「此のままで済ませる事は出来ないのです。サービサーに譲渡させて頂きます。
唯担保付で譲渡するか、私どもが処分して譲渡するかは今から決めます。
競売になる前に、貴方の方で自発的に任売を御願いできませんか。」
貸付の言葉は冷たいです。
30年間、リフォーム専門でした。
その間、1軒の工務店の下請けでした。学生時代の友達の家業の工務店です。
友達はよく面倒見てくれました。
その友達の工務店が予想だにしない倒産です。
頼り放しで営業なんてした事は有りません。
おまけにそれから2ヶ月、経たないうちに震災です。
ぱったり売上が無くなったのです。
大分前に彼はビジネスローンを借りたことが有ります。
銀行からの売込みが激しく、特に必用でないのに借りてしまいました。ほかに借入は有りません。
順調に返して居ましたが、リーマンショック以後、仕事が減って返済が苦しくなりました。
この時、銀行は自行のプロパーを返済させるために、保証協会付で3000万の融資をしたのです。
プロパーと保証協会の返済以外は殆ど減らないお金でした。
しかし、親会社とも言うべき工務店が倒産してからは、全経費も持ち出しとなります。
彼は従業員を全部解雇しました。退職金は有りません。事務所も引っ越す予定です。
それに銀行も変え様と思います。いざと云う時預金拘束が有ったら、堪ったものでは有りません。
その前に返済を減額したいです。今のままではピンチが見えて居ます。
返済猶予が始まって1年、彼はこんな制度を知りませんでしたが、知人から教わって返済猶予を申し
込みました。
貸付係は簡単では有りませんでした。
貸付は工務店の倒産を知って居ました。彼との結び付も知っていました。
根掘り、葉掘り今の仕事を聞きました。将来とも仕事の目安は何にも無い事を見破ったらしいです。
「保証協会付の震災の復興資金が有りますよ。保証協会に融資保証を御願いしなさい。」
早速行きました。
「貴社は融資の対象では有りません。其れと、売上が極端に減少して居ますから、総枠が減って、
保証高は限度をオーバーして居ます。しかし返済猶予は受け付けます。」
体よくあしらわれただけです。
貸付係は新たな提案です。
「事務所を変わると云って居ましたが、決まったら、私を其処に案内してください。
其れと、プロパーだけでよいですから、自宅を担保にしてください。」
自宅は以前の融資の時にも話題に上がりました。
しかし借地。それも使用貸借です。叔母との貸借でしたが今は叔母の子供に名義が変わって居ます。
それに、建物は叔母の敷地を利用しまいたが、容積率・建蔽率共に違法です。
その上ローン残が有り、この時は担保価値無しとして無担保融資でした。
あれから殆ど同じですが、其れを今回は出せと云うのです。
「担保にするのに地主の承諾が必用でしょう。叔母はしません。第一私の権利証は叔母に預けて有ります。」
「承諾書ぐらいは何とかしなさい。権利証は保証書で代わりになります。」
と不正を示唆です。
この時に知人は猛反対でした。
「何時かは返せなくなり、銀行と争うようになる。其れだったら今しなさい。一旦家を担保にすれば
どんな事情が有っても貴方には戻りません。従姉妹が買い戻してくれれば別ですが。」
しかし彼は銀行の要求を全部満たして返済猶予を行ったのです。
1年経ちました。資金は500万に減って居ます。
と云うのは、彼は以前のリフォーム先からの紹介で、小さな店でワインバーを始めたのです。
銀行には内緒です。世田谷有数な土地柄と聞いて居たのですが、甘くは有りません。
ましてや、ワインバーどころか客商売も初めてです。
唯最近は赤字が少なくなって居るのが救いです。
でももう銀行返済は金利すら不可能でしょう。
ワインバーを隠して、払えないことを銀行に告げました。
銀行は保証協会付の代位弁済は直ぐに認めましたが、プロパーの800万に対しては諦めません。
1年間で何でこんなにお金が減ったのか。疑って居ます。
残高を他行に移したことも怒りを買って居ます。
担保をお金に変えると彼を責めて居ます。
自宅が競売になれば従姉妹はむしろ喜ぶでしょう。
今のままでは土地は従姉妹のお金には成りません。
彼から離れれば、賃貸でお金が入るか、または土地を買い取って貰えるかも知れません。
昨年はまだ若干余裕がありました。
その余裕が彼の判断を狂わせ、タイミングが狂いました。
昨年、知人の言う通り、返済を中止していれば、自宅の件は起こらないばかりか、
1年間返済したお金も溜まった筈です。
今頃悔やんでも遅いです。
タイミングを合わせること、むしろ自分の腹一つで決まるのではないでしょうか。
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電話・FAXでのお問い合わせは、
042-483-3604(10時~17時)
※電話番号は、お間違いの無いようおかけ下さい。
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唯担保付で譲渡するか、私どもが処分して譲渡するかは今から決めます。
競売になる前に、貴方の方で自発的に任売を御願いできませんか。」
貸付の言葉は冷たいです。
30年間、リフォーム専門でした。
その間、1軒の工務店の下請けでした。学生時代の友達の家業の工務店です。
友達はよく面倒見てくれました。
その友達の工務店が予想だにしない倒産です。
頼り放しで営業なんてした事は有りません。
おまけにそれから2ヶ月、経たないうちに震災です。
ぱったり売上が無くなったのです。
大分前に彼はビジネスローンを借りたことが有ります。
銀行からの売込みが激しく、特に必用でないのに借りてしまいました。ほかに借入は有りません。
順調に返して居ましたが、リーマンショック以後、仕事が減って返済が苦しくなりました。
この時、銀行は自行のプロパーを返済させるために、保証協会付で3000万の融資をしたのです。
プロパーと保証協会の返済以外は殆ど減らないお金でした。
しかし、親会社とも言うべき工務店が倒産してからは、全経費も持ち出しとなります。
彼は従業員を全部解雇しました。退職金は有りません。事務所も引っ越す予定です。
それに銀行も変え様と思います。いざと云う時預金拘束が有ったら、堪ったものでは有りません。
その前に返済を減額したいです。今のままではピンチが見えて居ます。
返済猶予が始まって1年、彼はこんな制度を知りませんでしたが、知人から教わって返済猶予を申し
込みました。
貸付係は簡単では有りませんでした。
貸付は工務店の倒産を知って居ました。彼との結び付も知っていました。
根掘り、葉掘り今の仕事を聞きました。将来とも仕事の目安は何にも無い事を見破ったらしいです。
「保証協会付の震災の復興資金が有りますよ。保証協会に融資保証を御願いしなさい。」
早速行きました。
「貴社は融資の対象では有りません。其れと、売上が極端に減少して居ますから、総枠が減って、
保証高は限度をオーバーして居ます。しかし返済猶予は受け付けます。」
体よくあしらわれただけです。
貸付係は新たな提案です。
「事務所を変わると云って居ましたが、決まったら、私を其処に案内してください。
其れと、プロパーだけでよいですから、自宅を担保にしてください。」
自宅は以前の融資の時にも話題に上がりました。
しかし借地。それも使用貸借です。叔母との貸借でしたが今は叔母の子供に名義が変わって居ます。
それに、建物は叔母の敷地を利用しまいたが、容積率・建蔽率共に違法です。
その上ローン残が有り、この時は担保価値無しとして無担保融資でした。
あれから殆ど同じですが、其れを今回は出せと云うのです。
「担保にするのに地主の承諾が必用でしょう。叔母はしません。第一私の権利証は叔母に預けて有ります。」
「承諾書ぐらいは何とかしなさい。権利証は保証書で代わりになります。」
と不正を示唆です。
この時に知人は猛反対でした。
「何時かは返せなくなり、銀行と争うようになる。其れだったら今しなさい。一旦家を担保にすれば
どんな事情が有っても貴方には戻りません。従姉妹が買い戻してくれれば別ですが。」
しかし彼は銀行の要求を全部満たして返済猶予を行ったのです。
1年経ちました。資金は500万に減って居ます。
と云うのは、彼は以前のリフォーム先からの紹介で、小さな店でワインバーを始めたのです。
銀行には内緒です。世田谷有数な土地柄と聞いて居たのですが、甘くは有りません。
ましてや、ワインバーどころか客商売も初めてです。
唯最近は赤字が少なくなって居るのが救いです。
でももう銀行返済は金利すら不可能でしょう。
ワインバーを隠して、払えないことを銀行に告げました。
銀行は保証協会付の代位弁済は直ぐに認めましたが、プロパーの800万に対しては諦めません。
1年間で何でこんなにお金が減ったのか。疑って居ます。
残高を他行に移したことも怒りを買って居ます。
担保をお金に変えると彼を責めて居ます。
自宅が競売になれば従姉妹はむしろ喜ぶでしょう。
今のままでは土地は従姉妹のお金には成りません。
彼から離れれば、賃貸でお金が入るか、または土地を買い取って貰えるかも知れません。
昨年はまだ若干余裕がありました。
その余裕が彼の判断を狂わせ、タイミングが狂いました。
昨年、知人の言う通り、返済を中止していれば、自宅の件は起こらないばかりか、
1年間返済したお金も溜まった筈です。
今頃悔やんでも遅いです。
タイミングを合わせること、むしろ自分の腹一つで決まるのではないでしょうか。
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