てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

OMOTANNな一年

2006-12-31 07:52:20 | 暮らしと生活
O 遅咲きのギターに目覚めて初舞台…ギター発表会(2月26日)
M 盲腸ならぬ大腸ポリープで即切除…かみさんの大腸ポリープ(2月23日)
O お寺総代 これも地元でささやかな恩返し…寺総代に(4月)
T 頼もしきかな 孫が二人揃って小学校へ…孫の入学式(4月7日、12日)
A 安曇野のリンゴを頬張りつつ果した女房孝行…夫婦で信州旅行(10月1日ー3日)
N 長崎を皮切りに友と巡った錦秋の九州路…親友夫婦と九州旅行(11月7日ー9日)
N ノーモアー。孫子が相次ぐ病から逃れ…長男と孫が病に倒れる(11月20日、28日)

 我が家にあっては、長男の小脳梗塞が最大の難事でした。お陰さまで大事には至らず、今日(大晦日)は誕生日を迎え、つつがなく3回目の年男の務を終えることができました。
 左様、悲喜こもごも至りましたが、『終わり良ければ全て良し』と言うことで、どうにかめでたく越年できそうです。
 来る亥の年が皆様にとりまして、イ~年でありますようご祈念申し上げます。

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路上にクギ 誰が、何のため?

2006-12-30 18:53:17 | ビジネスと社会
 ごみ出しは私の役目になっているのだが、つい今朝はかみさんがやった。昨夜、近所の路上に1本光るクギ状のものを認め、気になっていたためだ。

 今朝、明るい陽の下で目にしたものは、紛れもなく5㎝大のクギだった。よくよく見ると、辺りの両路側帯に点々と続く。しかも、各戸の車庫入口に重点的にある。拾い集めると38本あった。明らかに心ない者の作為が見て取れる。

 昨日・今日は町内の自衛消防の年末夜警があるので、不審者チェックを依頼した。同時に私が同行して派出所へも届け出た。事が起きてからでは遅いので、警察はパトロールの強化を約束してくれた。
 警察は「このクギならパンクには繋がらないだろう」と言うのだが、誰が何のためにやったのか? 単なる愉快犯の仕業なのか。何とも物騒な世の中になったものだ。

 『神も仏もない』と思わせるような、悲惨なニュースが相次ぎ、不正や悪がのさばった今年も暮れようとしている。このままでは『神も放っとけない』ことだろう。来年こそは亥(い~)年でありますようにと願わずにはいられない。
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自戒の訓

2006-12-29 10:42:00 | ビジネスと社会
 然る新聞社の営業部署へ、一顧客として電話を入れた。お目当ての担当者に辿り着くまでに数箇所へ電話をかけ、やりとりがあった。

 《気付いた点》
1.電話口に出ても社名だけで自分の名前を名乗らない。
2.送話口をふさぎも、フックもせず「○○さんは内線××番かな~?」と電話の向こうで話すのが聞こえる。
3.相手が席外しで、代わりに出た受けた者は、当方が名乗ったにも拘らず電話番号を確認して返電しようとしない。(キチンと取次ぎができていない)

 この対応ではせっかくのお客さんも、重要な商談を躊躇するかも知れない。特に電話は顔が見えないので聴覚優先となり、先方の状況や雰囲気を憶測する傾向が多分にある。心したいものだ。

 私もかつて同じように新聞社の営業へ身をおいた者だが、こうして外からみると荒がよく分かる。併せて、自身どれだけちゃんと対応できていたのかを考えると、忸怩たるものがある。

 折も折、お袋がお世話になっている特養施設・幸輝園を訪ねると、壁に「ならぬもの十訓」が掲げられていた。「つもりちがい人生訓」と併せて自戒の訓としたい。


淡路島・春日寺「ならぬもの十訓」

香川・國分寺「つもりちがい人生訓」
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ホームドクター

2006-12-29 08:31:54 | 健康と医学
 毎回、Dr.さとうには感心させられる。寄稿依頼している当方の心中を見透かされているのではと思うほど、いつもテーマが合致する。

 今回のテーマは、ずばり「痛みをとる」である。実は過日、経験したことのない肩の痛みに耐えかねて夜も眠れず、整骨院と整形外科を尋ね歩き、その間に《ペイン・クリニックの意義》をつくづくと感じたものだ。

 痛い(痒い)ところに手が届くとはこのこと。Dr.さとうは、私にとって文字通りの“ホームドクター”だ。
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年の瀬に因む映画

2006-12-28 10:20:12 | 舞台、ライブ
 年の瀬になると思い出させる、ちょっと心に引っかかっていた映画がある。大掃除を後回しにして、23年ぶりに書架からビデオテープを引っ張り出して観た。
 
 『駅 STATION』は1981年(昭和56年)に監督降旗康男、脚本は倉本聰が高倉健のために書き下ろしたといわれる映画。この年の第5回日本アカデミー賞の作品・主演男優・脚本部門などで最優秀賞をさらった。
 
 元オリンピック射撃選手の警察官の物語。彼に関わる三人の女性を中心に、オムニバス形式で物語が展開。
 射撃選手としてメキシコ・オリンピック出場が決まっていながらも果たせなかった北海道の刑事三上(高倉健)。彼のおよそ11年に及ぶ人生模様が、主に三人の女性とのエピソードを連ねながら繰り広げられていく。
 たった一度の過ちを犯してしまった妻直子(いしだあゆみ)、婦女暴行殺人犯の無垢な妹すず子(烏丸せつ子)、そして仕事に嫌気がさした三上が立ち寄った飲み屋の女将桐子(倍賞千恵子)…。

 最も心に残ったシーンは、クライマックスが近づく後半。
 晦日、三上は故郷に帰るべく、増毛駅に降り立つ。船の欠航で所在ない三上は、赤提灯「桐子」に入る。客は誰もいない。たった1人で店を切り盛りする桐子と話すうちに、三上は、自分と同じ孤独を感じ、心惹かれてしまう。

 「去年のお正月、私の友達、札幌のアパートでガス自殺してね。ススキノのバーに勤めていたの」と桐子が英次に語る。暮れや正月になると水商売のコの自殺が多い。どんな遊び人も、どんなに心を許した男性も、この時期は故郷や家庭に帰ってしまうからだという。「つらいのよ、そんなとき」。

 大晦日の夜、桐子と三上は客のいない居酒屋のカウンターで肩を寄せ合い、無言のまま紅白歌合戦を観る。バックには桐子の好きな八代亜紀の『舟唄』が流れる。

 お酒はぬるめの燗がいい
  肴はあぶったイカでいい
   女は無口なひとがいい
    灯りはぼんやり灯りゃいい
     しみじみ飲めばしみじみと

 お互いの言いようのない孤独を抱えて寄り添う男と女。交わされる一言一言が何とも胸に沁みる。「人生とは何だろうか」と心が疼くような映画である。

 高倉健と倍賞千恵子のあわせものでは、『幸福の黄色いハンカチ』や『遥かなる山の呼び声』なども良かったが、歳を重ねるごとに、ヒューマニズムもいいが人生の厳しさや悲しさ、孤独を描いた『駅 STATION』が一層好きになってきた。
 『駅 STATION』は、登場人物の心情を見事に厳冬の北海道の情景に描写して余りある。その心情、情景に観るものを深く誘う宇崎竜童の音楽(宇崎竜童は劇中でも好演)がまた良かった。

【参考サイト】
三上英次と桐子 映画「駅 STATION」
シネマ紀行 駅STATION 
COCOに幸あり PART2
コメント (2)
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