「今年はついています。」
と飛び込んできた知り合いがいます。
聞けば、今後扱いたいと思っていた部門だけが纏まった小さな会社と知り合ったそうです。
ズバリその会社を買収したく、そこの旦那、つまり社長と交渉中でした。ところが、師走も半ば、旦那は交通事故で急死したのです。
残った家族で旦那の後をやりたいという人は誰もおらず、結局はただ同然で株を全部譲ってくれると電話があったそうです。
株があれば会社も自分の物と同じです。
知り合いは喜びを隠し切れません。
「でもね」
反論しました。
その会社の内容を把握していますか。特に債権者を掴んでいますか。
会社が自分の物になるという事は、その会社の借りて借金も自分の物になります。
借金について責任を負うため、多ければ大変なことになります。
借金の明細はご存知ですか。
ところが知り合いの返事は、予想もしていませんでした。
その借金は奥さんが全借入の保証をしています。
旦那が死んだから今では奥さんしか保証人は居りません。
奥さんはこのことをよくご存知で、間近く破産をするらしいです。
そうすれば、借金について責任のある者はいなくなります。
こちらに回ってくることもないでしょう。
彼は8000万の借入れは保証人の破産によりなくなると思っているのです。
債務者は会社という概念がどこかにすっ飛んでいる見たいでです。
中小企業で何も知らない親父さんの会社、こんな考えの人は結構いるのではないでしょうか。
この会社も偶然私のところに来たから、株の買い占めでなく、営業譲渡の形に切り替え交渉します。
会社そのものの譲渡を受けたならば大変な事になるところでした。
「今年はついています。」と勇んできましたが、そのために大きな損失につながることを免れました。
確かについているかもしれません。
と飛び込んできた知り合いがいます。
聞けば、今後扱いたいと思っていた部門だけが纏まった小さな会社と知り合ったそうです。
ズバリその会社を買収したく、そこの旦那、つまり社長と交渉中でした。ところが、師走も半ば、旦那は交通事故で急死したのです。
残った家族で旦那の後をやりたいという人は誰もおらず、結局はただ同然で株を全部譲ってくれると電話があったそうです。
株があれば会社も自分の物と同じです。
知り合いは喜びを隠し切れません。
「でもね」
反論しました。
その会社の内容を把握していますか。特に債権者を掴んでいますか。
会社が自分の物になるという事は、その会社の借りて借金も自分の物になります。
借金について責任を負うため、多ければ大変なことになります。
借金の明細はご存知ですか。
ところが知り合いの返事は、予想もしていませんでした。
その借金は奥さんが全借入の保証をしています。
旦那が死んだから今では奥さんしか保証人は居りません。
奥さんはこのことをよくご存知で、間近く破産をするらしいです。
そうすれば、借金について責任のある者はいなくなります。
こちらに回ってくることもないでしょう。
彼は8000万の借入れは保証人の破産によりなくなると思っているのです。
債務者は会社という概念がどこかにすっ飛んでいる見たいでです。
中小企業で何も知らない親父さんの会社、こんな考えの人は結構いるのではないでしょうか。
この会社も偶然私のところに来たから、株の買い占めでなく、営業譲渡の形に切り替え交渉します。
会社そのものの譲渡を受けたならば大変な事になるところでした。
「今年はついています。」と勇んできましたが、そのために大きな損失につながることを免れました。
確かについているかもしれません。