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靜狩驛待合室内の風景。かなり大きな駅舎、おそらく左側にいくつかの切符窓口があって、行列をなしていたかも知れない??北海道は防寒のため、玄関は二重にしているところが多い。ドアと向こうのドアの間に改札ラッチがあって、駅員さんが靜狩から何々行きの硬券にパチパチ鋏を入れていたかも。1923(大正12)年当時は靜狩驛を利用するお客さんが多くいたため、それに見合うように駅舎を大きくしているかも知れません。
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改札口に入って、駅長室や駅事務室があるほうの左側。豪雪地帯なので、ドアを開けたとたん、冷たい空気が入って来ないように前室(控えの間)付き。
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座布団がたくさんありますが・・・1981(昭和56)年の利用者は1日あたり133人、1992(平成4)年は82人、現在は人口も減り、利用者も急激に減り3~4人。出処はWikipedia。
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時刻表もスカスカ。東室蘭方面は4本だけど、午前中の2本は小幌通過。長万部方面は5本。最終は23時23分(小幌通過)。あの・・靜狩驛周辺の民家はそんなに宵っぱりではないので、靜狩驛に停車しても、乗る人や降りる人はいないってば。長万部駅は長万部の中心駅なので、23時台でも利用者は1人や2人はいるかも知れません。
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あの・・・函館と森の間に「新函館北斗」抜けていますね。2160円区間でございます。
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今度はホームに出てみます。ホームがとても長いのは、蒸気機関車時代、何両も連なった客車を牽引していた頃の名残り。山口県の何もない実家の長門二見駅も10両編成でも十分足りるほどプラットホームはとても長い。しかし、今は出入り口に近い位置に1両ワンマンや2両のディーゼルカー。
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駅名票。2006年に廃駅の「あさひはま」の上に「おしゃまんべ」を貼っているため、色が違っていました。そりゃ、目立ちます。となりの「こぼろ」は永遠に不滅でありたい。