かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

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狙って居た相続

2016-05-13 | 雑感
資金担当専務の父親が死んだ。
その寸前、会社は倒産したらしい。詳しいことは家族は何もしらない。
妻と、長女の二人家族だ。

自宅は母の名義、結婚の時に実家の親がこの資金を出してくれた。
夫の遺産は300万の預金と中古の安い車しかなかった。
全て正式に母が相続をした。
父は会社の借金の保証人になって居たが家族は誰一人そんな事を知らない。

父が他界して3年、今までにお家の立地が悪いため、母の家を売り、それに娘の持ち金を
加えて新居を買った。
母方の祖父が娘に贈与したお金が有った。

名義を二人の物にすればよかったが、当時娘は看護婦資格の学校に通い育英資金を受けていた。それが不動産も持っているとなれば中止になる恐れがある。
家はどうせ自分の物になると云う理由で母一人の名義にした。

それから半年、保証協会から1通の書類が届いた。
「貴方方は父親の相続人だ。父親には大きな保証債務が有る。これを払って下さい。」

そして家のこともすでに調べて有った。
「貴方には自宅が有ります。これを担保にしてください。
 出来ない場合は法的処置を取らしてきた頂きます。」

この事件は弁護士などすべての人が担保にせざるを得ないと諦める中、一人のコンサルタントの指導で希望通り解決した。

その点は助かったが、何かすっきりしない事が有る。
それは、なんで父親が亡くなって4年近く後に相続人だ、動かせないと言ってきたのであろうか。

これが早い時期ならば、母娘とも相続放棄は出来て、何も問題は起こさなかった筈だ。
仮にその時期が過ぎていても、母の自宅はどう処分も出来たはずだ。
名義を変えても詐害行為にはならなかった。
最悪でも娘の出した分まで全部をは相続人の名義にすることなどなかった筈だ。

付け加えるが、娘は何も相続して居ないから、「負の相続は知ってから3か月以内には出来る。」と言う規則を適用し、相続放棄は出来た。

どうにも逃げれなくなった時に保証協会は短刀を突き付けてきたのだ。

あのコンサルタントと会う事が出来なかった場合は、家は担保に取られ、おそらく母が
亡くたった時に、娘が相続放棄をすることを狙ったて居ただろう。

汚い行為だ。
故意か偶然か解らないが、タイミングから見て狙って居たとしか思われない。

保証協会は父の死亡は返済が止まったからすぐにわかった筈だ。
その時に連絡するのが当たり前ではないだろうか。


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