okashihimeのおやつな生活

   こんなお菓子やあんなお菓子・・・そして、ときどきごはん。

小笠原伯爵邸 焼き菓子セット

2021-08-01 23:44:51 | 美術館のおやつ

 3年ほど前、小笠原伯爵邸の見学会に行ってきました。

 結婚式などにも利用されているレストランですが、なかなかいく機会もなくて・・・思いっきり見学できるチャンス

 1927年(昭和2年)に建築されたスパニッシュ風の邸宅は、旧小倉藩主、小笠原長幹の本邸。建設当時は2万坪も有しており、別館に子供部屋や茶室もあったそうです。設計は、曾禰中條建築事務所。慶応大学図書館なども手掛けてた当時最大の建築事務所です。

 葡萄棚をデザインしたひさし(キャノピー)をくぐると、鳥かごがデザインされた扉がお出迎え

 館内のあちこちに鳥がデザインされていて、別名「小鳥の館」と呼ばれているとか。そういえば、玄関先の木も鳥さんカットになってましたね

 玄関ホールの天井には小川三知のステンドグラス(復元)。鳩のデザインですね。かわいらしい!

 小花も こちらはオリジナルを締め直したもののようです。

  グランドサロン(大食堂)は重厚なたたずまい。

 テーブルは当時のもの! ここで家族そろって食事をすることはほとんどなかったようで、お客様用だったのかな?

 テラスは現在はレストラン席に。右手はかつての書斎、居間だったスペース。

 イスラム風のシガールーム。当時の習わしだったようですよ。円形の部屋に放射線状に椅子を配置。旅先でここで撮影したポスターをみつけてびっくりしたことがあります 印象的なお部屋だったので、すぐわかった!

 ブルーと色調と金模様がエキゾチック。

 外側からみるとこんな外観になっています。意外とカワイイでしょ?

 小花を散らした装飾タイルは小森忍によるもの。銀座ライオンのビアホールの壁画も手掛けた陶磁器研究の第一人者です。

 パティオもありますよ

 館内の照明はほとんど新たに設置されたものだそうで、建築当時のものはこれだけ。

 小笠原家の表紋、三階菱がデザインされてます

 見学の後、館内のカフェ、OGA BARでお茶をして。

 ケーキは売り切れだったので、焼菓子セット(¥900+税)を。

 パウンドケーキ、クッキー、生チョコ、ギモーブ、パートオフリュイ。

 帰る頃には日も落ちて、玄関もまた違った雰囲気に。レトロ建築、堪能しましたー

 サイトではWEB邸宅ツアーもできるので、興味のある方はぜひ。地下のワインセラーは、もしかして昔のお風呂? うーん、見に行きたい!

 

小笠原伯爵邸

東京都新宿区河田町10-10

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東京都庭園美術館 ラリック・バタフライブローチのデザート

2021-08-01 00:09:48 | 美術館のおやつ

 東京都庭園美術館で開催されているラリック展(「ルネ・ラリック リミックス」(2021.6.28~9.5))。

 ラリックが照明などを手掛けた旧朝香宮邸でラリックの作品が展示されるなんて! 贅沢な企画展 

 金魚の鉢! 涼し気~。

 美しいブローチ 蝶々、ですね。

 館内のCafe TEIENでこの作品をモチーフにしたデザートをいただきました

 「ヴェール ヴェリーヌ」(¥880)。ホワイトチョコのバタフライを添えたグラスデザート。赤肉・青肉のメロンをのせて、オレンジマスカットのワインで風味づけ。下部分はパンナコッタ? 大人っぽく、さっぱり上品な夏のスイーツです! +¥550でドリンクとセット。

 一昨年、朝香宮邸の建築にフィーチャーした企画展があって(「1933年の室内装飾」(2019.7.20~9.23))、そちらの方がきれいに撮れているので、以下はその時のもの。 

 1933年(昭和6年)竣工の旧朝香宮邸。パリでの滞在経験から、朝香宮夫妻が自邸の部屋の設計をフランスの芸術家、アンリ・ラパンに依頼。アール・デコ満載のレトロ建築です。

 玄関で迎えてくれるのはラリックの天使像。

 美しい天然石のモザイクタイル。

 大きな香水塔はラパンのデザイン。

 大客室のラリックのシャンデリア、存在感があります!

 大食堂。

 ラジエーターカバーはお魚。各部屋ごとにデザインが違ってて、比べてみるのも楽しいですよ。

 パイナップルやザクロをモチーフにした照明。これもラリックがデザイン。

 この照明もすき!

 2階の階段照明も好きなスポット。

 天井の漆喰模様、芸術的

 どの部屋も照明がおしゃれ!

 バスルームもタイル。排水溝のふたもなにかデザインされている?

 妃殿下の寝室のラジエータは、妃殿下がデザインしたもの。

 

 優美ですね

 姫君のお部屋のラジエーターは百合

 このときは3階のウィンターガーデンも見学できたんですよ。人工大理石の市松模様がモダン。

 排水溝もすてき! どこをみても、美しい邸宅ですね。

 さて、カフェではサンドイッチとケーキをいただいて。

 スモークサーモンと香草クリームのサンドイッチ(¥700)。

 デザートには、企画展コラボスイーツ、ブランシェ(¥880)。

 香水塔をイメージしたんですって。メレンゲを渦巻にしぼって焼き色をつけて。

 中は、スポンジ、ババロア、ホワイトチョコ、クリーム、土台はタルト。

 園内の茶室「光華」、こちらも重要文化財です

 菊の御紋ですね

 ・・・ほんと、旧朝香宮邸、すてき。毎回うっとりしちゃってます 

 

東京都庭園美術館 HP   & 庭園美術館でのおやつ

 

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