私は基本的に“虫”とはうまく共存していければと、常々考えて生活をしています。ですから、蚊や蜂のように、子ども達に危害を加えたり、子ども達の勉強環境を乱したりする存在は別として、蜘蛛や小さな昆虫類などが教室に侵入してきたときなどは捕まえて、外に逃がしたりしています。
そういう方針でいるのですが、今日は、残念ながら「アブラムシ」を大量に殺しました。(殺しきれてはいませんが・・・。)
毎年、学舎の門のところにある梅の木には大量のアブラムシが発生します。今年も、4月中旬くらいでしょうか、その発生を確認しました。そのまま放って置くと大量増殖して大変なので、見つけた段階で手元にあった「アースジェット」を吹きかけました。
「アースジェット」はハエや蚊のように、気門で呼吸する昆虫をやっつけるものだということは知っていましたが、これでアブラムシたちにも少しは効くだろうと思っていました。(そのときは、アブラムシ用の殺虫剤が手元にあることを忘れていました。)
結果は、効いたのか効かないのかは別として、その後しばらく増殖しませんでした。ほっとしていた矢先、先週金曜日に見てみると、かなり増えていました。「これはやばい!」と思ってすぐに処置をしようと思ったのですが、雨が降ってきたので何もせず放置していました。
そして、2日経った今朝、学舎に来てみると、梅の木の何本かの枝がしおれて、垂れ下がっていました。よく見るまでもなく、アブラムシの大量発生が確認されました。2日前とは見違えるほどの増殖振りで、もう手遅れであることは間違いないと思われました。
そして、そのまま放置しておくと、学舎に来る子どもたちの頭の上にアブラムシから発する粉のようなものや、油状のものが落ちてくる可能性があります。仕方が無いので、思い切って梅の木の枝という枝をほとんど切り取ってしまいました。それとともに僅かに残っていた、アブラムシ用の殺虫剤をまきました。
梅の木には申し訳なかったのですが、丸坊主にしてしまいました。
切った枝には大量のアブラムシが付着しています。↑
残った枝葉にはこの残っていた2本の殺虫剤を散布しました。これらもあまり効いた記憶がありません。
無益な殺生を避けようと、何年か前には、アブラムシが発生する前に、牛乳を希釈したものが発生を抑制すると聞いたので撒きました。でも、撒いたのが一回限りだったせいか効果が無く、その年も見事に大量発生されてしまいました。また、ある年は「木酢液」を事前に撒きました。でもこれも、何回もやらなかったせいか、功を奏しませんでした。
また、ここ何年もアブラムシが発生するたびに、アブラムシ用の殺虫剤を買って散布したりしましたが、その増殖を抑えるのがやっとといった具合で、目を見張るような効果は見たことがありません。
ということで、アブラムシとの戦い(戦いたくはないのですが、どうすればよいのでしょうか?)は、もう11年連続の完敗です。それにしても、どうしてあそこまで大量発生しなければならないのでしょうか?子ども達に直接迷惑がかからなければほうっておくのですが・・・・。