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<The Wonder 500> ものづくり 263 京都座布団

2022-06-04 07:56:03 | The Wonder 500

 「263 京都座布団」

 ポイント1 “とじ”を見ただけで座布団の前後がわかる座布団の中央に施されているとじ。京座布団以外の座布団はほとんど十字とじになっていますが、京座布団は「三方とじ」になっています。その由来や起源は定かではありませんが、お客様に座布団を出す際に前とうしろを間違えて失礼にならないよう京座布団の三方とじは、とじの一方が座布団の前を指しているとも言われています。

 ポイント2 綿をつかむ。邪気を祓う座布団の四角に施されている房は、座布団の角のわたをつかむ様に施されています。これは、座布団の角からわたが抜けにくくするという伝統の技で、角房(すみふさ)を単なる装飾として施している最近の座布団とは趣を異にしています。また、座る人に邪気が入り込まないようにと、邪気祓いの意味も持っています。刀や鎧、袱紗(ふくさ)や相撲の土俵にも邪気を祓うために房があります。座布団にもいつしかそこに座る人に邪気が入り込まないように房が付けられたということです。

 ポイント3 裏面は平に、表面はふっくらと体重がかかる中央部分は綿を 多めに入れヘタリにくく。 安定感がありながら心地よさを残す・・・ 職人の技が光ります。京座布団は、裏面は平らで表面はカマボコの様に中央が盛り上がっています。中央の体重がかかる部分はわたを多めに入れ、ヘタリにくくするという伝統の技が施されています。

 株式会社高岡 京都府京都市下京区五条通油小路東入金東横町242 

 洛中髙岡屋は、1919年の創業以来、職人が受け継いできた座布団・ふとんづくりの技を活かし、素材にこだわり、皆さんに寛ぎをお届けする品々を、1つ1つ丁寧に手づくりしています。
 2019年に創業100年の節目を迎えるにあたり、私たちが生み出す寛ぐ(くつろぐ)ためのアイテムを、“寛具(かんぐ)”と名付けました。


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