てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

さわやかイレブン相集う

2025-03-28 17:52:59 | 音楽
『春や昔 十五万石の 城下哉…子規』

一気に気温が急上昇、俄かに桜満開となった3月26日、27日と松山を訪ねた。
目的は大きく二点。
①大学時代の写真部メンバーを中心にした同期会への参集。
②学友T中の一周忌にあたり、線香を手向ける。

①については、昨年末以来3カ月ぶりに“さわやか?イレブン(男子5名・女子6名)”という肝胆相照らす仲間が集い、時が経つのも忘れるほど盛り上がり旧交を温めた。
同期生780名中、女子はひと握りの14名で、いずれもマドンナ的存在だった。
特筆すべきは、そんなマドンナたちの半数弱が、この会へ集まるということ。
この同期会の存続意義がお分かり頂けるのでは!

②過日、ご身内だけで一周忌法要を営まれ、奥様は「一人暮らしの寂しさが幾分紛れるようになったが、それでもどうしても思い出さずにいられない」と胸の内を明かされた。
生真面目で笑顔が少なかったという中から、飛び切りの1枚を額にいれ、併せて切り抜いてスタンド風にしたものと二葉をみせてくださった。
小生からはスマホに落とした卒業アルバム写真をみせて差し上げると、「初めてみる写真ですが、東海林太郎を彷彿させる出会った時そのままのイメージです!」と懐かしがっておられた。

すきま時間を存分に活用し、市内あちこちをリュックを背負って歩き回った。
秋山兄弟の生誕地を皮切りに。
漱石が教壇に立ち、小説「坊っちゃん」の舞台となった愛媛県立松山東高校。
締めくくりに城山へも登ったが、実に1990年以来35年ぶりとなる。
半世紀前の写真部時代の処女作品「伊予絣のひと」を撮った竹藪がそのまま保存されており感慨を新たにした。

道後の湯に浸る時間はなかったものの、宿の大浴場の源泉が奥道後から引かれており、これで大満足。
駆け足旅の終盤のポツポツ雨が、やがて本降りとなり、今治市と岡山市南部の同時山林火災鎮火への慈雨となることを祈りつつ、高速バスで松山を後にした。
27日はよくも歩きも歩いたりで、歩数計は27,209歩という過去ダントツのレコードを示していた。

秋山兄弟生誕地
松山東高校





処女作「伊予絣のひと」
松山一の繁華街 大街道商店街
瀬戸大橋を渡る高速バス
27,209歩は過去ダントツのレコード
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エメラルド婚記念コンサート

2025-03-23 20:57:17 | 音楽
西大寺公民館ギタークラブの仲間から、マンドリンアンサンブル、アモーレコンサートへのご招待を頂き拝聴して来た。
何でもわがギタークラブの大先輩が、2001年に6名で立ち上げたマンドリンアンサンブル「アモーレ」が、現在では29名もの大所帯に一大発展し、この度のコンサート開催となった次第。


長年同会の指揮者(指導者)を務める作野勉さんは、昨年傘寿を迎えられ、いまも元気にタクトを振られる。
その作野さんが、曲目紹介の合間に思わぬカミングアウト。
同会の平均年齢は69.22歳。最年少の40歳代一人が大きく貢献、辛うじて70歳を切った。
みんなで痴呆防止にと頑張っているそう(笑)


マンドリンとギターはまことに相性が良く、双方が美しい響きを生み出すことができる。
ギターのトレモロ奏法に憧れ続けている小生にとっては、とても興味深いアンサンブルだった。


閑話休題。
本日23日は私どもの結婚記念日(エメラルド婚)。
55周年ともなると特別な企画もなく、いささか持て余し気味。
そこへ今回のコンサートのご案内。
1、2部ともテンポがドンドン変わって、楽しい曲がいっぱいだった。
女房にとっても1部で演奏された「白鳥」は、かつてピアノを弾いていた頃の定番の一曲で、感慨深く聞き入っていた。


コンサート帰りに、飛び込みで「鳥好」にて、ささやかに結婚記念日を祝った。
同店はミシュランガイドにも掲載された大衆酒場で、岡山の郷土料理を満喫した。
ただ、禁酒中の身故、オールフリーでガマンガマン!







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彼岸入り友を偲ぶ

2025-03-18 12:52:30 | 音楽
 「暑さ寒さも彼岸まで」のたとえどおり、例年になく厳しい寒さも幾分緩んできた。
朝一で先祖の墓参りを済ませた。


忘れようもない、来る3月24日は学生時代の親友T中の一周忌にあたる。
親友とはいいながら、松山在住のバンカーだった彼との音信は卒業以来途絶えていた。


が、遡ること2012年、卒業以来42年ぶりに再会を果たし、交流を復活。
何度かお互いに岡山と松山を行ったり来たりし今日に至る。
そんな彼から肺がんのステージⅣを告げられた。
2023年11月に彼を見舞ったのだが、それからわずか4カ月で不帰の人となった。


私ども夫婦のために、漱石や皇族御用達の老舗旅館「ふなや」を予約の上、(病み疲れを悟られまいと)一張羅を身にまとい、元気いっぱいで出迎えてくれた。
先ごろ果たしたエイジ・シュートの記念タオルを頂き、それを肴にゴルフ談義をひとしきり。
嫁の甥が「東大王」元メンバーでクイズプレーヤーの鶴崎修功と知った。
当方からは卒業アルバムからピックアップした彼の写真を示しながら、旅館の庭をバックにツーショットに収めた。
話は尽きねども体に障ってはと小一時間で切り上げ、後ろ髪惹かれる思いで別れたが、よもやこれが最期になろうとは。


26日~27日に松山へ行く予定がある。
祥月命日から3日遅れとはなるが、霊前に線香を手向け、彼を偲びたい。


老舗旅館「ふなや」のロビー


エイジ・シュートの記念


最期のツーショット
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春の足音

2025-02-25 10:41:26 | 音楽
去る2月14日夜、冷たい小雨が時折降る中、五百年以上の歴史を誇る天下の奇祭、岡山市の西大寺会陽(はだかまつり)が行われた。
備前平野に春を呼ぶ伝統行事で、このころを境に春は駆け足でやってくるのが常で、今朝の天気予報でも27日あたりから4月上旬並みの暖かさになると報じている。

昨日のランチは、行きつけの食事処へ。
季節限定メニュー「宇和島鯛めし」が登場したので、迷わずタブレットでオーダー。

すると店の奥から、我らと入替りに食事を終えたU住夫婦にバッタリ。
先日女房が奥さんに、同店を口コミで推奨したばかり。

周りのお客さんへの迷惑もあって立ち話は憚られるので、わが家でのコーヒータイムへお誘いした。
そもそもU住家とは三代にわたる永~いお付き合い。
夫同士は幼馴染、嫁同士はママ友というお互い無二の親友とあって、話は次から次へ続いてとどまるところがない。

庭の桜の古木にムクドリの大群が押し寄せ、蕾をついばむことに困却、傍について追っ払うが大仕事と嘆く。
奇しくも母上の命日でもあり、下界の様子窺いかも知れぬから、鳥害駆除と併せて精々回向もせねばという話でお開きとなった。


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5年ぶりの積雪

2025-02-12 10:57:13 | 音楽
今朝9時過ぎ、急に明るくなったなと窓の外に目を遣れば、雪がチラついており、見る間に積もり始めた。
岡山市内で積雪をみるのは、実に2020年以来5年ぶり。
雪慣れしてない当地にあっては、大したことにならなければと祈るのみ。

いまが冷え込みの最も厳しい時期であり、決まって雪に纏わるエピソードを思い出す。
両親の結婚記念日が2月11日で、78年前の結婚式後の里帰りの日に大雪に見舞われた。
さて、このコンディション下で挨拶に行くかどうかを巡って、祖父と父との意見が対立した。
結局父は敢行したことで、今の小生があるというもの。

※岡山市は瀬戸内海式気候に属しており、全国平均に比べて雨・雪ともに少ないため、「晴れの国」として知られている。


2019年2月11日

2025年2月12日午前9時半撮影

コメント (2)
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