てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

良民の負託

2007-03-29 21:18:11 | ビジネスと社会
 明日告示の県議選を皮切りに、統一地方選挙に突入する。

 折も折、Tさんから親展が届いた。Tさんとは、20余年前、今は亡き親友Kを介して知り合いになり、就職のお世話をしたほどの好誼が続いている。

 文面によると、「(小生と知り合う前に)仕事や私事に亘る恩人Mさんが市議2期目に立候補するため、選挙参謀を務めているのだが、82歳の年金暮らしの身には当座の運動資金にも事欠いている。手弁当とマイカーのガソリン代もままならない。厚顔を承知で折り入ってお願いする。返済は年金の中から月賦で。」というもの。

 これまでのTさんとの付き合いで知る限り初めてのことであり、退っ引きならない事態と判断し、当方とて決して余裕がある訳ではないが、差し上げてもいいくらいの積りで快諾した。
 早速にTさんがお見えになり生涯における、Mさんと小生への謝恩の意を切々と語られた。そしてMさんへの最後の恩返しだと話されるので、「どうかご自身やご家族のこともお忘れなく、御身大切に」と申し添えておいた。

 金権選挙や腐敗政治などが横行する昨今だが、Mさんは周りからの草の根運動で担ぎ出されただけあって、私利私欲を抜きにしたTさんのような陰ながらの多くのボランティアに支えられている。
 是非とも選良を目指し、2期目を無事クリアして、良民の負託に応えて頂きたいと願う。

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がん年齢

2007-03-28 18:45:40 | 健康と医学
 今日のDr.さとうの健康コラムは<病気は遺伝か環境か>ということについての考察です。小生にとっては、日頃から気になる点がいくつかあり、大変興味深いお話です。

 先ず、がんについては『明らかに遺伝するがんがあるが、大部分のがんは遺伝しない。環境の影響の方が大きい。』ということで、少し安心しました。
 しかし、『日本における30年間の病理解剖報告によれば、がんは50~60歳代の65~70%にみられる。』に驚きました。定年を迎えようとしているわれら団塊世代は、まさに“がん年齢”真っ只中ということです。

 お袋が65歳くらいでアルツハイマー病を発症しており、最も心配していたのですが、『高齢者に発症するアルツハイマー病には、遺伝性はあまりない。』そうです。65歳が高齢に相当するのかどうか…。一抹の不安が残ります。

 『あのアインシュタインでさえ、晩年には、自分の家がわからず、大学のなかで、人に尋ねていた。長生きすればするほど、みんなアルツハイマー病になっても不思議ではない。』には慰められました。

 そして最後には『高血圧や糖尿病では、遺伝の影響はかなり大きいといわねばならない。』と止めを刺されました。
 かみさんは「高血圧」、小生は「糖尿病と高脂血症」のため、数年来服用を続け小康を保っています。果たして孫子にはどんな影響を及ぼすのやら。

 今日のDr.さとうのお話には、一喜一憂しましたが、『遺伝子を変えることはできないが、環境を変えることはできる。遺伝子に合った生活をすること、これが遺伝子のねがいである。』の言葉を肝に銘じて、“多病息災”で暮らしていこうと思っています。

 無病息災のあなたも、『Dr.さとうの健康コラム』のご一読を是非ともお勧めします。
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ダブル卒業

2007-03-27 11:22:28 | ビジネスと社会
 平成9年(1997年)11月18日午前1時頃、二男が大型バイクを運転していて交通事故に遭った。深夜までの研究を終え、校門から公道へ出かけて、T路交差点を猛スピードで突進してきた車に衝突した。相手は同じ学校の歯学部の院生で、やはり研究所を出たところだった。

 倅は事故のショックで気を失い救急車で運ばれた。精密検査を受けたが異常は認められず、外傷もなく腰の打撲だけで済んだ。双方とも大した怪我がなかったのは、不幸中の幸いだった。そのままパトカーで下宿まで送って頂いた。

 事故の一報が入るまでに9時間のタイムラグがある。親へ無用の心配をかけまいと配慮してのことだが、保険手続きのため止むを得ず連絡をしてきた。保険屋からの報告で、「一週間の要治療の診断が出ている」と聞かされた。

 そもそも二男が自動二輪の免許を取ると言い出した時は、親として猛反対した。心を鬼にして体を張ってでも反対し果せば良かったのだが、本人の熱意につい屈した。
 長男の時は説得の末断念させたのだが、その実績が生かされず、ついに予想が的中し最悪の事態を招いた。
 事故を体験した小生の後輩ライダーからの「痛い目だけでは済まん。下手をすると命と引き換えになるぞ!」とのアドバイスにも聞く耳持たずだった。

 初代のバイクはロックしていたにもかかわらず、いとも簡単に盗難にあった。執念で探し出した時には、無残に改ざんし放置されており大ショックを受けた。事故に遭った二代目では、仲間と一緒に富士ツーリングなどはじめ、遠征をしていたことを知った。

 卒業式で上阪した折、事故現場を訪ねた。衝突の弾みで飛ばされてブチ当たったガードレールは、縦のパイプが1本はずれ、横はひん曲がっており、相当の打撃を物語っていた。本人の口から「奇跡(の生還)だった」と言わしめた。一歩間違えば…と思い致し、改めて背筋が凍った。

 バイクはポンコツとなったが、これでやっと縁が切れた。翌年、大学の方も無事卒業できた。

 ブログご近所の三日月51さんが「オートバイ」と題して、息子さんが免許を取得しライダーデビユーする様子を認めておられる。
 決して水を注す気はなく、老婆心ながらも同じ轍を踏んで貰いたくなくて、ペンを取った次第。

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絶滅の危機

2007-03-25 23:12:57 | ビジネスと社会
 アユモドキという淡水魚をご存知だろうか?

 アユモドキはドジョウの仲間だが、その姿がアユに似ているところから、この名前がつけられた。絶滅の危機に瀕し、1977年(昭和52年)に国の天然記念物に指定されている。
 日本では、琵琶湖淀川水系と岡山県南のごく一部、とりわけ旭川水糸祇園用水に残存しているのみという。

 その祇園用水が流れる賞田町内こそは、わが中井の隣町にあたり、電子町内会の先駆けで、これまで色々と指導を仰いできた。
 賞田では町内を挙げて淡水魚保護運動に取り組み、2002年7月には「淡水魚保護の町」を宣言した。

 そして同町内のホームページの中で、
 『アユモドキの生息環境を狭める要因には、河川改修や用水護岸の土木工事、水質汚染などいろいろな原因が考えられます。アユモドキの生息条件を整えることが、この魚を後世に伝えることにもつながり、他の淡水生物を含めて保護していくことにつながります。』
 と訴えている。

 このほど国土交通省が発表した2005年度の「河川水辺の国勢調査」によると、環境省が絶滅危惧種にしている生物254種を全国の河川などで確認した。その最たるものがアユモドキである。

 いつかの電子町内会会議の折、服部仁壽町内会長は「未だにちょっと目を離すと、密漁や乱獲をしようとする心ない人たちがいる」と現状を嘆いておられた。
 斯くいう小生も、賞田と電子町内繋がりでもなければ、天然記念物といわれても「アユモドキ」に左程関心を寄せなかったかも知れない。


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37年の年輪

2007-03-23 19:22:44 | 暮らしと生活
1プラス1は2だが、やがて5になり、とうとう15にまでなった。

シナジー効果のことではなく、私どもの出会いから、現在に至るまでの家族の数である。

23日は私どもの結婚記念日。早いもので37周年となる。
ジョン・レノンとオノ・ヨーコの結婚記念日(3月20日)に遅れること1年。

ニ人と書いて仁と読む。「思いやり」は結婚生活の必須条件である。加えて「誠意・信頼・尊重」。
三世同堂の我が家では、お袋とかみさんの狭間にあって、つねに3対7のスタンスで、かみさんに軸足をおいて来た。そして「夫唱婦随」から、いまや「婦唱夫随」と逆転している。これも長続きの秘訣かなと心得ている。

結婚記念日の周年に37年目はない。次の節目40周年(ルビー婚式)の意味(名目)は、ずばり「深い信頼と誠意」となっている。

山陽新聞社が主催する地域ふれあい事業の一つに「金婚夫婦お祝いの集い」なるものがある。半世紀をともに歩んできた夫婦を祝福し、生きがいのある長寿社会の実現を目指すものである。まだ先のことだが、お互い健康に留意して是非とも参加させて頂きたいと念じている。

また夫婦の年輪が1年、深く刻みこまれていく。


ウオークで見かけたソメイヨシノ?の蕾

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