

最近はカロリー制限やら、食費節減のこともあって外食の機会がめっきり減った。にも拘らず我が家のエンゲル係数は一向に下がらない。
一時期、ラーメン食べ歩きをしたことがあるが、家内が「笠岡ラーメンの味を知らない」というので、ならばと7、8年前に訪れ印象に残る笠岡ラーメンの老舗・坂本へ向けて同行した。
途中、しばらくご無沙汰している玉島魚市場へ。休みの前日で、しかも朝市の閉店間際であったが、mariさん御墨付きのワタリガニが間に合った。初めて口にするセイゴ切り身のバジルのオイル漬けと共にmariさんの口添えでディスカウント。おまけに今季縁遠かった柿まで頂いてしまった。どうも有難うございました。
肝心の坂本の笠岡ラーメンだが、醤油ベースのスープに醤油で煮た鶏チャーシューと青ネギ、支那竹という至ってシンプルなもの。家内曰く「それなりに美味しかったが、わざわざ岡山から足を運ぶほどではない。残念ながら、何時ぞや食べた尾道ラーメンや喜多方ラーメンには及ばない」と手厳しい。
腹を満たした後は、笠岡市の北に位置する井原市の「嫁いらず観音院」へ。ここへ参拝すれば嫁の手を煩わすことなく健康に生涯を全うできるといわれている。
いまは夫婦でつましくも幸せな毎日を送っているが、いずれどちらかに何かあれば、倅家族と同居することになろう。その時に「嫁の手を煩わすことのないように」と念じて手を合わせた。


帰宅後、長男と三男家族の夕飯に間に合わせるべく、茹でガニとセイゴのバジルオイル漬けを届けると、「うわっ~、ガザミじゃが! ありがとう」と声を上げての大喜び。今日のところ軍配は、ラーメンよりも体にも優しい海の幸に上がった。