てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

前倒し丑の日

2012-07-27 14:25:00 | グルメと料理
 土用の丑の日に先駆け、昨日鹿児島県産のウナギを奮発した。稚魚(シラスウナギ)の不漁でウナギが高騰している中だけに庶民には高値の嶺であり、清水の舞台から飛び降りる心境で下した“英断”だった。

 一方、同じ英断でもNHKのニュースで『三重県津市の老舗うなぎ料理店では、激減するうなぎの資源を守ろうと、かき入れ時となる土用の丑の日の27日、あえて営業を取りやめ、今後の豊漁を祈願してうなぎを放流した』と報じていた。
 この将来を見据えた果敢な行動に比し、目先のことにばかり目を奪われ浅はかなわが身に、内心忸怩たる思いだった。

 その代わり丑の日本番の今日は「」のつく物を食べると身体によいといわれているので、昨年B-1グランプリで第2位を獲得した「ホルモン焼きどん」にした。
 余談ながら「ホルモン」の語源をご存知だろうか?関西弁で「捨てる物」を意味する「放る物」がなまって「ホルモン料理」となった。が、臓物料理は印象が悪いため英語の「hormone」に肖り、体力に活力を与えるイメージで名付けたという説が有力である。

 ウナギの生態系はまだまだ謎が多く 解明されない部分が多くあるが、研究開発が飛躍的に向上している。
 『水産庁は25日、養殖ウナギの卵をふ化させて成魚にする「完全養殖」で、稚魚のシラスウナギを年間1万匹生産できる技術を5年後に確立する方針を明らかにした。稚魚を安定供給し、ウナギ価格の高騰を抑えるのが狙いだ。最大でも年間600匹にとどまっている生産量の拡大を目指し、民間企業の参入も促す』(7月26日付山陽新聞)という福音に期待したい。

【ウナギ関連記事】
2005/7/28 本日、土用の丑の日
2007/7/26 鰻(マン)パワー
2009/7/19 晩御飯はウ・ナ・ギ 
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天の恵み

2012-07-26 17:47:00 | 農事
 小欄「2009/6/26 今時の我家の野菜と果物」から3年目の夏の、天の恵みです。前回と違ってコンデジで撮ったため、(腕もあるが)その差は歴然です。比較してご覧あれ。


イチジク

イチジク

伊予柑

文旦

文旦

ドクダミと同居のスイカ

一番生りスイカ

順調に育つ稲

シオカラトンボ

トンボの羽化(2012年6月20日撮影)

ゴーヤ
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永年の食習慣が具現

2012-07-22 09:17:00 | 健康と医学
 結婚してからこれまで、偶に会う人毎に「昔とちっとも変わらんネ!」と言われ、内心不変のヘアスタイルのお陰と知りつつも、結構気をよくしていた家内。

 そんな家内の体型に異変が・・・。先日のことパンツを買いに行き、従来のサイズのウエストがきつくてファスナーがしまらないことに大きなショックを受け、買物もそこそこに引き返した。

 それもそのはず40数年此の方男の私と同内容の食事を、ほぼ同量摂り続けたことになる。よくぞこれまで持ちこたえたもの。男性と女性では基礎代謝量が違う上、加齢と共に大きく減ってくる。それが如実に具現したようだ。

 一方、体脂肪率はどうか? 我が家にある生体インピーダンス法で計測比較してみた。私の22%(適正値17~23%)に対して、家内は27%(適正値20~27%)と共に辛うじて適正値内ではあるものの、こちらも今や二人の数値が逆転した。

 今からでも遅くない。思い立ったが吉日とばかりに、今朝から私のウオーキングに同行し、朝食も私の皿へ少し盛り加減を移動した。

 折りしも今日の山陽新聞朝刊に、百歳の今も現場に立ち社会に発信する医師・日野原重明氏の対談が載っており、些か長くなるがその一節をご紹介する。
 『長生きしている人に肥満の人はいない。私は、30歳のときの体重60㌔を保つようにコントロールしている。カロリーを決め、毎日体重を量る。太ったら食事は控えめ、朝と晩は小食だが、夜は週2回ステーキを90㌘、ほかの日は魚を食べる。人によって朝昼晩の太り方が違うのでその人の生活に合うようにやるといい』

 これに言い尽くされている。スタミナ切れを起こさぬ範囲でカロリーコントロールを心がけ、これから迎える夏を乗り切ってもらいたいもの。
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予定は未定

2012-07-16 15:38:00 | 農事
 水田に除草粒剤(イネグリーン)と殺虫粒剤(ルーバン)を撒いて一週間経つのを見計らって、朝のウオーキングの合間に田圃の取水作業に大汗を流した。

 一仕事済ませてからパソコンを立ち上げると、兼業農家のエンピロさんも勤めが休日で、しかも梅雨の一休みの間隙を縫って、連日のように草刈をしておられる様子。このブログ記事に触発され、この所田草取りと水管理にかまけて畦草刈りが後回しになっているので、家内に「今日は草刈りをするぞ」と“宣言”した。福島と岡山で遠く離れていても、同じ苦労を共有していると思えば自ずから元気が湧くというもの。これで楽しいことは2倍に、辛いことは半分に。

 ところがその前にひとまず朝の大汗を流そうとシャワーを浴びるうちに、浴室の汚れが目に付き、カビキラーやスチームクリーナーまで総動員して徹底的に大清掃、たっぷり1時間以上も掛かってしまった。

 これですっかりパワーを使い果たし、おまけに今日は上天気で既にお天道さんも高く昇ってしまった。熱中症にでも罹ったら厄介なので、畦草刈りは後日に回すことにした。やはり夏の農作業は、曇り空の早朝で、少し風がある日に限る。

 一度言い出したら聞かない私の性分を知り尽くしている家内は、いざという時には救急車を要請する覚悟で、清涼飲料水を冷凍して待機していたそうだが、浴室から出るや否や私から「本日の予定は変更延期」と口を衝いて出るのを聞き安堵していた。
 ヤキモキしていた家内の心中を余所にして、「予定というのは決定ではない、すなわち未定ということだ」は誠に以って言い得て妙なる言葉だとひとり悦に入る手前勝手な私がある。
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偶然の一致

2012-07-12 16:19:00 | 暮らしと生活
 「同姓同名で生年月日も同じ男性になりすまし、男性の銀行口座から金を引き出したとして、岡山県警岡山中央署は10日、同県倉敷市神田、会社員某容疑者を有印私文書偽造・同行使、詐欺容疑で逮捕した」というニュースが流れた。事件の究明が待たれるところだが、以前にも似たような事件があったと記憶する。全く油断も隙もない、嘆かわしい世の中になったものだ。

 これとて他人事ではない。身辺でも似通った事例がある。生年月日こそ少し違うが、新家のS子叔母と同姓同名が町内にもう一人、そして隣町にもう一人おられるため時々取り違えがあり紛らわしい限りだ。

 また、些か旧聞に属するが、同姓同名が故に引き起こった半世紀前の出来事が想起される。小学校の臨海学校に参加し無事日程を終えて引き揚げる段になって、担任の先生から呼び出しをくらった。
 「部屋をチェックしていたら持込禁止のはずのお前の万年筆が出てきた」と、厳重注意を受けた後手渡された。全く身に覚えがないのだが、紛れもなく私の4文字が彫り込まれている。鮮明な刻印ではないが、画数が少ないので読み間違えようがない。言われればそうとも読み取れる。狐につままれたような気持ちで受け取り持ち帰ってそのままになった。いま現物は手元にないが、草色のまだら模様だったことだけは憶えている。

 当時は小学生にとって万年筆など高嶺の花。中学に上がって初めて習った英語のテキストの冒頭がThis is a Pen.であり、晴れてMy Penを手にしたのはこれ以降のことである。
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