丸の内の三菱一号館美術館で展示中の「KATAGAMI STYLE」。
アールヌーヴォーにも影響を与えた日本の型染めの文化を、海外で保存されていた型紙や各国の文様とあわせて紹介している企画展。ガレやラリック、リバティのテキスタイルも、日本の型紙文化が元になっていたのですね。なるほど、だから彼らの作品は日本人になじみやすいんだ!
母の生家が南部型染めの染め物屋なので、型染めは、私にとっても小さいころから身近なもの。実家の座布団カバーやセンターマットなど、茶の間や玄関のファブリックはほとんどが南部型染め。
80を超える母の長兄は今も現役で仕事をしていて、時には、自分でミシンも踏んでいます。
これも伯父の作品。
わたしの一番のお気に入りは、花の文様が広がる紅色地の炬燵掛け。小さな点で図柄が描かれている繊細な作品で、細やかな職人の技は、身内ながらすばらしいな、と思います。
さて、冒頭のモノは、企画展の限定品です♪
黒い型紙・・・?これ、焼のりなんです!
おもしろいでしょ。 母にみせたくて買ってみましたー♪ 食べるのはもったいないですね。1枚¥840というお値段からして・・・やはり一枚ずつカッティングしているのかしら?
伯父がみたら、びっくりするだろうな。
三菱一号館美術館 HP