8年前の今日。事故が起きた直後、テレビ番組を替えてもマンションに電車が突っ込んだ映像ばかりでした。
懲罰的な日勤教育を受けてしまうのを恐れ、40メートルもオーバーランしたのに極端に短くするように嘘の報告。オーバーランした分の時間を取り戻そうと、70キロ制限よりも上回る超過速度で走行。カーブに曲がり切れずに脱線事故が起きてしまいました。ハンドルを握ったのは23歳の若さ。自分の背後に多くの生命や財産を預かっているのを忘れ、JR西日本の日勤教育を受けたくないという焦りから来る事故だったと思います。
7両編成のうち、先頭1両目、2両目の乗客はほとんど犠牲になられました。辛うじて生存しても、後遺症を背負う被害者も多いようです。
図書館でも、このような本がありました。
先頭車両に乗っていた大学生が奇しくも生存。
事故が起き、救助されるまでの様子がリアルに描かれています。
運転士さんはこのような事故を2度と起こさないように、常に気をつけて頂きたい。
事故が起きる前日、線路脇を歩く人影を見たという情報が入り、一部運休するなどダイヤが乱れました。伊丹駅で40メートルもオーバーランし、謎の老女が「この電車に乗ってはいけない」と腕を引っ張られて、引きずり降ろされた女性が事故に遭遇せず助かったという話も有名になっています。