中学1・2年生の数学の進め方を変えてみました。
今までは、単元ごとにホワイトボードを使って“おかさん”が要点を伝える方式をとっていました。
そして、その後は各人ごとにテキストを進めていくように指導していました。
この方が、一人ひとりに同じことを教えなくても済むので効率的だと思っていたのです。
ただ、結果は悲惨でした。“おかさん”が注ぐ水は何人かの生徒には受け止めてもらえず、あふれこぼれるばかりのような状態でした。
また、一旦“おかさん”の説明を聞いて納得したっものが、次週にはすっかり忘れ去られているということが、度重なりました。
つまり、学舎での学習がうまく機能してない証がそこにはありました。
そこで、教えるのをやめました。ちょっかいを出すのをやめました。小学生はすでにこのスタイルで学習して成果を上げています。ですので、学舎本来の学習スタイルに戻す感じです。
“おかさん”は、教室の前の席にドンとすわり、わからない生徒が質問に来るのを待つことにしました。
まだこの方式に変えたばかりなので、その効果は未知数です。
でも、この方式だと、生徒が欲しいと望むからヒントを与えるので、“飲み込み”と“定着”が高いような気がします。
果たして、どのようになっていくのか?判明し次第、その結果はお知らせいたします。
それにしても、目の前で数学の海におぼれている生徒を、見て見ぬ振りするのは、かなりの辛抱強さが必要です。お陰で、かなり疲れました。
<追記>
昨日の「知的Game」では久々に「イージーキューブ」を行ないました。
新しく入った子がいたのですが、その2人が簡単な段階をドンドン進めていくことが、他の子の進展の起爆剤になったような気がします。
周りのみんなも、いつも以上に段階を進めてくれました。
不思議なもので、集団で何かを行なうと、集団としての調子のよしあしがはっきりします。
誰かが幸先のよい進展を見せることが、その日の全体の進展を促進します。
この子はぶつぶつ言いながらも、2つも進めました。
その横の女の子も、こんな難しいのを完成させました。