歴史が動いた

　「『9月は荒れる』がおばあちゃんの口癖で恐れていた」とかみさんが漏らす。息子としてはあまり聞き覚えがないし、本人の口から真意を問いただす術もないが、知られざる実体験でもあったのか。はたまたアノマリーからいって台風の季節でもあり、農作物への被害など手痛い目にあったのかも知れない。

　その9月入りを前に、大荒れの国民の審判が下り歴史が動いた。昨日投開票のあった衆院選では、大方の予想通り民主党の歴史的大勝利となり、悲願の世代交代を果たし、政権交代が確定した。野党第一党が政権を奪取するのは戦後初めてで、戦後政治の大きな転換点となる。

　民主党が掲げていたマニフェストの中で、個人的には高速道路の無料化はどうでもよいが、「無駄遣いの根絶」と「官僚主導政治の脱却」だけは実現して貰いたい。これでやっと閉塞感から抜け出せるのかと大いに期待を寄せている。

夏草や…

日中はなお残暑が厳しいものの、朝晩はめっきり凌ぎやすくなった。
暑がりの小生をして、昨晩など思わず肌布団を引き寄せたほど。

夕方日が陰るのを見計らって、雑草と戦うこと２時間。
初夏から秋に掛けては雑草との格闘で、月一度の草刈りでは間に合わない。

夏草や　兵どもが　夢のあと（by松尾芭蕉）
畦草刈りの時には決まってそんな一句を思いだす。

ギャングエイジ

　マイミクsaeさんの今日の日記「サジ投げた…」を拝見して、つい倅や孫のギャングエイジにまつわる話を思い出した。

　二男が中学生の頃、不良グループの非行現場を目撃し通報したのがきっかけで、後日警察に証人として呼ばれ面通しをされた。普通はマジックミラー越しにやるはずだが、あろうことかその係官は開け放したドア越しにアゴで示してやってしまった。
　ために以後この不良グループに付回され、登下校時は担任の先生のガード付きだった。家庭内にあっては小生が追い払ったこともある。
　ほどなくして危害を加えられることもなく治まり安堵したが、下手な正義感を出したばかりに巻き込まれた不運を恨んだり、警察の無神経な対応に憤りを覚えたものだ。

　時が下って平成19年11月、孫娘が香川から地元岡山の小学校４年生に転校し、そのクラスの学級崩壊に遭遇した。授業中に不規則発言をしたり、立ち歩いたりする子どもがおり、瞬く間にクラス全体に広がった。孫娘は転校したばかりで勝手が分からず不安を募らせていたが、４カ月後の学年終了に伴うクラス替えで自然解消となった。

　ギャングエイジは成長過程で誰しも経験することで、学級崩壊を起こさないためには先生の統率力が最も大切だ。
　ただ、担任の先生の経験年数や指導力、或いは男の先生だからとか、女の先生だからということでだけではなく、一番根底にあるのは家庭内教育であろう。

　一度学級崩壊に発展すれば簡単に解決できるような問題ではないが、その際には担任の先生独りに押し付けるのではなく、クラスの子どもや父兄の応援を得て、特別支援の子を批難するだけでなく褒めるサイクルを作れば、必ずや平静な学級を取り戻すのではないかと思う。
　思春期に達すれば、関心の対象は内面の世界に移行し、ギャングエイジは終焉するはずだから。

地蔵まつり2009

　処暑を迎え夏の暑さも峠を越える頃、中井町内では“地蔵まつり”でお盆を締めくくる。

　夕刻から荒神さま境内において、多数の町内の方々や子ども会会員が参列して地蔵まつりが催される。

　長かった夏休みも残すところ１週間となり、ぼつぼつ宿題仕上げのラストスパートに入った子どもたちも、今宵ばかりは総出となる。

　地蔵盆の主役はあくまで子どもたちであり、子ども会による「お接待」がある。毎年これを楽しみに大勢の参詣がある。

　次代を担う子どもたちは国の宝だ。健やかな成長を願う。
　
【関連記事】
☆2006/8/24　地蔵まつり
☆2008/8/23　地蔵祭り－中井子ども会

備前の国一の名水ＰＲ

　くどい様だが、先月末からの朝晩2回のウオーキングをどうにか継続キープしている。お供はラジオで、チューニングはNHK。

　一方、拙ブログの強力なサポーターで、高校の同級生のmikiさんもNHKの熱心なリスナーである。そして<ラジオあさいちばん>によく投稿されていると聞く。

　そんなmikiさんには、昨日の拙ブログの深層清流水の記事が目に留まったようで、「本日（8/22 ）NHKラジオ第一放送午後5：05～6：50の<地球ラジオ>の<世界まるごと質問箱>のコーナーで、<水がわき出て飲める場所がありますか？>をテーマに放送がある。雄町の冷泉の事を投稿されてはいかが？」との強い勧めがあった。

　折角の申し出なので求めに応じて、早速ながらラジオに初投稿をした。そしていつもなら夕方ウオークに出るところを見合わせて、ラジカセを前にスタンバイした。日本全国、そして世界各国からの応募なので、よもやピックアップされることはあるまいと半信半疑でいたら、番組終了10分前になって「岡山市のomotannさん」とアナウンスがあったので、慌てて録音スイッチを押した。

　『2箇所あります。ひとつは「おまちアクアガーデン」にあり、江戸時代岡山藩主・池田家の御用水として使われ、備前の国一の名水として知られています。もうひとつは岡山市祇園の素戔鳴尊（スサノオ）神社近郊の地下深層清流水です。』（へぇぇ～！）

　モトゲンを1/4ほどに割愛して、大輪キャスターからの20秒間の紹介で、それに対する後藤キャスターの「へぇぇ～！」の感嘆のたった一声だったが、思い切って投稿して良かったと感激を新たにした。
　オンエアを見届け、すっかり気を良くして、いつものようにウオーキングに出かけた。