ホテルの窓から外を見ると、曇り空です。
でも、雨の心配はなさそう。
ホテルを出ると、北海道が昨日よりもくっきりと見えます。
北の大地をBROMPTONと走るのは、いつになるでしょうか。
走り出すとすぐに、かの有名な階段国道に出くわしました。
標高差70m、362段の階段です。
階段の脇にタイヤを乗せて、えっちらおっちらと降りていきました。
上りだとどうしようもないですね。
下りで助かりました。
階段を降りると、339号線は海岸にそって走ります。
アップダウンのほとんどない、車の通りもほとんどない道を軽快に走っていくと、
義経寺というお寺がありました。
奥州平泉で生き延びた義経が、竜飛崎から蝦夷に渡ったという伝説があるそうです。
その後、モンゴルに渡ってジンギスハンになったという伝説もありますね。
国道339号線に別れを告げて、280号線に入りました。
朝方は曇りだったけど、綺麗に晴れ渡ってきました。
国道280号線の脇には、岩屋観音堂がありました。
岩陰の小さな祠に観音様が祀られていました。
お昼近くに、平館灯台のそばに食堂を見つけました。
名物がイカハンバーグだそうです。
ぷりぷりとした触感で、おいしゅうございました。
280号線を走り続けると、青森市に入りました。
本州最北端の県庁所在地です。
「北のまほろば歴史館」というところに入ってみると、
大好きな千石船の模型がありました。
この旅で千石船を見たのは、何回あったでしょうか。
青森駅に到着。
昨日、BROMPTONの折れたスポークを治してもらうのに、
やきもきしていたのが遠い昔のように感じられます。
ホテルに入るには時間があるので、
BROMPTONをコインロッカーに預け、
駅周辺の観光巡りに。
駅から少し歩いたところに、青函連絡船の八甲田丸が係留されていました。
青函連絡船は、列車を運んでいたのですね。
めったに見ることのできない、船のエンジンも見ることができました。
12,800馬力のエンジンです。
でも、どうやって始動させるのかな?
佞武多を展示している「ワ・ラッセ」にも入ってみました。
テレビで見たことはあるけど、実物は初めてです。
絵が綺麗ですね。
奥さんにねぶたのフェイスタオルをお土産に買いました。
ほどよい時間になったので、青森駅に戻る道すがら、
日本縦断途中の自転車を見つけました。
見知らぬ台湾の方、
ここから九州まで、かなりの距離がありますが、
がんばって、完走してくださいね。
75日目
走行距離 83.7km(GPS計測)
総走行距離 7,258.5km
出発時間 08:00 (竜飛崎)
到着時間 15:00 (青森駅)
走行時間 7時間0分
平均速度 12.0km/h