「熊野米」
梅の調味液により雑草の生育を抑えて栽培した、梅の産地・紀南地域ならではの米。
もちもちとした食感と甘みが特徴
熊野米とは
特徴
「ヒカリ新世紀」という品種を用い、梅の調味液を利用して雑草の生育を抑え、農薬の使用を抑えて栽培している。
食感は他の品種よりもちもちしており、ねばりと甘みがある。
来歴
平成22年より試験販売、平成23年より本格的な栽培を開始。
現在、紀南地域の14農家が栽培している。
関連して米の地産地消を促す活動「熊野米プロジェクト」を展開。
(平成22年設立・ホームページ:http://kumanomai.com/(外部リンク))
収穫時期
8月下旬から
産地
田辺市、上富田町、すさみ町、那智勝浦町(東牟婁)、新宮市(東牟婁)
生産量
約50トン(平成25年度)
*https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/130600/130651/corection/kumanomai.html より
「ヒカリ新世紀(ひかりしんせいき)」は、日本のイネの品種名および銘柄名。
概要
ヒカリ新世紀(水稲品種第12273号)は、静岡大学グリーン科学技術研究所の富田因則教授によって、その鳥取大学在任時に、背が高くて倒伏しやすい水稲品種コシヒカリに、背丈を低く抑える遺伝子が連続戻し交雑で移入されて育成された短稈コシヒカリ型品種である。
コシヒカリは日本の水稲生産の4割近くを占めるが、地球温暖化の影響で多発・大型化する台風によって倒伏し、収量と品質の低下を被っている。県によってはコシヒカリの栽培面積が8割に及んでいて、一遍に大きな自然災害をうける恐れがあり、コシヒカリを遺伝的に短稈化して倒伏しにくく品種改良する必要があった。ヒカリ新世紀は、コシヒカリに背丈を約20 cm短くする1個の半矮性遺伝子sd1が連続8回の戻し交雑で導入されたものであり、半矮性遺伝子sd1以外は99.8%コシヒカリのゲノムを持つ短稈コシヒカリ型品種である。DNAモニタリングにより、sd1遺伝子周辺がコシヒカリのゲノムに置き換わっていることが確認された。ヒカリ新世紀はコシヒカリより倒伏耐性が著しく強く、穂数が増加し、コシヒカリの良食味(等級「上の中」)を受け継いでいる。
富田は育成に成功した短稈コシヒカリを“光輝く新世紀の米”としてヒカリ新世紀と命名し、農林水産省で2004年に品種登録された。
*Wikipedia より
交配組合せ コシヒカリ*8//(関東79号/十石)F4
*農研機構HP より
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