【平成30酒造年度全国新酒鑑評会 金賞銘柄一覧(仙台国税局)】
〈秋田〉 天の戸/浅舞酒造
浅舞酒造は1917年(大正6年)創業。創業者の柿﨑宗光は、「天の戸は静かに明けて神路山 杉の青葉に日影さすみゆ」という古歌から、酒名を〈天の戸〉としました。〈天の戸〉とは天照大神の逸話で知られる「天の岩戸」のこと。ラベルなどに勾玉 (まがたま)があしらわれる由縁ともなっています。
蔵は横手盆地のまん真ん中。奥羽山脈に端を発する皆瀬・成瀬の川はこの横手盆地に沃野を生み、酒米の育つ田んぼをうるおします。そして、その川の一部が伏流水となって蔵の近くに湧水群をつくります。天の戸の仕込み水である「琵琶沼寒泉」もその湧水の一つです。酒米を育てた水が冬、今度は仕込み水としてお酒を育てます。
浅舞酒造は2011年より蔵から五キロ内の米で、純米酒だけを仕込んでいます。光と風と水の恵みを酒米という丹精の結晶にしてくれる「JA秋田ふるさと・平鹿町酒米研究会」の農家さんたちの米だけで千石を醸します。
水、そして米。
横手盆地の「とっておき」でつくった〈天の戸〉をご愛飲ください。
蔵内湧水「琵琶沼寒泉」
夏、酒米を作る水で冬に「天の戸」を仕込みます。水は酒の母です。酒の命です。酒米を育てる川の水の一部は地にもぐり、伏流水となって蔵で湧水となります。この水が天の戸の仕込み水となります。
天の戸では「酒は田んぼから生まれる」を信条としています。洗米は全量限定吸水で行っています。それぞれの品種の力が最大限に酒に表れるよう、量りかけしながら米を洗います。
和釜蒸し。麹は熱いまま、純米吟醸の掛け米は6度まで冷やします。
麹室の室温は35度。乾いた空気を麹にからめます。
醱酵。子供を育てるように朝と夕方、モロミに語りかけます。
搾り。天の戸では「全量古式槽しぼり」で酒を搾ります。しぼる前に急冷されたモロミは氷点下の体感温度。別名「袋折り」と言われるこの作業は我慢の仕事です。

*https://store.shopping.yahoo.co.jp/kuranosuke/amanoto-kinsyou-720.html# より
浅舞酒造株式会社 秋田県横手市平鹿町浅舞字浅舞388番地
銘柄一覧
「天の戸」純米大吟醸 35 《出品酒仕様》・純米大吟 45・純米酒 吟泉・美稲〈生〉 槽口生原酒・
「夏田冬蔵」純米大吟醸 ・純米大吟醸 《吟の精仕込み》・《星あかり仕込み》
「白雲悠々」純米大吟醸
「五風十雨」純米吟醸
「美稲」特別純米酒 などなど