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< 郷土料理 > 千葉 落花生味噌

2024-09-27 07:53:09 | 郷土料理

 「落花生味噌」

 主な伝承地域 県内全域

 主な使用食材 落花生、味噌

 歴史・由来・関連行事
 落花生は、別名「南京豆」とも呼ばれ、日本には江戸時代ごろ伝わったといわれている。千葉県の落花生の栽培は明治9年に山武郡南郷町(現山武市)の農家牧野万右エ門氏が神奈川県三浦郡中里村から種子を購入して試作したのが始まりとされている。現在では国産落花生収穫量の全国の8割を千葉県が占めている。一般的には、煎ったりゆでたりしてそのまま食べることが多いが、市場に出回らない規格外の落花生の活用方法として農家の人たちが「落花生味噌」を考案した。また落花生には脂肪、たんぱく質などの栄養素が豊富に含まれることから、今ほど食料が豊富でなかった時代、保存食として重宝され、郷土料理となる。いまでも生落花生が手に入ったときには、好みの味付けで「落花生味噌」をつくり、常備菜としている家庭も少なくない。また、学校給食で提供されたり、スーパーマーケットなどでも販売され親しみのある料理となる。
 掘り起こした落花生を自然乾燥させるために積み上げる「ぼっち」は、秋の風物詩となっている。

 食習の機会や時季
 一般的に落花生の収穫は9月から11月に行われるが、落花生を加工してつくられる「落花生みそ」は長持ちするため、通年食べることができる。常備菜として日常の食卓に、ごはんのおかずやお茶うけに食される。

 飲食方法
 家庭でもつくられており、それぞれの家庭ごとに好みの味噌を使うため、味もさまざまである。
 ごはんに乗せたり、お茶うけとしてや、そのまま酒のつまみとしても食べられている。食べ方によって、味噌や砂糖などの調味料の量を変えて楽しめる。甘さが苦手な場合は、砂糖などを入れず、みりんで味噌をのばして調整すると甘みが減り、美味しくいただける。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 家庭でも日常的に食べられている。学校給食で提供されたり、スーパーマーケットなどでも販売されている。千葉県のホームページや販売事業者のホームページによる「ちばのふるさと料理」の一品、情報発信などもおこなわれている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/rakkasei_miso_chiba.html より


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