「島原湧水群」
島原湧水群(しまばらゆうすいぐん)は、長崎県島原市一帯の60箇所以上にわたる湧水群。
歴史
島原湧水群の多くは、寛政4年(1792年)の雲仙岳の噴火による地殻変動(いわゆる島原大変肥後迷惑)のときに自然湧出したものと言われている。雲仙岳の東麓の標高450mから900m付近の降水が地下に流れ、島原湾に湧出していたものが眉山の山体崩壊で陸地で湧出するようになった。
これらのことから、島原市は湧水が豊富で「水の都」とも呼ばれた。1985年(昭和60年)、環境庁によって島原湧水群が名水百選に選定された。1996年(平成8年)、国土庁によって島原市が水の郷百選に選定された。「有明海にひらく湧水あふれる火山と歴史の田園都市」と評価されている。
2008年(平成20年)には島原半島ユネスコ世界ジオパークが日本ジオパークに認定され、2009年(平成21年)には世界ジオパークネットワークへの加盟が認定された。島原湧水群に関連する湧水庭園「四明荘」や浜の川湧水がジオサイトとなっている。
*Wikipedia より
雲仙山系に育まれた水が市内随所から湧出し、50ヶ所以上の湧水地が点在している。これらの湧水は地域住民によって管理・保全されており、また「鯉の泳ぐまち」「武家屋敷」を流れる水路は訪れる人の目を楽しませている。
水質・水量
水質は良好な状態を保っており、水量は約50ヶ所で1日平均4万6千トンの流量を有している。
由来・歴史
島原市は古くから「水の都」と呼ばれており、雲仙山系に涵養された水が市内随所から湧出し、50ヶ所以上の湧水スポットが点在している。現在みられる市内の湧水の多くは、寛政4年(1792年)の雲仙岳噴火に伴う群発地震による地殻変動によって誘発されたものといわれている。市街地においては、地下の地層帯が、火山灰層や砂れき層の互層した良好な帯水層となっていて、源水涵養帯としての透水性に富む山体(眉山)が直前に迫っていることから、地下水に強い圧力が加わり自噴しやすい状態となっているため湧出しているといわれている。
水質保全活動
地域住民による定期的な清掃活動が行われている。
おすすめの時期-春~夏
周辺の自然環境-島原の湧水は市内随所にあり、周辺の自然環境はさまざまであるが、街中をこんこんと水が湧き出て流れているのが特徴的である。鯉の泳ぐまちでは、周りを民家に囲まれその脇の水路に湧水が流れており、鯉が放流され訪れるひとの目を楽しませている。
利用状況-湧水群のひとつである浜の川湧水には、4つの区画に区切られた洗い場があり、魚や食品の洗い場、食器・食品のすすぎ場、食器・食品の洗い場、洗濯など用途によって使い分け、上から順々に水を利用している。また、市内の湧水は飲用等にも利用されており、毎日多くの人が水を汲みに訪れる。
イベント情報-毎年8月、豊かな湧水の恵みに感謝する「島原水まつり」が、白土湖(しらちこ)周辺及び武家屋敷の水路沿いで開催されており、それぞれ約千個の竹灯ろうがライトアップされ、見る人を幻想の世界に誘う。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=86 より
雲仙島原の天然水
山崎本店酒造場 長崎県島原市白土町106
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