「むかし垣まめ」
【生産地】宮城県登米市米山町米岡地区
【形状】スナップエンドウに似ているが、紫のきれいな花を咲かせる
【食味】味が濃い。色が黒く、味噌汁に入れると味噌汁自体も黒くなる。煮物などにするときは皮つきで食べる
【来歴】同地区で古くから栽培されてきたようだが、現在は二軒が作付けするのみ。
【収穫時期】4月~5月
*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%8D%E5%AE%AE%E5%9F%8E/#i-23 より
むかし垣まめ
生産地 登米市米山町米岡地区
由来
むかし垣まめ1米山町米岡地区の遊佐久子さんが、20年以上前に近所のおばあさん(現在97歳)から種を譲ってもらい、それ以来作付しています。以前は、地区内で広く作付していた人がいましたが、今では遊佐さんと種を譲ってくれたおばあさんの二人が作付するのみとなりました。
数年前に畑の前を通った人から「この野菜、まだつくってたのか。懐かしい。」と言われたことがあるので、昔は多くの生産者がいたと思われます。
特徴
むかし垣まめ2見た目はスナップエンドウに似ていますが、味が濃く、むかし垣まめがない時期にスナップエンドウを食べると、全然物足りないといいます。また、色が黒く、味噌汁に入れると味噌汁自体も黒くなってしまうほどです。紫のきれいな花を咲かせるこのむかし垣まめは、驚くほど多収で、食べきれないほどの量を収穫することもあるようです。
栽培方法
むかし垣まめ3遊佐さんは、科学肥料は使わず、落ち葉を拾って堆肥にするなどして土づくりを行っています。11月20日過ぎに種を播き、4月~5月の間に収穫します。
主な活用・料理方法
主に味噌汁に入れて食べています。そのほか、煮物などにするときは皮つきで食べるようです。遊佐さんは毎年収穫の時期が楽しみで、地種を採ってつくり続けるのは何かと大変なのですが、それをやめてしまうとこの味が楽しめなくなってしまうので、自分と家族が食べたいがためになくしてはならないという使命感で作り続けているそうです。
生産者インタビュー遊佐久子さん
むかし垣まめ4たまたま近所のおばあさんに分けてもらった種が、小さいころに食べた垣まめと同じものだったので、とても驚き、うれしかったのを覚えています。昔からの味を楽しむことができるので、なくしたくはないし、できればどこかでつながっていってほしいと思っています。
お問い合わせ
登米市産業経済部地域ビジネス支援課
*https://www.city.tome.miyagi.jp/business/dentoyasai/mukashikakimame.html より
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