てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

深まる秋

2007-10-31 08:46:13 | 気象・気候
 

金木犀が終わりに近づいている。

先日の雨に祟られ無残に花が散っている。

金色の雪が降り積もったように地面は橙色の花で覆われている。

数週間前にはむせるほど香っていた、あの匂いはもうほとんど消えている。

気付けばもう神無月も晦日。


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金木犀に吹く風 歌と文 いざわひさよ

木犀の季節終わりて街がまた透明な風とり戻す夕(ゆう)-1997年-

木犀という植物には金と銀があるらしいが、私たちがよく目にするのは金のほうである。
だから、勝手な思い込みかもしれないが、金木犀の香りがしているあいだは、街が金色の「もや」にかかっているような気がする。
空気は半透明。香りとの相乗効果で、少し酔った気分にさえなる。
その香りがいつのまにか消えると街は透明な空気をとり戻し、冬への準備に入る。
そんな空想にふけってしまうのは私だけだろうか。 

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旧友会

2007-10-28 23:25:06 | ビジネスと社会

116名が相会う

 元職場のOB会の一つ「第51回旧友会総会」があり116名が集った。OB会は他にも社主催による「社友懇談会」と元同僚有志が集う「販売OB会」の全部で三つある。

 この1年半の物故者は18名、会社を卒業したメンバーの集いだけに、鬼籍に入る数の多さに毎回驚かされる。

 乾杯の音頭は、恒例により最年長のT内さんで御歳88歳。小生が入社した時には局長を務めておられた。ご自身の挨拶では「老醜をさらし…」と仰るが、そのお姿はかくしゃくとしておられ、とても歳には見えない。

 2時間たっぷりと懇談し旧交を温めた。同席の一人U山さん(73歳)は、卒業後に畑違いの写真と山登りにめざめ、その活躍ぶりをテレビや新聞でよくお見かけする。氏の手になる「鏡野町登山ガイド」(A5判31頁)をプレゼントされた。

 同じ釜の飯を食べた先輩や仲間が、いまなおこうして人生のセカンドステージで活躍しておられる姿に接するのは誇りとするところで欣快の至りだ。
 次回開催は来年11月9日の予定。


T内氏の乾杯音頭      鏡野町登山ガイド(A5判31頁)

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わがハムライフ

2007-10-27 20:49:47 | ホビー

My Shack(私の無線室)

 「ハムは趣味の王様である」とは、けだし世界の名言である。

 電話級アマチュア無線の免許を取得(昭和62年10月28日)して、丁度丸20年になる。当初は「ハローCQ、こちらはJG4LBZ…」と、世界中の人々と交信する姿に憧れて手を染めた。併せて無線パケット通信をやるのが大きな目的であった。初物食いの小生としては、やや遅咲きの感は否めない。
 わが師は小学校からの幼馴染I野であり、彼はNTTの技術屋で、電気には滅法通じており、アマチュア無線の先駆けである。小生と併せてもう一人幼馴染U住も誘い込み、お互いにアンテナ工事から始まり、3人のメンバーを中心にハムライフが始まった。8カ月遅れてかみさんと三男にも免許を取らせた。

 初めのうちは、主に144MHZや430MHZ帯で3人の仲間と固定局で交信、わが家にあってはモービル(自動車)から波を出して交信を楽しんだ。その内にI野が改造ファックスを用意してくれ、3人の仲間内で「無線ファックス交歓」がしばらく続いた。
 本来の目的であったパケット通信では、様々の情報が少ないながらも得られて面白かった。今で言うインターネット通信の走りであり、しかも無線通信である。
 モービルでスタートしたが、行き着くところはHF帯(7MHZ、21MHZ、28MHZ)での国内外との交信である。単なる通信状況のレポートやQSLカードの1回限りの交換のみならず、時にはリピーター局と出会い近況報告などをすることもあった。

 しかし、14~15年前から普及し始めた携帯電話やインターネットにとって変わり、アマチュア無線人気は衰退の一途で、最近では大きな無線アンテナの上がっている家を殆ど見掛けなくなった。
 これを象徴するかのように、わが家もインバーテッドVアンテナ(15-meters high)が立ち、マイカーにはモービルホイップが残っているものの、交信は最近ほとんどQRT(送信中止)状態。

 リグ(無線機)のためにもこまめに通電していないと良くないようだ。過日、思い出したように立上げようとしたら電源が入らない。
 そこで今日はI野にSOSを出して来て貰った次第。「今更修理に出しても部品があるかどうか分からないし、あったとしても高い修理代につく。なければ不便だろうから…」と、かつてI野の嫁さんが使っていたリグTRIO TS-130Vを代替品として置いて帰った。持つべきものは友と深く感謝した。

 久し振りにワッチ(受信)しているとグアムからのコンテスト(規定の時間内により多くの局と交信することで得点を競い合う競技)への参加局がある。早速に電波を出したところ1発でピックアップしてくれ「ファイブナイン59(RSレポートの最高値)を送ってくれた。
 しばらく沙汰止みになっていたハムライフだが、これを機に復活してみようと思う。

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亀ちゃんみかん

2007-10-26 22:10:45 | 健康と医学

南国の日差しを浴びてたわわに実る温州みかん

 今年も愛媛県宇和島の亀ちゃんから、みかんがどっさり届いた。亀ちゃんは長男の大学時代の学友で、帰郷して家業のみかん園を継いでいる。
 倅の結婚式にも出席して貰うほどの間柄で、学窓を離れてからも家族ぐるみの付き合いをしており、倅が彼に頼んでシーズン中に何度もみかんを送ってくれる。

 “みかん王国”愛媛でも、屈指のみかん生産地が宇和島市吉田町。みかんの代表「温州みかん」は栽培方法や収穫時期によって、味も名前も様々に変化する。
 10月は「極早生みかん」で、小玉ながら薄皮で、とても瑞々しく爽やかな酸味。果肉が柔らかく、食感も良いみかんだ。
 11月になると「早生みかん」で、極早生よりさらにコクと甘みが出て、程よい酸味を残している。甘ったるいだけじゃない、本物のみかんらしい味。
 12月になると「南柑20号」で、愛媛の南地域に最も適した品種。栽培が始まって70年、愛媛みかんの定番だそうだ。甘さはもちろん、独特のコクと風味でファンが多いブランドみかんである。わが家では、この頃のみかんを冷凍保存し、翌年の夏に食べるのだが、孫たちには大好評だ。

 温州みかんに多く含まれる「ベータクリプトキサンテン」発ガン抑制作用は、ベータカロチンの5倍も強く、マウス実験でも、皮膚ガンを抑えることが確認されている。
 わが家は全員みかんが大好きで、食後のデザートには欠かせない。手が黄色くなるほど食べる。これでガン予防効果が期待できるなら一挙両得だ。


小玉ながら瑞々しく濃厚な味の亀ちゃんみかん
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ワンセグケータイ

2007-10-24 16:40:45 | ホビー
 ケータイを3年4カ月ぶりに、「mova F505iGPS」から「FOMA SO903iTV」に機種変更した。ケータイでテレビを観る必要性は殆どないのだが、折角の機会なのでワンセグ対応のものにした。

 先ごろNTTドコモが、携帯電話の通話料を現在より三割程度引き下げる新しい料金プランを11月にも導入することが報道された。新プランは販売代理店に対して販売奨励金を支払わないのが特徴で、通話料は安くなるが、端末は従来に比べ高くなる。ライバルのKDDIも同様の新プランを準備しており、より競争力のある料金を打ち出すことで顧客を囲い込む作戦のようだ。

 これにより11月から端末機が高くなるのを見越して、機種変更の好機との判断によるものである。購入にあたっては、ドコモショップと量販店で比較対照してみた。意外なことに基本的にはドコモショップの方が高い。
 ただ量販店の店員に、上記の業界動向の見通しを尋ねたところ、「未だNTTドコモから正式に連絡を受けてない。最近、お客からそういう情報を逆に教えられて知った」と正直に話す。

 スリムでコンパクトなメタリックボディの「SH704i」が一番気に入ったのだが、これだと3万円近くかかるのと、画面が2.4inchと一回り小さいので、結局大幅値引きで買い得の「SO903iTV」に決めた。
 ドコモポイント1,900円を使い、差し引き5,250円で求めた。(但し、別途ACアダプター945円+充電卓上ホルダー630円+SDメモリーカード3,300円+機種変更手数料2,100円=6,975円掛かった。)

 機種変更時に店頭でアドレスと電話番号は移行して貰ったのだが、メールや画像が未だなので通信ケーブルを使い、パソコンを介してデータ整理をやらなければならない。
 同時に取扱説明書と首っ引きで使い方をマスターしなければならないのだが、使いこなすまでには当分時間が掛かりそうだ。

販売奨励金とは 
 携帯電話の普及策の一環で、高価な電話端末の店頭価格を安くするために編み出された。携帯会社が販売店に奨励金を支払い、販売店はそれを使って端末価格を割引価格で販売する。「1円携帯」は象徴的。1台当たりの奨励金は平均約4万円とされる。携帯会社は毎月の通信料金に一定金額を上乗せして回収しているが、利用者側では内訳がわからず不透明と批判があり、総務省の研究会でも料金体系の見直しの必要性が指摘された。


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