気象用語で『春に三日の晴れなし』といわれるが、ここ一週間のうち三日間はほぼ終日雨が降り続いた。
やっと四日目にして日の目を見た。
でも一雨ごとに木々は芽生えて、花が咲き始め、春の兆しが確実にみてとれる。
サクランボ(暖地桜桃)は、例年に比べて一週間以上開花が遅れた。
スモモに至ってはまだまだ固~い蕾状態。
いずれも冷たい雨にさらされ、さぞかし戸惑っていることだろう。


スモモ
昨年は木枯らし吹くころから、今年の正月明けまでにかけて、内外共に幸不幸取り混ぜて、何かと話題に事欠かない日々だった。
つい先ほど心新たに新年を迎えたばかりのような気がするが、暦は大寒も過ぎ、間もなく節分を迎える侯となった。
わが家の春告げ花フクジュソウは、悲しいかな昨春から花を着けなくなった。
一方、ロウバイはここ何年も数輪しか咲かず、今年に至っては未だ僅か固い蕾が3つだけ。
一日も早い春の訪れが待たれるところだが、まだまだ遠し。
早起きは三文の徳(得)の言葉通り、東の薄明の空に、グラデーションの鮮やかな朝焼けが出現した。
日の出前(日の入り後)の20分~30分のころを「市民薄明」というそうだが、小生の最もお気に入りのマジックアワー。
ただこの日の出前のきれいな朝焼けは、刻々と表情を変え、5分ともたないため、シャッターチャンスが限られている。
9月も半ばを過ぎて尚、今日も熱中症警戒アラートが発令されており、秋遠しの感あり。
殊勝にも稲穂は日毎に色づきを増し、首を垂れてきた。
美しい朝焼けに巡りあえ、心洗われるような朝の始まりだ。
午前5時43分撮影
昨夜の十六夜の月(9月18日午後7時7分撮影)
何でも経験したことがないような大嵐が襲来しつつある。
かつてエアコン室外機を吹き上げるほどの台風を映像でみたが、はるかそれをも上回るという。
かつてわが倉庫のシャッターがめくれ上がるほどの台風の悪夢が蘇った。
備えあれば・・・というから、昨日は早朝からアパート傍のミニ果樹園のビワの大樹とサクランボの古木を伐採した。
切りくずを軽トラに積み込み、わが家の車庫に持ち帰って4時間ほどかけて分別処理をした。
これまで散々楽しませて貰った果実を切るのは忍びなかったが、台風被害を他者に及ぼしたら取り返しがつかない。
あくまで剪定にとどめ、伐採までしなくても良かったのか?!
剪定富有柿に紛れ込んだ7個の青い果実を「死んだ子の歳を数える」ような気持ちで最後のごみ袋に葬ってやった。
※出穂したばかりの稲の先行きが気になるところ。
夕刻、僅かなお湿りがあり慈雨となった。
7月20日以来ほぼ1カ月ぶりとなる。
一転、この先は台風9号の間接的な影響もあり、雨の日が多く「極端な暑さから、ムシムシ不快な暑さへ」と天気予報は告げる。
朝晩の水遣りから解放されたものの、手放しでは喜べない。
7月初旬に一泊で家をあけ、水遣りを飛ばしたばかりに、鉢植え数鉢に被害が出た。
先ずは小品モミジだが、わざに葉刈り・葉すかしを施すくらいなので、葉が枯れたことに動じることなく枯葉を落としたところ、2週間ほどできれいな新芽が出揃った。
一方、鉢植えのポポー3鉢が被害に遭い、特に弱った1鉢にはカイガラムシがつくなど、弱り目に祟り目とはこのこと。
カイガラムシは、大した数でもないし、成虫になると殺虫剤が効かないため、手で削り落とすしかない。
そうこうするうちに1鉢にポポーの蕾を発見。
どうせ狂い咲き!?なので、結実はしないだろうが、とても愛おしくなり、そっと見守ることに。
枯れかけた3鉢のうち、幾分元気なポポーを、秋口まで待って地に下ろすことにした。