庭的な味の「一夜干し」でしたが、今回は「燻製(くんせい)」でした。
そのまま食べても美味しい、炙るともっと美味しいとパッケージに書かれていました。
ひんぎゃ(火口)の熱でいぶしたのかなと思いましたが、炭の煙でいぶしたかような味がしました。加工過程を見たことはないですけど、この商品はひんぎゃの塩をまぶし、炭火でいぶしたものかな?(これは私の推測)
そのまま食べるともちろん美味しいのですが、今回は蒸して食べました。
青ヶ島の味、本当に懐かしいです。
新鮮な魚が獲れたり、大物が釣れるようになったのは港が整備されてからだそうです。
港がなかった頃の船着場だと、近くに大物が流れても獲れることはできなかったらしい。
以前住んでいた山口の漁村では、漁船を係留させるスペース、つまり船の駐車場があるのですが、波の状態がよく変わる三宝港ではスペースがありません。
道路交通法で言うと「駐停車禁止」の場所なので、船は陸から常に出し入れをしなければならないのです。
船を港に下ろす作業は10~15分くらい、クレーンでゆっくりと。
初めて見たときは空飛ぶ船だとびっくりしてしまいましたが、見慣れると「青ヶ島ならでの風景」に変わってしまいました。
漁に出る方は大変でしょうが、お疲れ様です。