小学生の教科書が改訂され、それに合わせ塾用のテキストも昨年から全面改訂されました。
今年の6年生は、「組み合わせ」や「並び方」、「確率」といった内容の学習(中学2年生の数学で習う内容)を、いとも当たり前に行なっています。
Xを使った文字式(方程式もどき)も当たり前です。
しかし、この難しくなったことで、今の6年生たちから不平不満が出ているかというと、全くそんなことはありません。それが当たり前だと思っているからなのです。
そんな中、中学生の教科書が来年度から全面改訂されます。小学生の教科書が改訂されたのに合わせ、内容が濃くなっています。
そして、それに合わせたかのように、今年の冬季模擬テストの内容は、難しくなっていました。数学も英語も、何年か前の内容の濃い状態に戻ってきています。
“おかさん”もいつの間にかぬるま湯に慣らされてしまっていたせいか、ちょっと難しい問題を見ると、「えっつ!」とびっくりしたりしています。
もちろん、何の前触れもなく難しい問題を出された生徒達は、たまったものではありません。数学などでは、全員が全く歯が立たない問題などもありました。
以前からすると格段に難しくなった問題を当たり前のことのように解いていく小学生がいる一方、急に難しい問題を目の前に突きつけられて、しかめ面をしている中学生がいます。
「脱ゆとり教育」の転換期ならではの光景でしょうか?