「預金は無いから差押も平気。」嘯いていた顔も差押になると一変する。
実際に預金は無事だが、信用が吹っ飛んでしまう。
例えば、住宅ローンの返済に入金があっても、其れは大丈夫だが逆にローンが
不良になり其の処理で大童になる。又、入札資格に影響する事もある。
空振りでも差押はうるさい。
転売された債権をサービサーが請求してきた。どう調べても時効だ。直ちに時効の
援用通知を発送した。3日経ってサービサーから電話が有った。書類が事実ならば
時効に間違いないから原因証書を全て戻すと。ご丁寧だ。
転売される債権なんて、原因証書だけで後の付帯書類は無く、行われるだろうか。
弁護士は鼻高々です。
1億6000万の債務を3,000万に負けさせたのですから。
「ご苦労さん。」
労をねぎらったものの社長は不満です。債務者は倒産した居ません。1億6000万の保証債務がもろにかぶって来ました。
「サービサーとの和解は5%くらいが最高だと云うではないか。せめて10%の1600万には
ならなかったのか。」
弁護士は成功報酬として負けさせた1億3,000万を云うでしょう。其れが1000万だとすれば
何の事は無い4000万の和解です。
「彼の云った通り自分でやるべきだったか。
彼にやらせた方がまだ成功報酬が無いだけましだったか。」
悩んでも追いつきません。
この、サービサーからの保証債務請求の件は、弁護士に依頼する前に、顧問のコンサルタントの彼が取り組んで居ました。
交渉を終えたコンサルは言いました。
「これ以上私が交渉しても無駄です。今の私ならば即金で2500万ならば和解可能です。
之が無理の場合は、社長、ご自分でやりなさいよ。
ご自分だったら2000万には確実になります。
方々でこうした問題を扱って居ますから、わかります。感から押して間違い有りません債権債務の問題は自分で交渉するのが一番です。
交渉の仕方は、ご納得されるまでアドバイスをします。」
その場は、そうするつもりが、社長は念の為に、弁護士と相談し、つい和解交渉を依頼をしたのです。
其の弁護士が組んだ和解。断りは出来ないな、社長は弁護士の提示案を了承したのです。
一寸したことが2000万の違いになったと確信して居ります。
この時からもう5年以上経ちます。
其の前から、彼は債権債務の事は自分が交渉すべきだと云う意見でした。
豊富な経験がそう云わせていたのです。
彼には次の様な経験も多かったのです。
債務者の社長に依頼され、サービサーと交渉した時です。社長は隣で聞き役です。
「当方はどうしても300万以上出せません。之でご検討ください。
NOの場合は我々も覚悟をして居ます。」
最後通牒をして帰ります。
すると、必ずと云って良い位、サービサーから直接社長に電話が有ります。
「もう50万上げませんか。350万ならば手を打ちます。」
殆どの社長がOKです。中には少し値切って330万にした人も居ます。
そこで、ある時、社長に「若し電話が会ったら」と云って次の様に言わせたのです。
「私はこの交渉を彼に一任して居ますから、彼が言ったことを否定はしませんが
今日の提案には不満です。
今の会社は300万も出せないことは何より彼が知って居ます。
お宅喪彼の案に反対でしたら、この案はご破算として下さい。
改めて200万ではどうでしょうか。」
結局260万になった事が有ります。
差押だって恐れませんよと迫力ある社長が云った方が効果が違います。
資金円滑化法は終りました。
アベノミクスで大はしゃぎです。
でもやっぱり、今になってリスケが始めて必用になったり、整理を考えなければという
企業も少なく有りません。
気のせいか、円滑化法がある時、返済元金の交渉はどこも社長が自分でやっていました。
所が、其れが済むと急に交渉にしり込みをする人が目立つようにたって気がして居ます。
経営改善計画などは社長が自分で作って自分で説明してこそ、価値が出て、之を
他人が作って他人が説明したのでは、信頼すら出来ません。
債権債務・資金関係の交渉は経営者が自分で交渉しましょう。
弁護士やコンサルタンとはそのための相談相手です。
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6年前にN公庫の借入保証をした為、徹底的な調査をし、相当な金額で和解した。
和解書でなく保証書の返還だった。もう1軒保証をして居り、時間の問題と騒がれて居たが今回倒産した。
この時、此処も一緒に処理を頼んだが、口では考えると云ったが保証書は戻らなかった。
今回の話し合い、どうなる。
競売三点セットが、全国何処でもNETで取れる競売BITは非常に便利だ。
物件種類・場所・価格など、又、入札日でも必用の物件を探せる。
特に事件番号で探せば一発で探せる。
所が甲府裁判所で事件番号で探したが、25年分は出ない。24年までは出る。
全国此処だけだ。怠慢じゃあない。
最初単純な相談と思った。其れが話していると、飛んでも無く複雑で難しい問題だった事は良くある。
答えが出なく時間を貰う事もある。今日もそうだった。5時間以上討議をしたが、自分に納得できる案は出なかった。
今晩眠れるか解からないが、たまには悩む問題にぶっつかった方が張り合いがある。
法的な債権回収にひどいやり方、おとなしいやり方等ある筈が無い。と思っても差押のやり方には雲泥の差がある。
何も無い、被害は無いと思って居ても立て続けに30箇所を2回も差押されると全部が空振りであっても気が辺になる。
法的でなくて神経戦である。このサービサー、取り締まりは出来無いか。
サラリーマン妻の離婚の時の婚姻費(別居時代の生活費)・養育費などは相場表に従う。
不審に思うのは、この相場が稼ぎ手の男に甚だ有利になって居ることだ。
20万手取りの男が妻と子供に支払う額が月約6万になって居る。
円満な家庭ならばあり得ない数字だ。民法の改正、明確な指針がでないか。
近くの道路で躑躅のバリカン刈りが始まった。愛情の無い手入れだ。
我が家も、かっては大きなきれいな花を咲かした躑躅、手入れをしないから段々花は小さくなり花期も短くなった。
今年は、早くにたっぷり1日かけて剪定と手入れをした。葉っぱが近年に無く元気だ。来年が待ちどうしい。
元金の返済を3分の1にしてお願いして居ります。最後の期限がやってきました。
銀行にもう1年の延期をお願いしても、銀行はどうしてもうんと云いません。
全額保証協会付きですから代位弁済して貰おうと云って居ます。
何とか続けて頂く方法は無いでしょうか。」
「それで、決算は黒字?」
「黒字だったり赤字だったり、累計すると若干の赤字です。今回も僅かですが赤字です。」
「その都度経営改善計画は提出しているでしょう。其れと実績とは全然違っているのでは
ないですか。」
「まあ 其の通りですが。」
又、返済猶予がこじれかけて居ます。この四月過ぎです。
現場で相談業務をしていると、はっきり傾向が掴めます。
昨年の今頃、詰り梅雨時期は誰もリスケなんて騒ぎませんでした。
「経営改善計画を作って持っておけば銀行は一発で認めるよ。
金利だけ払っていければ会社は続けられるよ。」
所が秋に入ると、急に「もう延長をしてくれない」と云う声が上がりだしたのです。
円滑化法の期限切れを控えて予想通りでした。
「改善計画なんて、持って行っても見向きもしないですよ。銀行にはもう延長する気が無いでしょうね。」
事実、当時の日経新聞などにも「資金円滑化法の期限切れを見越し、引当金の増加が
始まっている。現在で既に1100億で、昨年の1.5倍以上」と、其れを裏付ける記事が載って居た事を思い出します。
当時の政局は大荒れに荒れていました。
こんな1法案の話じゃあ無いと思って居ましたが、11月金融相の談話が発表になりました。
「何だ。今後もリスケをしてくれるのだって。、今までと変らないよ。」
事実、今談話が出て1ヶ月もすると、もう書換えはしてくれないという相談はぴったりなくなりました。
その後も心配した何人とも相談をして居ますが、いずれも書換え期間が1年から半年になっただけで、
さして心配は無いと印象を持っていました。
3月31日の期限日は「之で法の庇護でリスケをして居る人は、最長で9月の末になったわけだ。
本法案を利用した人が約300万人だそうだが、これ等に人が其れまでに又一斉に書き換えが有るわけだ。
問題が起きなければいいが。」余分の心配をしたものです。
それからもう2ヶ月以上経ちます。
其の間に書換えの有った人は心配して電話を呉れました。
「大丈夫ですよ。大臣が心配ないと保証をしたです。
ただ、もう法律は有りませんから。次第に厳しくはなるでしょう。
ですから、経営再建計画だけは真面目に作って持っていきましょう。
それにこれからは半年切り替えになりますよ。」
質問者を、力付けてきました。
所が最近、こんなに簡単じゃあないと云う例が相継いだのです。
3万でも5万でも増額を要求される例が出ました。
冒頭の例のように、今のうちに保証協会に代位弁済をしてくださいと云われるところも出ました。
今までは通常債権の所がです。其の代位弁済者は、この銀行の住宅ローンが残って居ます。
之はどう考えて居るのでしょうか。
今日までは今までと同じ、改善計画と云う計画書を持ってさえ行けば、借入書換えは
してくれえると信じていたのが、間違いらしいです。其れも日ごとにきつくなっていくと感じます。
新しい方針が示されて居ない。あの大臣談話が最後だから、この談話の解釈に間違いがあるかも知れない。
もう一度、談話の読み返しです。
その結果次のことに気づいたのです。
「無常件に書換えを認める。」と云う解釈は間違っていた。
「再建に見通しができ、5年以内には再建達成の時期も見える企業。」であることが条件です。
其れを経営改善計画で判断すると云うのです。
零細企業、こんな計画など考えて居ません。
今までは適当に数字を当てはめただけか、税理士に依頼です。
其れも利益が出るように、単なる右肩上がりですから参考になる計画書なんて非常に少ないです。
電話相談ですから、計画と実績の比較をしていませんが、今回スムーズに行かないところはそんなところばかりで有ると云う気が強いです。
今後もそんな所が銀行から槍玉に挙げられらそうな気がします。
経営改善計画、世にも珍しい将来債権が担保です。古今東西こんな担保は無かったでしょう。
其れをする我々も気軽に考えずに、苦労して再生案を盛り込んだ計画を立て、
いつでもチェック可能にしなければなりません。
そうした所は続けて書換えもすると思って間違いないと思います。
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