「雨乞い」
旱魃(かんばつ)が続いた際に雨を降らせるため行う呪術的・宗教的な儀礼のこと。祈雨(きう)ともいう。世界各地で見られるが、熱帯乾燥地域で特に盛んに行われる。*Wikipedia より
稲作にとっては旱が命取りになる。長い間、雨が降らないと神主が祈祷して天の恵みを乞うようなこともあった。 子季語には、祈雨/祈雨経/雨の祈がある。
*https://kigosai.sub.jp/kigo500f/339.html より
「雨乞い」
旱魃(かんばつ)が続いた際に雨を降らせるため行う呪術的・宗教的な儀礼のこと。祈雨(きう)ともいう。世界各地で見られるが、熱帯乾燥地域で特に盛んに行われる。*Wikipedia より
稲作にとっては旱が命取りになる。長い間、雨が降らないと神主が祈祷して天の恵みを乞うようなこともあった。 子季語には、祈雨/祈雨経/雨の祈がある。
*https://kigosai.sub.jp/kigo500f/339.html より
「カナカブ」
【生産地】にかほ市、由利本荘市
【特徴】焼畑のものと普通畑栽培のものが、短太から長形まで様々な形がある。
【食味】サクサクと歯触りと食感が良く、辛みなどの風味がある。主に酢漬けで食べられる。
【来歴】古くは焼き畑で栽培された在来種で、洋種系の白長カブ。
【時期】10月~12月。8月に山焼きされた畑に播種。10月から収穫が始まる。
*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%e3%83%bc%e7%a7%8b%e7%94%b0/#i-21
火野かぶ(カナカブ)
皮の鮮烈な辛味とばりっとした歯ごたえが印象的な火野かぶ。
秋田県の由利本荘市、にかほ市の山麓地帯で、昔ながらの焼き畑農法によって栽培されてきました。
どのような栽培法かというと未開墾の傾斜地に火を放って耕し、その灰を用いて育てる昔ながらの栽培法。
8月中旬に荒れ地の斜面を切り拓き、草木を刈る。
刈り取った草木に火を放ち、燃やした灰とともに鍬で耕す。
燃やすことで殺菌、除虫をし、灰は肥料兼、土壌のph調整剤となります。
種まき後は無農薬肥料で栽培が可能です。
出典:秋田花まるっ元気通信(http://akitagt.exblog.jp/12994983/)
名前は、この地方で焼畑を「火野(かの)」という事に由来します。
長さ15cm~20cm、太さ2cm程。
過酷な作業が必要となるので、一時期は途絶えていましたが地元の生産者の方が美味しいから途絶えさせてはいけないと復刻させました。
【美味しい食べ方】
塩漬けや麹漬けなどの浅漬け
十分に乳酸発酵させる置き漬け
*https://yasacolle.jp/dentou/traditional-vegetables-akita-kanakabu より
前回の回答
次の四字熟語の読み方を答えてください。
※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。
問1 苛斂誅求 -かれんちゅうきゅう-税金や借金などを容赦なく厳しく取り立てること。▽「苛」はむごい、また、責め立てる意。「斂」はおさめる、集める意。「誅」は責める意。
問2 悲歌慷慨 -ひかこうがい-悲しげに歌い、世を憤り嘆くこと。社会の乱れや自分の不運などを、憤り嘆くこと。壮烈な気概のたとえ。▽「悲歌」は悲しげに歌うこと。「慷慨」は憤り嘆くこと。「慷慨悲歌」ともいう。
問3 鳧趨雀躍 -ふすうじゃくやく-大いに喜んで小躍りすること。
「鳧趨」は鳥のかもが小走りに走ることで、かもは体を左右に揺らしながら小走りするということから、小躍りする様子のたとえ。
「雀躍」は鳥の雀が踊ること。
問4 狼貪虎視 -ろうどんこし-野心が旺盛なことのたとえ。
または、無道で欲が深いこと。
「狼貪」は狼のように欲が深いこと。
「虎視」は虎が獲物を狙うように見ること。
問5 宮車晏駕 -きゅうしゃあんが-天子が死ぬこと。
「宮車」は天子の車。
「晏駕」は夜になって霊柩車が墓に向かって出発すること。
天子が朝廷に来ないことを、夜になれば来るだろうと願う臣下の心情を表したという説もある。
今回の出題
次の四字熟語の読み方を答えてください。
※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。
問1 採薪汲水
問2 牛溲馬勃
問3 鴟目虎吻
問4 畳牀架屋
問5 大廈高楼
*漢字検定Web問題集 HP より
*goo辞書・四字熟語辞典オンライン より
「浪華本染め」
Description / 特徴・産地
浪華本染めとは?
浪華本染め(なにわほんぞめ)とは、堺市、柏原市を主要製造地とする日本固有の染色法です。江戸時代から手拭の大産地であった大阪において、模様手拭を量産する目的で明治時代に大阪で開発されました。
防染糊を置いた生地を重ね、その上から染料を注ぐ染色法で、一般的には注染(ちゅうせん)と呼ばれます。表裏両面から染色するため、表も裏も同じ柄が同じ色合いで出るのが特徴です。
板場(いたば)と呼ばれる糊置き職人が型枠を操作し、防染糊を置いて、一型ごとに折り畳んでいきます。この糊の置き方で染まり具合が決まるため、板場は重要な工程を担っています。
染色職人は壺人(つぼんど)と呼ばれ、防染糊の土手を引いて、色の差し分けやぼかしの技法で染めていきます。職人たちによって醸し出される手染ならではの伝統色の風合いとその染色技法は、浪華本染めとして現代に受け継がれています。
History / 歴史
浪華本染め - 歴史
現在の浪華本染めの材料「和晒(わざらし)」の産業は、17世紀に石津川沿いの津久野・毛穴(けな)地域で興りました。この地域は和晒作りに欠かせない水や、日光に晒せるだけの広さがある土地を有し、また、泉州特産の綿織物が大阪の問屋へと流通していく過程で通る場所でもあったためです。
明治20年(1887年)ごろからは現在の浪華本染めのベースとなる染色法が誕生します。職人たちはその後も工夫を重ね、多色染めの「差し分け」や「ぼかし」、「細川」といった染色技法を考案。手染ならではの伝統色の風合いを醸し出す染色技法を磨き上げました。この染色法を応用したゆかたが全国に広まり、現在は、手拭いやゆかた以外にも、アロハシャツ、コースター、日傘などさまざまな日用品にもこの技法が使われています。
*https://kogeijapan.com/locale/ja_JP/naniwahonzome/ より
*https://kougeihin.jp/craft/02100/ より
浪華本染め(経済産業大臣指定-伝統的工芸品)、浪華本染めゆかた・浪華本染め手拭い(大阪府知事指定-伝統工芸品)
最終更新日:2019年11月27日
17世紀、和晒(わざらし)に必要な水と自然の日光に晒すための広い土地という自然条件と泉州特産の綿織物が大阪の問屋に流れる中間に位置したことから、石津川沿いの津久野・毛穴(けな)地域に和晒の産業が興りました。第二次世界大戦の戦災により、大阪市内にあったゆかたの注染業界が和晒の産地である堺に移転をし、手拭いやゆかたが産業として堺の地に根づきました。
約4日間釜で生地を炊いて漂白する和晒によって生まれた、優しくて柔らかい肌触りと通気性の高い生地を使っています。
注染職人の匠の技術による鮮やかな彩りと自然なぼかしが特徴で、手染ならではの奥行きと風合いが醸し出されています。
経済産業大臣指定年月日:令和元年(2019年)11月20日
大阪府知事指定年月日:
昭和60年(1985年)7月26日(浪華本染めゆかた)
平成28年(2016年)10月31日(浪華本染め手拭い)
※伝統的技術等が同じである昭和60年に指定された浪華本染めゆかたに加えて、浪華本染め手拭いが大阪の伝統工芸品として指定された。
*https://www.city.sakai.lg.jp/smph/kanko/sakai/keisho/dentosangyo/yukata_tenugui.html より
日経MJ 2021年上期ヒット商品番付 西前頭2枚目
「パナソニック 高級トースター ビストロ NT-D700」
冷凍食パンもおいしく焼きあがると話題に。実勢2万7500円と高価ながら、発売直後の売れ行きは前モデルを上回る。
コロナ禍の「おうちごはん」の影響もあったか?W
日経MJ 2021年上期ヒット商品番付 東前頭2枚目
「有機ELテレビ」
巣ごもり生活できれいな映像を楽しむニーズも高まり、4月の販売台数は前年比8割増えた。
これも「コロナ禍」の影響、そしてオリンピックを睨んでの需要増。
「福羽苺」
国産第1号は新宿御苑生まれ!『福羽苺』と言います。【鈴木杏樹のいってらっしゃい】 公開:2017-01-25 更新:2021-02-03
イチゴの歴史はとても古く、紀元前の石器時代に野生のイチゴが、ヨーロッパからアジアにかけて生えていたそうです。その後、14世紀頃からフランスやベルギーで栽培が始まって、18世紀頃に、現在のイチゴの原型が誕生したそうです。
現在『イチゴ』と呼ばれているものは、オランダで誕生した品種で、“南米原産のもの”と“北米原産のもの”の2つを掛け合わしたものだそうです。
イチゴが日本に伝わって来たのは、江戸時代の終わり頃でオランダの船で長崎に運び込まれていたことから『オランダイチゴ』と呼ばれていたそうです。
当時、イチゴは主に観賞用で、なかなか普及しなかったそうです。
その後、明治時代になると、アメリカやヨーロッパから様々な品種が日本に入って来ました。
この当時、東京の『新宿御苑』に農作物や園芸植物の栽培試験場があったそうです。
『新宿御苑』さんのホームページによりますと、1898年(明治31年)、この『新宿御苑』の栽培試験場で農学博士・福羽逸人(ふくば・はやと)さんがフランスの品種から、国産第1号のイチゴを作り出すことに成功しました。
そのイチゴは福羽さんのお名前から『福羽苺(ふくばいちご)』と名付けられました。
この『福羽苺』の子孫が『とちおとめ』や『あまおう』『とよのか』『さちのか』といった人気の品種です。
日本で生まれたイチゴのほとんどが『福羽苺』から生まれたことになります。
日本でイチゴが一般的になったのは、戦後にアメリカから輸入された
『ダナー』という品種の影響が大きいそうです。
※福羽苺は現在、一般的には流通はしていないそうで、主にイチゴ農園の方が独自に栽培しているそうです。
(2017/1/18放送分より)
*https://news.1242.com/article/110905 より
「植田-うえた」
植田は、田植えが終わったすぐの田のことをいいます。田の水は苗が動かないように満々と溜まって、周りの風景や空が映っています。
*https://blog.goo.ne.jp/admin/newentry/ より
「とんぶり」
【生産地】大館市
【特徴】大館市が生産量日本一を誇る「畑のキャビア」と呼ばれる独特の野菜。
【食味】アカザ科のホウキグサの実が食用部分となる。
【来歴】収穫後干す、煮る、水分を含ませる等の地域に伝わる独特の加工技術により、はじめて食用となる。加工品は通年で流通している。
【時期】9月~11月。4月20日以降に播種され、育苗後に定植される。土寄せや芯止め等の作業を行い9月から収穫が始まる。
*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%e3%83%bc%e7%a7%8b%e7%94%b0/#i-21 より
秋田名産『とんぶり』とは何?畑のキャビアと呼ばれる理由や販売場所を調査! 2018年02月28日公開 2020年03月25日更新
秋田の名産品と言われる「とんぶり」を知っていますか?見た目も食感もキャビアそっくりで、「畑のキャビア」とも言われるとんぶりは栄養も豊富で体にうれしい食材です。そんなとんぶりの「正体」や栄養、おすすめの食べ方などを紹介します。
目次
1とんぶりを知っていますか?
2とんぶりとは
3とんぶりはどこで食べられる?
4とんぶりの旬は?
5とんぶりは畑のキャビア?
6とんぶりはどんなふうにして食べる?
7とんぶりにはどんな栄養があるの?
8とんぶりのおすすめ料理
9とんぶりはどうやって手に入れる?
10とんぶりをおいしく食べよう
とんぶりを知っていますか?
あなたは「とんぶり」というものを知っていますか? 上の写真で白飯の上に乗っているぷちぷちとしたものがとんぶりです。その見た目から「畑のキャビア」とも呼ばれているのですが、一部地域をのぞいてはあまりなじみがないのかもしれません。そこでとんぶりの旬や栄養、おすすめの食べ方などについて紹介します。
とんぶりとは
「とんぶり」は秋田県が一大産地!
ホウキ草の実のことで、見た目や食感が似ていることから、「畑のキャビア」と呼ばれています!
まずはじめに、とんぶりの「正体」から説明します。「畑のキャビア」ということからわかるように、とんぶりは「畑」つまり植物です。アカザ科ホウキギ属の一年草、ホウキギの実の部分がとんぶりなのです。ホウキギの実を加工して、あの食べるとんぶりが作られています。
ホウキギという植物ですが、ホウキギという名前は知らなくても、コキアというと知っている方もいるかもしれません。よくガーデニングなどをしている家で、カラフルな丸い植物が植えられているのを見たことがあるかと思いますが、あれがホウキギなのです。ですから、意外と身近なところにある植物ということになります。
ホウキギの実がどのようにしてとんぶりになるのかというと、まず、ホウキギを刈り取ったあと、熟した実を脱穀機を利用して収穫します。収穫したら1週間ほど乾燥させてからその実を何時間もかけて茹で上げて、水にさらしながら手でもんで、表面にあるかたい皮を取り除きます。取り除いたら瓶詰などにして販売されるのです。
さて、そのとんぶりですが、「食べたことがある」と言う方はもしかしたら秋田を含む東北出身の方ではないでしょうか。実はとんぶりは秋田の名産品、秋田の珍品とされており、主要産地も秋田とされています。ただし、とんぶりそのものを食べる習慣は、東北地方に広く見られるとのことなのです。
とんぶりという名称も、「唐から伝来した、ぶりこのようなもの」という意味の「とうぶりこ」と言われています。ぶりこというのはハタハタの卵のことで、ハタハタも秋田でよく食べられる魚です。この点からも秋田を中心とした東北で特になじみの食材であるということは間違いないのではないでしょうか。
ただし、「唐から伝来した」ということでもわかるように、ホウキギもとんぶりも、もともとは古代の中国から伝来したものです。食用のとんぶりはたしかに秋田を中心としたところのものなのですが、もう一つ、地膚子という生薬という顏もあります。漢方の世界では薬として取り扱われてきたのです。
ちなみに江戸時代の『農業全書』を見ると、飢饉に瀕した米代川流域でこのホウキギをなんとかして食べようとして工夫し、加工したのが始まりだとされています。もともとホウキギはその名前の通り箒の材料として栽培されていたようです。米代川流域一帯というのば現在の秋田県比内地方だと言われます。
とんぶりの旬は?
では、とんぶりの旬はあるのでしょうか。前述したようにとんぶりはホウキギの実が成熟したものなので、その時期こそがとんぶりの旬ということになります。コキアの花畑などに行った経験がある方ならおわかりかもしれませんが、コキアは秋になると紅葉して美しい色になるのです。
そのコキアが紅葉する時期は10月から11月ごろというわけで、とんぶりの旬もこの時期になります。前述したように、とんぶりは収穫した後加工されて、一年中出回るのですが、この旬の時期の少し前には生食用のとんぶりが出回るそうです。もしチャンスがあれば、この旬の生食用とんぶりはおすすめです。
とんぶりは畑のキャビア?
ところで、最初に述べたように、とんぶりは「畑のキャビア」と呼ばれています。キャビアはすでにご存知の通り、チョウザメの卵で、オードブルなどで供される高級食材としてよく知られています。とんぶりが「畑のキャビア」と呼ばれるのは、その姿が似ているためです。
キャビアもとんぶりも、色が黒っぽく、直径1ミリから2ミリほどの球形をしています。またプチプチとした歯ごたえもキャビアに似ていると言われます。しかし、キャビアはチョウザメの卵を塩漬けしており、特に日本などで流通しているものはかなり塩分が濃くできています。それに比べるととんぶりは淡白な味わいとなっています。
とんぶりはどんなふうにして食べる?
では、とんぶりはどのようにして食べるのが一般的なのでしょうか。一般に市販されているとんぶりは、前述したようにゆでてビンや袋に詰められた形になっています。また、既に味つけがされている加工食品として販売されているものもあります。ですから、無理に火を通さなくても、そのままの状態で十分においしく食べられます。
おすすめの料理については後で詳しく述べますが、「畑のキャビア」と言われる通り、キャビアのようにして使う方法がまず挙げられます。オードブルなどはもちろん、和食の料理などにトッピングのような形で使うと、その独特なプチプチした食感が味わいを深めてくれます。
また、お刺身のつまなどに添えると、これもまたその食感がおいしさを引き立てます。もともと味つけされているとしても本物のキャビアに比べると味はずっと淡白なので、どのような食材とも合わせやすいということが言えるでしょう。値段もキャビアのように高価ではありませんから、たっぷり使うのがおすすめです。
とんぶりにはどんな栄養があるの?
そうなると気になるのが、とんぶりの栄養です。前述したように味も淡白ですし、カロリーもあまり高くありません。本物のキャビアと比べると、塩分濃度もカロリーもとても低く、安心してたくさん食べることができます。カロリーに関しては100グラムあたり90キロカロリー程度と言われています。
ローカロリーでしかも味は淡白というと、栄養もあまり期待できないのではと思う方もいるのではないでしょうか。実はとんぶりは栄養豊富な食材です。しかもそれらの栄養はビタミンやミネラルなど、近年体によいということで脚光を浴びている栄養がたくさんあるのです。
では具体的にとんぶりの栄養について見ていきましょう。まずはビタミンから紹介します。とんぷりにはビタミンC、ビタミンE、ビタミンKなどが多く含まれています。これだけでも体によさそうな感じがしてきます。きっとサプリメントなどを利用して、積極的に摂取しているという方も多いのではないでしょうか。
特に女性にとってうれしい栄養としては、サポニンや食物繊維があります。先ほどビタミンEがあると言いましたが、サポニンもビタミンEと共に抗酸化作用があると言われており、細胞の酸化防止やアンチエイジングに期待が持てます。また食物繊維は100グラム中7.1グラム含まれ、なんとゴボウよりも多いのです。
さらにとんぶりには貧血を予防する鉄分、むくみに効果があるとされるカリウムのほか、リンやマグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。ミネラルは人間の体では作ることができないので、食物からとる必要があります。そう考えると、体を整えるのにとんぶりはおすすめの食材と言えるかもしれません。
それでは、とんぶりのおすすめ料理をいくつかあげてみましょう。前述したように、とんぶりには人間の体の調子を整えてくれるさまざまな栄養が含まれています。ですから上手に食事に取り入れて、その栄養をおいしく頂きたいところです。しかも面倒な加工をしなくても、簡単に食べることができるという点も、嬉しいところです。
先ほど、トッピングで使うと述べましたが、そもそもが味がない食材なので、味つけをすることで和食にも洋食にも使うことができます。プチプチした食感が魅力なので、できればその食感を生かす形で食べたいところです。秋田の方などによると、山芋や納豆など、粘りのある食材にいれると、そのプチプチ感がとても合うとのことです。
とんぶりを料理に使うときは、一点だけ注意してほしいことがあります。それはあまり加熱しすぎないことです。加熱してはいけないということはないのですが、たとえば炊き込みご飯のようなものに使う場合、一緒に炊いてしまうとプチプチ感が失われてしまいます。
とんぶりそのものはご飯との相性もよく、醤油などであえてご飯に乗せるだけでもおいしく食べられます。ですから炊き込みご飯などの場合は、炊きあがったものに混ぜ込むか、トッピングさせるのがおすすめです。また、タルタルソースなどのソースに混ぜるのもおすすめです。いろいろ工夫しておいしく食べてください。
とんぶりはどうやって手に入れる?
最後に、とんぶりを手に入れる方法を紹介します。特に秋田などでは、当然ですが普通にスーパーなどでも購入できますが、最近では土産物を扱うコーナーなどでも購入することができます。そちらの方に旅行などに行った時に、お土産として購入してもよいかもしれません。
また、近年では、ネットでもとんぶりが購入できるようになっています。販売しているところによって容量はさまざまですが、100グラム前後のものを10袋くらいセットにして販売しているものが多そうです。とんぶりそのものは旬以外の時期にもありますが、やはり旬を過ぎると売り切れが多くなるようです。
とんぶりをおいしく食べよう
「畑のキャビア」と言われ、見た目も食感もキャビアにそっくりなとんぶりは、体によい栄養が含まれている魅力的な食材の一つです。癖もあまりないので食べやすく、いろいろな料理に合わせられるのもうれしいところです。ぜひとんぶりをおいしく食べて、栄養もたっぷり受け取ってください。
*https://travel-star.jp/posts/2696 より
前回の回答
次の四字熟語の読み方を答えてください。
※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。
問1 海市蜃楼 -かいししんろう-蜃気楼のこと。実体や根拠などがなく、むなしくうつろなもののたとえ。また、現実性のない考えなどのたとえ。▽「海市」「蜃楼」ともに蜃気楼の意。大気の密度などが異なることによって起こる光の異常屈折現象で、砂漠や海上の空中などで物体の像が実際とは違った場所に現れる現象。「蜃」はおおはまぐり。古代中国ではこれの吐き出す息で蜃気楼ができると考えられていた。「蜃楼海市」ともいう。
問2 嚆矢濫觴 -こうし-らんしょう-物事の始まり・起こり。▽「嚆矢」はかぶら矢の意。転じて、物事の始まり。昔、戦いを始めるときに、かぶら矢を敵の陣に射かけたことからいう。「嚆」は高鳴る、矢が鳴る意。「濫觴」は川の源の意。転じて、物事の初め。大きな川もその始まりは觴に溢れるほどのわずかな流れであることからいう。「濫」は溢れる意。「觴」はさかずき。「嚆矢」「濫觴」とも同じ意で、これを重ねて意味を強めた語。
問3 彗氾画塗 -すいはんがと-何の問題もなく簡単にできることのたとえ。
「彗氾」は水溜りを箒で掃くこと。
「画塗」は刀を使って泥に線を引くこと。
問4 三釁三浴 -さんきんさんよく-何度もからだに香を塗ってよい香りをつけ、何度もからだを洗い清めること。人を待つときなど相手を大切に思う情をいう。▽「三」は何度もの意。「釁」は香料をからだに塗ること。「浴」は湯水でからだを洗うこと。湯浴み。
問5 春蛙秋蝉 -しゅんあしゅうぜん-うるさいだけで、役に立たない無用な言論のたとえ。やかましく鳴く春のかえると秋のせみの意から。
今回の出題
次の四字熟語の読み方を答えてください。
※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。
問1 苛斂誅求
問2 悲歌慷慨
問3 鳧趨雀躍
問4 狼貪虎視
問5 宮車晏駕
*漢字検定Web問題集 HP より
*goo辞書・四字熟語辞典オンライン より
「大阪浪華錫器」
Description / 特徴・産地
大阪浪華錫器とは?
大阪浪華錫器(おおさかなにわすずき)は、大阪府大阪市周辺で作られている金工品です。原料の錫はかつて国内で採掘されたものを使用していましたが、現在はタイ・インドネシアなどから輸入しています。
大阪浪華錫器の特徴は、一点一点職人の手による加工を行うために微妙な違いがあり、金属でありながら人の手のぬくもりを感じられることです。錫は軟らかく機械加工が難しいため、ほとんどの作業を人の手によって行います。
大阪浪華錫器に使用される錫は非常に安定している金属で、耐久性が高いことも魅力です。また、酒の味をまろやかにするとされ、酒器や花器にも利用されています。
ビール用のタンブラーの内側には手作業で細かな凹凸がつけられ、持ちのよい泡を発生させるとともに、厚みのある飲み口が滑らかな口当たりを演出します。茶筒などはろくろ挽により正確に削り出されるため、気密性がよく、湿気・酸化を防ぎ茶の保存に適しています。
History / 歴史
日本で錫(すず)が使われるようになったのは飛鳥時代のころで、正倉院宝物にも数点保存されています。錫は金・銀に並ぶ貴重品とされ、宮中で使う器や神具としてごく一部で愛用されてきました。江戸時代の初期には、京都を中心とする関西圏で錫加工を生業とする職人がいたことが、『人倫訓蒙図彙(じんりんきんもうずい)』などの文献に記されています。
大阪の錫器製造の始まりは、1679年(延宝7年)『難波雀』に「錫引き、堺い筋」とその記録があり、江戸中期には流通のよい上方で生産されていたことが確認できます。
江戸中期以降国内最大の生産地となり最盛期(大正の終わり~昭和の初期)には、50件近くの工房と300人を超える職人がいたといわれています。
第二次世界大戦の勃発とともに多くの職人が招集されたり、材料の入手が困難になったりと生産が厳しい時代もありましたが、1983年(昭和58年)3月には当時の通産大臣山中貞則から「大阪浪華錫器」として伝統的工芸品に指定されました。
*https://kogeijapan.com/locale/ja_JP/osakananiwasuzuki/ より
物静かな輝きから感じられる錫器の魅力
父親の錫の仕事場を見て育った伝統工芸士今井達昌さん。彼は幼い頃から錫を身近に感じて育った。プリンの空き缶に、拾ってきた錫の破片を入れてコンロで溶かしてみる。冷たい床に落ちるとだんだんと固まっていく。それが今井さんが作った錫製品第1号の「おはじき」であった。
歴史ある錫も戦時下では・・・
錫器の歴史は非常に古く、エジプトではBC1500年頃のものが出土し、中国では三国志の中にも現れている。日本に伝えられたのは1300年前。遣唐使、遣隋使によってもたらされたともいわれるが、一説によると栄西禅師により、中国からお茶とともに錫製の茶壺(当時は薬壺)が伝えられたとされている。かつて使用するのは、上流貴族に限られていたが、江戸時代より、一般的に用いられるようになった。大阪では戦前まで錫器の生産が盛んで多くの製造所があったが、軍事物資として提供したため、廃業に追い込まれたところが多かった。そんな中、錫器の技術保存のために組合を設立し、優れた職人を集めて生産を続けた。今井さんの祖父もそんな職人の一人だった。
生活様式の変化とともにかわっていく錫食器
伝統の品は、その製品が生まれた時代に適した形態で作られている。しかし時代がたつにつれ、生活様式は変化していく。「盃一つとっても、お膳で暮らしていた時代は、平たく上からつまみ上げる形態が便利でした。しかし現代、テーブルで食事をするようになると横からつかむ縦長の形態のほうが使い勝手が良いのです。そんな風に時代とともに変化させて、使う方のニーズに合わせていかなければなりません。伝統工芸だからといって昔からの形態のまま止まっていてはいけないのです。その時代に合う新しいものを積みあげていく、そしてを繰り返してつないでいくことが、伝統を受け継ぎ伝えていくこととなるのです。」
錫器の効能
錫の食器・茶器・酒器は中に入れる物の風味を増すといわれ、昔から毒素を消して腫物を予防する効能があると賞されている。また、密封性が高いので茶筒などに使っても中のお茶葉の香りを長く保つという。「実験していただければ分かるのですが、錫製のお茶筒を水に浸けても中に水が入りません。また、一つずつ本体と蓋を調整しながら手作りしているので、他の組合せでははまらないんです。」対の物でなければぴったりと合わさらないとは、まるでハマグリあわせのようだ。「錫器は錆びないので手入れは簡単なんですよ。時々、手垢などの汚れを洗剤などで洗い、水で流して柔らかい布で拭き取るだけです。」意外にも簡単に優美な光沢を保ち続けられるのだ。
女性の興味を引きつける新製品
「色々な形で伝統工芸品を残していきたいんです。だから新しい物の一つとして、ペンダントトップを伝統工芸の手法でつくってみました。」と今井さん。さすがにこれからの錫器産業の伝動力となるべく、若い後継者の発想だ。これには多くの女性が足を止めてくれると言う。このような物で伝統産業にふれるのも身近で良いかもしれない。「伝統ばかりに固執しないで、新しい世界を開拓していってくれることは、この業界としてはとても頼もしいことですよ。伝統として古い物も大切ですが、留まっていてはいけないんです」と大阪浪速錫器組合理事で、伝統工芸士会会長の杉本さんも語る。
「私達には、先人が残してくれている技術があります。たとえば、それは先人が10年かかって生み出し技術だとすると、私達は受け継ぐだけなので5年ですみます。だから残りの5年間は次の者に何かを残すために動きたいと思うのです。」
*https://kougeihin.jp/craft/0711/ より