いいもの見ぃ~つけた!

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<日本酒> 秋田 春霞/栗林酒造店

2020-12-29 07:28:33 | 日本酒

 【平成30酒造年度全国新酒鑑評会 金賞銘柄一覧(仙台国税局)】
 〈秋田〉 春霞/栗林酒造店

 

 栗林酒造店は、明治7年(1874年)秋田県六郷村(現美郷町)にて、栗林家5代目・栗林直治によって創業されました。かつての六郷は佐竹公の隠居の地で、商業の中心地でした。仙北平野の良質の米と、豊富な地下水に恵まれて酒蔵が20以上あったとされる地域です。
 春霞の銘柄はいつごろから使われたのか定かでありませんが、謡曲「羽衣」の一節、「春霞たなびきにけり 久方の月の桂の花や咲く~」から取ったといわれています。また、「霞」が古くは酒の異名であったことにも関係があるとされます。
 大正後期から昭和初期にかけて製造数量を増やし、現在の建物の大半はこの時期に建てられたものです。第二次大戦中には企業整備で仙北酒類製造(株)六郷南工場となりましたが、昭和30年に復活、『合名会社栗林酒造店』として独立しました。
 昭和44年(1969)からは地元六郷出身の亀山精司が杜氏を務めました。昭和50年頃より純米酒の製造を開始、全国清酒鑑評会で昭和60年に金賞を初受賞、以降は7度の受賞を重ねました。この時期の、協会9号系酵母での酒造りは、現在の酒造りの基礎のひとつとなっています。
 平成20年(2008)亀山杜氏の引退後は、代表社員(製造責任者)の栗林直章が酒造りを行っております。

*http://ozakishouten.com/product/%E6%98%A5%E9%9C%9E-%E7%B4%94%E7%B1%B3%E5%A4%A7%E5%90%9F%E9%86%B8-%E6%96%B0%E9%85%92%E9%91%91%E8%A9%95%E4%BC%9A-%E5%85%A5%E8%B3%9E%E9%85%92-r1by-720ml/ より

 

 合名会社栗林酒造店 仙北郡美郷町六郷字米町56

 

 銘柄一覧

 「春霞」黒プレミアム・白プレミアム・赤ベーシック・緑ベーシック

 「栗林」六郷東根・金沢西根 など

 

 「美郷錦」について

 美郷錦は、秋田県独自の酒造好適米です。酒造好適米として最も有名な品種は「山田錦」ですが、北国秋田では晩生品種である山田錦を栽培することは困難でした。そこで秋田に適した酒造好適米の育種開発が行われ、その結果誕生したのが美郷錦。現在、当蔵の酒造りは「美郷錦」なしには考えられません。
 当蔵では平成17年から美郷錦の契約栽培を始めました。大粒でタンパクが少なく、精米特性に優れている良米ですが、決して栽培しやすい品種ではないことも事実です。その意味では「プロのための品種」とも言えます。 仕込み水や使用酵母との相性が良く、当蔵の酒造りに適してると感じ、年々栽培量を増やしてきました。2019年度は、当蔵全体の八割以上に美郷錦を使用しています。

 

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<地理的表示(GI)保護制度> 登録番号 7. 鹿児島の壺造り黒酢

2020-12-29 07:20:35 | 食品

 登録番号 第7号 鹿児島の壺造り黒酢

 

 特定農林水産物等の区分 第27類 調味料及びスープ類 その他醸造酢(米黒酢)

 特定農林水産物等の生産地 鹿児島県霧島市福山町及び隼人町

 登録生産者団体 鹿児島県天然つぼづくり米酢協議会

 特定農林水産物等の特性 屋外に並べた壺を使って仕込み発酵するという独特な製法による米黒酢。発酵に6か月以上、熟成に6か月以上の長期熟成から生まれる特有の香りとまろやかな酸味。

 地域との結び付き 1800年代初期には生産が開始された伝統的製法による黒酢の発祥の地。一年を通じて温暖で寒暖の差が小さく、また、薩摩焼の壺が身近に得られる土地柄は黒酢造りに最適の地である。

*https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/i07.html より

 

 鹿児島の壷造り黒酢
 桜島を望む壺畑で、江戸時代から造られる琥珀色のお酢。

 ここが本場
 鹿児島県霧島市福山町一帯
 黒酢の里福山町は、鹿児島市から車で約60分、桜島がある錦江湾の奥側に位置しています。

 本物のゆえんと魅力

 現在「黒酢」と呼ばれる商品はたくさん出回っていますが、そもそも名前の由来は当地で造る天然米酢はできあがると黒っぽく色づくことから、この地で1975年に命名されたものです。製法にも特色があり、野外に整然と並べられた壷で、半年の発酵と半年以上の熟成を経て造られています。つまり、鹿児島の壷造り黒酢とは、米麹と蒸米、地下水のみで仕込まれ、壷のなかでじっくりと一年以上も寝かせて発酵熟成をうながし、黒っぽい琥珀色に色づいた天然米酢 のこと。
長期の熟成により、黒酢には旨味成分のアミノ酸が一般の酢よりも多く含まれ、特有の香味やコクを引き出しています。また、主成分の酢酸の他にも麹菌や乳酸菌の作用で多くの栄養分が溶け出し、調味料としてだけでなく健康ドリンクとしても注目を集めています。品質管理については、JAS規格に準じるほか、独自の厳しい規格基準を設けるに加え、独自の設備で微生物検査を実施するなど、安心安全面にも十分な注力につとめています。

 本物を育てた歴史と背景
 桜島を望む丘の壷で、江戸時代から造られる琥珀色のお酢。 
 壷造り黒酢の製造が始まったのは、江戸時代の中期1800年初期からです。なんといっても、福山町一帯は、三方を丘に囲まれ、温暖であり気温差が少なく、酢を造る菌が繁殖しやすい気候でした。丘の地質はカルデラのシラス層で、これにろ過された良質で豊富な水が酢の仕込み水に適していました。さらに湾には港があり、福山町は藩への年貢米の集散地であったため原料の米が入手しやすく、薩摩焼の壷が簡単に手に入ったことも黒酢の生産を支えてきました。つまり、この地にはよい酢を造るために必要な、きれいな水、米、壷が手近かにいつもあり、発酵に最適の気候風土であったことが、世界でもめずらしい壷造り米酢を誕生させる要因となったのです。
のちに当地の名産品となり、戦前には24件の醸造所がありましたが、米が統制品となり原料入手の困難や安価な合成品に押されて、多くの同業者が転業するなかでも、原料を薩摩芋に変えて伝統製法を守った人物がいました。現在は、美食だけでなく健康を気づかう人々からも支持され、戸外の丘の上で昔ながらの壷仕込みで黒酢が造られています。

*https://honbamon.com/product/02-kagoshima-kurozu/index.html より

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<漢字検定> 準1級 読み 48.回答 49.出題

2020-12-29 07:15:56 | 漢字検定

 前回の回答

 

 次の漢字(熟語)の読みを答えてください。

 


 問1 坤軸-こんじく-大地の中心を貫き支えていると想像される軸。地軸。

 


 問2 花圃-かほ-花ばたけ。花ぞの。

 


 問3 天蓋-てんがい-1 仏具の一。仏像などの上にかざす笠状の装飾物。周囲に瓔珞 (ようらく) などの飾りを垂らす。

             2 虚無僧 (こむそう) がかぶる、藺草 (いぐさ) などで作った深編み笠。

             3 貴人の寝台や玉座、祭壇・司祭座などの上方に設ける織物のおおい。

 


 問4 穎異-えいい-人にぬきんでてすぐれていること。さとく秀でているさま。

    *https://kotobank.jp/word/%E7%A9%8E%E7%95%B0-2012758 より

 


 問5 凋落-ちょうらく-1 花や葉がしぼんで落ちること。

              2 おちぶれること。落魄。

              3 容色などが衰えること。

              4 人間が衰えて死ぬこと。

 

 今回の出題

 

 次の漢字(熟語)の読みを答えてください。

 

 問1 冥利

 

 問2 茅屋  

 

 問3 祁寒

 

 問4 後胤

 

 問5 歯牙

 


 *漢字検定Web問題集 HP より

 *goo辞書 より

 ※答えとして表示している読みとは別の読み方がある場合もあります。

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<プライドフィッシュ> 愛媛-冬 愛育フィッシュ 戸島一番ブリ

2020-12-29 07:05:15 | 食品

 旬:11月~2月 漁師の愛情がたっぷり詰まった体。一口食べれば、口いっぱいに広がるとろける旨み

 プライドストーリー:脂が乗ったその身はまさに冬を代表するごちそう。我が子のように愛情を注いだ、渾身のブリ

 愛情を込めて、愛媛で育てた魚を「愛育フィッシュ」と呼びます。戸島一番ブリの名前になっている「戸島」は愛媛県宇和島市から西方へ20kmの宇和海国立公園内に位置する島。周辺海域の水深は60mで潮流も速く、豊富な栄養塩が海底から湧き上がる好漁場です。各家庭で一尾一尾を手塩にかけて育てられたブリは、肉質が均一で身は締まっています。ドリップ(魚の体液)が少なく、風味と旨みが長持ちするのが特徴です。
 戸島でブリ養殖が始まったのは昭和51年のこと。それ以来「如何に良いブリを育てるか」と考え、現在は家族だけで管理ができるように生簀は1戸につき8基と定められています。
 また、「父ちゃんが育てたブリをみんなに食べてもらいたい」という思いから、戸島の母ちゃんたちがブリ料理専門店「とじま亭」を出店。「炙りブリ丼」、「ブリカツ鍋」、「ブリの唐辛子味噌」などの新メニューを開発しています。育てるだけではなく、食べるところまでを提供。生産者家族、島が一丸となって取り組む「戸島一番ブリ」は、地域活性化の期待の星です。

 

 水揚げ漁港や漁法:成長の過程をすべて管理。安心・安全で美味しいブリをお届けします

 絶え間なく潮の流れが変化する漁場で養殖された「戸島一番ブリ」。運動量が豊富なため、身は尾の付け根までしっかり引き締まっています。
 生産は、稚魚、飼料、出荷まですべてを、生産者で組織した魚類養殖協議会で協議・決定する共同体制で行っています。ワクチン(魚病の予防接種)を接種させることで抗生物質の投与を最小限に抑え、漁網防汚剤を使わない金網生簀で飼育。餌はEPという配合飼料を使用します。これにより飼育管理がしやすいのに加え、日誌を記帳しトレーサビリティを確保。安心・安全で美味しいブリを育てるため、さまざまな工夫と努力が成されています。
 愛情たっぷりに育まれた「戸島一番ブリ」は、活き締め、海水氷にて十分に冷やされた後、一尾ごとに生産者ステッカーを添付し、出荷されます。島民の誇りともいえる「戸島一番ブリ」。自信を持ってお届けします。

*プライドフィッシュHP より

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