2019年の2月はまだ「平成31年」なので、この年に「天皇誕生日」がありませんでした。改元された翌年の令和2年から。昨年はちょうど3連休なので、首都圏の未乗区間を片付けに大回り乗車券で千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、東京都の1都5県の旅。
毎年2月23日は天皇誕生日。もう1つの記念日があります。
1964(昭和39)年の2月23日。日立製作所が開発した国鉄の座席予約システム「MARS(マルス)101」の稼働が始まりました。 「MARS」自体は1960(昭和35)年に登場していましたが、予約可能な列車が限られるなど限定的なもので、この「MARS101」から本格的にシステムの運用がスタートしています。その後、進化は続き、2020(令和2)年4月には「MARS505」が運用開始。チケットレスに対応するなど、新たな技術が反映されています。
全国の主要駅に設置された端末からオンラインで中央ホストに接続し、1965(昭和40)年9月24日から「みどりの窓口」開業。当時、コンピュータで発券されるきっぷの表面は「みどり色」で区別されていたので、「みどりの窓口」と命名したそうです。それまでは全国から1ヶ所の乗車券センターに電話で空席状況を確認して紙の硬券に手書きで記入していたため、リクエストすれば瞬時に発券してくれる斬新なシステムだったそうです。
2月23日。本日も欠航になりました。先週積み込んだ貨物をまだおろしていない状況なので、明日は臨時就航の予定を組むことになりました。明日は北からの風なので、きっと大丈夫でしょう。もし、明日就航できれば11日ぶりになります。
湯玉を出ると、次は宇賀本郷。この区間は1914(大正14)年に開業し、湯玉のとなりは5.8キロ先の長門二見。ところが、44年後の1958(昭和33)年の日本は高度経済成長期真っ盛り。地元の請願により、湯玉から2.2キロ地点に新しく「宇賀本郷駅」設置。これから利用者が増えるのを見込んでせっかく新設された駅だというのに、現在は1日の利用者はわずか3名。
まるで北海道の宗谷本線、最果ての地に向かう途中の日本海側って感じがしますが、ここは山口県下関市。小笠原に帰ったような気分をさせてくれる風景や北海道のような風景、さまざまな景色が見られます。
まもなく、うがほんごう。
「本郷」という駅名は全国で「幕張本郷」、「若狭本郷」。「本郷」の本家は東京都文京区内にある東京メトロ線の「本郷三丁目」駅かな。
宇賀本郷駅を通過する様子を動画編集。字幕を付かないと、通過中なのかどうかはわかりづらかったので、字幕も付けてみました。
動画編集ソフトから縦の駅名票が見える位置を静止画として抜き取り。
目にとまらないほどの速さで通過するので、文字もぶれてしまいました。国鉄時代の宇賀本郷はDD51の牽引する長編成の客車は通過。短編成の客車やディーセルカーなら停車。たぶん、長編成の客車だとホームに入りきれないからだと思います。次は、長門二見。