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<地理的表示(GI)保護制度> 登録番号 104. 河北せり

2021-04-08 07:24:46 | 食品

 登録番号 第104号 河北せり

 特定農林水産物等の区分 第1類 農産物類 野菜類(せり)
 
 特定農林水産物等の生産地  平成17年3月31日における行政区画名としての宮城県桃生郡河北町(現宮城県石巻市相野谷、中島、皿貝、馬鞍及び小船越)
 
 登録生産者団体  河北せり振興協議会 
 
 特定農林水産物等の特性  「河北せり」は、可食部の茎葉長が他産地の一般的なせりと比べて長く、鮮度保持に優れたせりである。茎葉長50cm以上も少なくない。
 地元石巻では古くから漬物やお浸しで根に近い茎部の食感が好まれてきたため、可食部である茎葉長の長さと太さが市場関係者から評価されてきた。また、丁寧な調製作業や、鮮度保持された優れた外観の茎葉が評価されている。
 「河北せり」の中でも栽培期間が長い上に収穫期間が短く、鮮度保持が難しい春のせりの生産量は全国でも少なく、石巻市場における春せりの取扱いは「河北せり」のみで、貴重な地元産品となっている。
 
 地域との結び付き  北上山地周辺に広がっている生産地は、北上山地由来の豊富な伏流水に恵まれ、栽培期間中に大量の水を必要とするせり栽培に適した自然環境である。せり専用田の深い水深を十分に満たす伏流水が長期間容易に確保できる生産地でせりを栽培することにより、可食部である茎葉長が長いという特性が生まれる。また、収穫後速やかに出荷調製作業を行い、大量の伏流水で丁寧に洗浄して鮮度管理を徹底している。

*https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/i104.html より

 

 「河北せり」宮城県青果物初のGI登録/新たな決意を胸にこれからも 2020.12.25

 石巻市河北地区の伝統野菜「河北せり」が12月23日、農林水産省の定める、地域の農林水産物や食品の名称を保護する地理的表示(GI)保護制度に追加されました。宮城県内の青果物としては初の登録となります。

 2018年7月に「河北せり」のブランド化を目指し、JAいしのまきセリ部会と石巻市河北せり出荷組合、皿貝農産組合の3組織が「河北せり振興協議会」を設立、同年10月にGI申請の手続きを行いました。昭和35年頃に栽培体系を統一、昭和57年に出荷規格の見直しを図り伝統ある野菜の継承に取り組んできました。現在23人の生産者が約8.4㌶で栽培しています。

 同協議会の高橋正夫会長は「ここがゴールではなく新しいスタート地点。これからも『河北せり』を守り、継承していくために生産者が一丸となって栽培に取り組んでいく」と新たな決意を語りました。

 地下水が豊富に湧く河北地区では約300年前の江戸時代にセリの栽培が始まりました。県内第2位の生産量を誇り、10~2月に根ごと収穫する「根せり」と、4~5月に茎葉を刈り取る「葉せり」の2種類を出荷しています。セリ田の水深を十分に満たす地下水が確保できる環境から、他産地より茎葉が長く、縦箱出荷で鮮度保持に優れているなどの特徴があります。

 GIに登録されると専用のマークを付けることができ、知的財産としてブランドの保護につながります。今回の登録で、GIは計105品目、県内では3品目となりました。

*https://www.ja-ishinomaki.or.jp/wp/?p=6483 より


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