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< 郷土料理 > 千葉 瓜の鉄砲漬

2024-10-03 08:28:54 | 郷土料理

 「瓜の鉄砲漬」

 主な伝承地域 成田市・香取市

 主な使用食材 瓜

 歴史・由来・関連行事
 瓜の中を鉄砲のようにくり抜き、しその葉を巻いた唐辛子を火薬に見立てて詰め、無添加醤油とみりんを主体とした調味液で漬け込む。唐辛子が入っているだけあってピリっと辛く、カリカリとした歯ごたえがある。ごはんのおかずとしても、酒の肴としても食べることができる一品である。穴をあけた瓜が砲筒、青唐辛子が弾のようだということで鉄砲漬けという名前がつけられた。原料にこだわり、千葉県産の白瓜、唐辛子、しその葉を使用しており、醤油の風味と瓜のパリッとした歯ごたえを楽しむのが一般的である。また、成田山新勝寺のお土産としても有名であり、数ある成田の漬物店ごとに味や中身の組み合わせなどの工夫が凝らされており、どの味を選ぶかはお好み次第で、食べ比べて歩き回るのも通の楽しみ方のひとつといえる。
 歯がぐらつく人でも食べられるほど柔らかい「はぐらうり」というブランドウリも生産されている。

 食習の機会や時季
 昔は、農作物が取れなくなる冬に備えた保存食として成田地域でつくられていたものであった。千葉県は昔から瓜の生産が盛んで、現代でもシロウリの生産量が全国上位ということもあり、「瓜の鉄砲漬」がつくられるようになった。

 飲食方法
 塩漬けした瓜は時々水をかえながら2日位塩出しをして水気をよく切る。調味料を煮立てて冷まし、瓜を漬け、軽く落し蓋をする。次の日に瓜を取り出し、調味料を再び煮立て冷ましてから、再度瓜を漬け、落しぶたをする。この作業を4~5日繰り返す。1週間ほどで食べられる。※調味料は必ず煮立て、冷ましてから使用する。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 鉄砲漬けはもともと家庭料理として食されていただけで、製品として流通はしていなかった。しかし、他にはない漬物ということで地元漬物メーカーが注目をして商品化され、現在では千葉県の数多くの漬物メーカーが鉄砲漬けを製造・販売している。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/urino_teppou_zuke_chiba.html より


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