てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

不思議な縁

2011-08-10 13:34:00 | ノンジャンル

N波さんの詩集「摘み菜」

 お盆を前に、小欄「2011/6/18 母の無二の親友」でご紹介したN波さん母娘に来訪賜り、母の霊前へ過分のお供えと一編の詩集を手向けて下さった。

 平成16年に刊行された詩集「摘み菜」は八章からなり158句が収録されている。「第三章 静に過ぎぬ」には、母に纏わる歌として次の句を認めた。
 『若き日に 共に学びし 三徳塾(※1) 面影もとめて 友の顔浮ぶ』
 『遠き日の 学び舎に咲く 緑(※2)の桜 今も変わらず 我にやさしき』

 母がN波さんと一緒に受けた満蒙開拓女子青年拓植訓練では、もしも戦争が長引いていたら戦地へ派遣されるところだったことなども新たに聞かされた。

 前回の記事で、N波さんの孫娘が偶然にも小生の会社の後輩になると記したが、本日道案内の娘さんと話を進めるうちに、家内とは郡市をまたがって生まれ育ったにも拘らず、出身高校が5年後輩であると判明した。
 一連の出来事を偶然と考えるには余りにも運命的で、何かの縁と思わざるを得ないような不思議なご縁を感じた。

 誰しも、この様な一つや二つの不思議な巡り合せは経験しておいでのことだろう。差し障りのない範囲でお聞かせ頂ければ幸いです。

「※1 三徳塾」前回記事にある満蒙開拓女子青年拓植訓練でのこと。
「※2 緑」とは母の名前にかけてある。
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夏草や ああ夏草や 夏草や

2011-08-09 10:46:00 | 農事

畦草刈りを終え順調に育っている我が稲田

 立秋を過ぎてなおこの夏一番の猛暑日となった9日、前回の畦草刈りから40日を経て伸び放題になっていた田の畦草刈りに精を出した。
 夏草はすぐに茂るので、もっとこまめに草刈りをしなければならないのだが、この暑さが故になかなか思うに任せない。途中、何度も水分を補給し、小休止を入れながらどうにか刈り終えた。もう1枚の小さい田圃は後日に譲ることにした。
 夏草といえば芭蕉の秀句『夏草や 兵どもが 夢の跡』を思い出さずにいられない。

 コメの先物取引が72年ぶりに再開されたが、大震災や原発事故、新潟・福島豪雨で東北、北関東などコメどころが甚大な被害を受けたため、需給が逼迫して値上がりするとの予想が増え、基準値を大幅に上回る買い注文が殺到するなど波乱の幕開けとなった。

 お陰なことに我が田の稲は、いまのところ順調に育っている。幸か不幸か我が家では自給米が精一杯なので「平成の米騒動」とは全く無縁。どうにか家族や親族が食べていけるだけの収穫を願っている。
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節電効果

2011-08-08 18:00:00 | 暮らしと生活
 岡山地方気象台がまとめた7月の県内気象概況によると上旬の多雨傾向から、例年より早い梅雨明けで中旬は気温が上昇。台風6号の接近を境に下旬は厳しい暑さが一段落するなど、天候の移り変わりが激しい1カ月となった。記録的な猛暑だった昨年7月に6日あった猛暑日は、一日だけにとどまったそうだ。それでも既に6月に猛暑日があるなど、長~い、暑~い夏が続いている。

 東日本大震災に伴う原発事故で何処も節電ムードが高まっている。「ハチドリのひとしずく」の話を思い出しながら、 いま自分にできることは何なのか自問自答した。せめて我が家では夏の間「風呂をシャワーで済ます」、「エアコンを扇風機と併用する」、「5箇所をLED電球に交換」、「終日入れっぱなしだったパソコンの電源をこまめに切る」の4点を実践励行した。

 エアコンについては設定温度を昨年までの25度から3度上げて28度にセット、扇風機を一緒に使っている。風を作ることによって体感温度が下がる効果があるのは周知のとおり。

 これを心掛けただけで8月分(7月8日~8月7日)の電気使用量が790kwh(前年同期1,240kwh)とマイナス36.3%を達成した。政府・資源エネルギー庁の目標が「家庭の使用電力の15%減」だからまずまずの成果である。
 例年のことながら、打ち水やすだれ、緑のカーテンなども一助になったことと自負している。
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連荘同期会

2011-08-03 14:38:00 | ビジネスと社会
 8月21日には小学校の同窓会が早くから決まっている。2000年正月にミレニアム同期会を開いて以来11年ぶりとなる。
 幹事の話では同期生68人中23人の出席予定で、ほぼ前回並の寂しい出席率である。前回は山陽新聞読者のページに投稿を委ねられ大任を果たしたが、次回は他の人に託そうと思っている。それでも記念写真だけはおさえるように早々と幹事から仰せつかっている。

<script language="JavaScript" src="http://www.magicalmaker.com/js/mm.js.php?upwh=861590-1312350560-479-292"></script>
2000年(平成12年)4月27日木曜日付け山陽新聞「集い」より

 折りしも、大学時代に籍を置いていた写真部から、急遽8月20日に、松山において同期会開催の案内が届いた。こちらは卒業以来だから41年ぶりとなる。
 万難を排して出席したいので、20日は寺総代会を中座して、お盆帰省中の倅家族を岡山駅まで送った後、松山を目指さなければならない。
 午後6時からの開催にギリギリである。加えて翌日の午前11時までには帰って来なければならないので、せっかくの松山行きも宿泊は叶わず蜻蛉返りとなる。しかも、アルコールはお茶にかえて凌ぐつもりでいるが、かなりの強行軍なので大事をとって家内に同伴を頼んだ。後は家内が待つ間の時間潰しを段取りつけなければならない。

 海外の航空便でオーバーブッキングのことは、よく散見する。これに遭遇したら時間の余裕さえあれば、代替便の手配とともに、宿泊代、お詫びのポイントや補償金などをつけて、別の便に移ってくれるボランティアに応募という思わぬ特典に浴することがある。

 残念ながら今回のオーバーブッキングについては、一番肝心の時間の余裕がない上に、誰も補償してくれる相手がいない。普段は“毎日が日曜日”の身だというのに、誠に皮肉なものだ。
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紫一色

2011-08-01 10:39:00 | 暮らしと生活

今年は青紫一色(1日午前6時56分撮影)

時間の経過と共に色に変化が(1日午後3時39分撮影)

 連日うだるような暑さが続いていますが、みなさんお変わりなくお過ごしのことと拝察いたします。ご自愛の上、元気に猛暑を乗り切りましょう。

 我が部屋の窓際には、例年の如くゴーヤと朝顔の種を播き、その外にフルーツトマト、更に葡萄棚で“三重の緑のカーテン”を設えている。意に反して、スケスケのレースのカーテンとなってしまったが、それでも今朝は一気に朝顔が十輪も開花した。

 タネは昨年の取り置きだったか、新しく買い求めたものか、しかと憶えぬが同じ紫色でも、昨年の赤紫(purple)にかわって、今年は青紫(violet)一色である。一口に「紫」色にもいろいろあり、英語のvioletがスミレ色とあり、purpleがわずかに紫がかった赤色とある。

 ネットで調べたら『タネで植物を育てている場合に、そのタネが完全に遺伝子的に固定していない場合には、その形質が代々育てている間に変化することがある。色が変わってくることもある。』そうなので、恐らく取り置きのタネだったのだろう。

 子供の頃、庭に咲く色とりどりの朝顔の花びらを絞ってジュース屋さんごっこをしたことなどが懐かしく思い出される。




窓際からみる“レースの緑のカーテン”

***** 一夜明けて *****

 一色とばかり思っていた朝顔、今朝はツルのてっぺんに、天に向かって2輪真っ白な花を咲かせていた。何だか得した気分で嬉しくなった。次はどんな花が開くのだろうか?(2日午前6時47分~51分撮影)








てっぺんに真っ白の朝顔が2輪
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