okashihimeのおやつな生活

   こんなお菓子やあんなお菓子・・・そして、ときどきごはん。

お抹茶とお菓子 @旧岩崎邸庭園

2021-01-12 00:15:28 | 美術館のおやつ

 昨夏のおさんぽ。

 上野の旧岩崎邸庭園に行ってきました! 久々です。たぶん10年以上ぶりぐらいかと 平日だったので、ゆっくり見学。

 三菱財閥の創始者、岩崎彌太郎の長男、三菱第三代社長の久弥の本邸で、敷地は最大時で1万5千坪、20棟を有するお屋敷だったそうです。東京ドームと同じぐらい? もともとは旧越後高田藩榊原家屋敷跡だったとか。現存する洋館は鹿鳴館などを手掛けたジョサイア・コンドルによるもので、1896年(明治29年)建築。国の重要文化財の指定を受けています。きれいに手入れがされていますね!

 玄関を入って内側からみたところ。

 床のモザイクタイルはイスラム風?青色が美しい

 柱の意匠とか・・・わくわくします! イギリスのジャコビアン様式というようです。

 婦人客室の天井は花鳥をモチーフにした刺繍。手をかけていますね。さすが!

 テラスのタイルはイギリスのミントン社製。

 部屋ごとに壁紙や天井が違っていますよ。

 こちらは鹿鳴館で使われていたものと同じ唐紙。現存する版木でつくったそうです。

 豪華な金唐革紙をつかった壁紙も。

 これが版木ロール。

 続いて和館へ。ここは勝手口でしょうか? ステンドグラスがかわいらしい!

 和館には売店と喫茶がありまして、お抹茶とお菓子(¥850+税)をいただきました。

 お菓子は、菓匠花見さんの「ほおづき」。

 うっすらと橙色がかかる練り切り。中はこしあん。

 シンプルな造りの和館ですが、材料は一級品。長さ16メートルの長押は檜です。

 広間の床の間、富士山ですね!天下の山

 あちこちに、三菱の家紋にちなんだ菱形マークが施されてます。欄干や書院の障子の組子とか・・・

 襖の引手や釘隠しなどにも

 そうそう、外の土塀にも菱形が。

 岩崎家の家紋、重ね三階菱。この家紋と土佐山内家の三ツ柏を重ねて誕生したのが、三菱のスリーダイヤマークなのだそう。

 山小屋風のこちらは撞球室(ビリヤード室)。洋館と同じく、コンドルが設計。校倉造り風ですね。

 地下で洋館とつながっているそうです!

 ・・・現在は、臨時休園中とのこと。桜が咲く頃には落ち着いて再開するといいですね。

 

旧岩崎邸庭園

 


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