てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

伴侶の介護

2008-07-31 10:14:00 | ファミリー

大正11年3月3日発行『上道郡誌』

 「… 資性順良にして孝貞の志厚く…夫駒五郎の病にかかるや克く困難に耐へ、10有余年看護怠らず、37歳にして寡婦となり夫死後に至るも尚を貞操を守り、克己勤勉家業に精励す。其の奇特の義により、明治17年3月24日高崎県令より金員を下賜せられ表彰せらる…」(大正11年3月3日発行『上道郡誌』)

 極めて私事にわたり恐縮だが、上記文中の“奇特の寡婦”こそは、私から遡ること四代、高祖母千余である。これしきのことで県知事表彰とはいささか驚きだ。よほど話題に事欠いた、古き良き時代だったのか。
 少子・高齢化の現代にあっては核家族が進み、連れ添いを10年そこそこの看病など美談には入らない。あるいは平均寿命の延びに伴い「老老介護」が社会現象にさえなっており、特段珍しいことでもない。

 とはいえ痴呆のついた老親の家庭内看護に11年ほどで限界を感じ、特養施設のお世話になっている身で多くを語る資格などないかも知れない。
 老いは避けては通れないし、誰しも何時病気に罹らないとも限らない。万一伴侶や親が病に倒れた際、果たしてどこまで介護を全うできるか、改めて自問自答してみた。
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行動変容

2008-07-30 15:23:06 | 暮らしと生活
 小欄「2006/3/2 見えざる効果」で書いたように、漢方薬「ツムラ防風通聖散エキス顆粒」を通算で4年以上服用してきた。しかし、またまた服用を中止して1カ月半が経過した。
 それなりに薬効はあったにもかかわらず、漢方といえども長期服用による副作用を完全否定できないからだ。何よりも「食事1時間前、1日3度服用」が煩わしくもあり、ついつい忘れがちであった。薬依存体質から脱却し、自浄能力を最優先したいが故である。謂う所の「行動変容」の一種である。

 薬に替えて運動面では、暑さで中断していたウォーキングを復活したり、食生活においては努めて「弾け豆」や「キウイフルーツ」を食べ、「にんじんりんごジュース」を続けるなど心がけている。
 ところがこの行動変容では、目に見えた効果が現れない。それどころか逆行するように体重は増しがちだし、困ったことに以前ほど快便でなくなった。

 「行動変容」こそはパーソナルヘルスケアネットワークの重要なテーマではないかと考える。適度な身体活動やバランスのとれた栄養摂取習慣の確立など、これから一生にわたって日常的な行動を身に付けたいと念じている。やはり薬に頼らざるを得ないのか?との迷いを絶ち切り、良い効果が現れるまで、もう少し頑張ってみようと思う。


**人材開発コンサルティング会社・MSCの用語集より**

 『行動変容とは、習慣化された行動パターンを変えることを指す。日常的な例では、美容と体調を整えるためには、「朝起きるとすぐにコーヒーを飲んでから食事をする」といった行動パターンから、「起きてまず洗顔し、食事をしてからコーヒーを飲む」といった順序を変えることを実践することが必要である。トレーニングにおいては、自らの職務行動のパターンや傾向について自覚を高め、目標達成や能力開発に向けて行動を変えていくことが重要な意味を持つ』
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わが祇園祭

2008-07-29 12:18:03 | 暮らしと生活

縁台で涼をとる家族連れ

子ども達の曳く「檀尻」

獅子舞


 祇園祭といえば京都の八坂神社の祭礼が有名で、大阪の天神祭、東京の神田祭とともに、日本三大祭のひとつに挙げられており、その歴史の長いこと、またその豪華さ、祭事が1カ月にわたる大規模なものである。
 およそ1100年前、神泉苑に日本全国の国の数の鉾66本を立て、祇園の神を祀り災厄の除去を祈る祇園御霊会を行ったのが始まりと伝えられている。

 規模は比ぶべくもないが、わが隣町・祇園の素盞嗚神社(通称祇園様)でも、26日~27日に夏祭り・祇園祭があった。ここの夏祭り・祇園祭は地元では「おぎおんさま」と呼ばれ、夏の風物詩として親しまれている。
 正徳2年(1712年)から始まり祇園上、祇園下から各1頭の獅子が出て、これに多数の「ひょうけぢぢい」と呼ばれる子供たちが加わり獅子をからかう。太鼓唄のお囃子は、現在は1頭の獅子について太鼓1人・鉦1人であるが、横笛の復活が計画されている。

 27日、夕食後のウォーキングの序に、懐かしさに後押しされのぞいてみたら、子どもの頃の賑わいはなく、すっかり様変わりしていた。祭りにはつきものの露店の姿はなく、ノスタルジアを誘うガス灯のにおいも、今では心の中だけの幻となった。町内の保護者の手による、僅か数店の夜店だけが並んでいた。
 小欄「2006/5/29 泥の河」で紹介した映画「泥の河」では、昭和30年代の世相が見事に描かれている。とある夏の夜、友達と近くの稲荷神社の縁日に行った時のワンシーンが心に残る。映画の中の二人の少年は自分と同世代と思われるが、その時の彼らの心情が伝わり、ついつい涙が出そうになる。

 伝統行事として住民に親しまれ、行われてきた夏祭りや盆踊りだが、核家族化・少子化や地域社会の崩壊による対人関係の希薄化、生活様式の変化に伴い、年毎に衰退しているのが気掛かりだ。
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納車

2008-07-27 21:43:50 | 暮らしと生活


 今日はこのほど購入した軽トラックの納車日。と言っても納車代を倹約するためディーラーへ出向いて鍵を受取った。

 一通りの使用上の説明を受けた後、O本所長から今後の整備担当者や事務スタッフまで紹介をされ、思いがけず花篭をプレゼントされた。新車を前に記念写真をパチリ。さらにキャンペーン期間中の成約につきiPodのプレゼントまであった。

 家へ向うその足でiPodは中1年生の孫娘の元へ、そして花篭は母の所へ届けた。
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Wiiまで誤作動

2008-07-27 09:25:57 | 気象・気候
 「言うまいと 思えど今日の 暑さかな」-連日酷暑が続く日本列島、26日はとうとう多治見で最高気温39度を記録した。岡山は35.8度だが、隣まち倉敷では36.1度と7月としては過去最高だった。

 この暑さでは家の中にいても熱中症を起こしそうだ。その所為でもあるまいが、我が家のWiiまで狂ってしまった。2台のコントローラの片方が“ノーコン状態”となり、勝手にゲーム画面のキャラクターが動く誤作動を起こし出した。特に野球ゲームでは勝手にバッティングをし、釣堀ゲームでは釣竿がひとりでに動く。

 コントローラの電池を新しいものと交換したり、Wii本体の電源をリセットするも、一向に改善の兆しが見られない。購入先のデ○デ○に持ち込むと、家電店での修理には一切応じられないので、Wiiサポートセンター(電話0570-020-210)へ問い合わせてくれとのこと。

 電話口でオペレーターの指示に従い、コントローラを操作したらたちどころに正常に戻った。何の事は無い「手のひらでWiiリモコンを叩く」だけのことで改善した。

   

 その後、落ち着いてインターネットで調べたら、ちゃんと解決方法が載っていた。誤作動については『稀に起こることがある』と書かれているが、どうやら結構ありうる事例のようだ。

 ただ解説の最後には『物にぶつけたり、落としたりしてWiiリモコンに大きな衝撃が加わると、Wiiリモコンのボタンは反応するものの、Wiiリモコンを振るなどの動作に反応しなくなる』との記述がある。
 負けず嫌いの孫が、ゲームに負けた悔しさのあまり腹立ち紛れに、このWiiリモコンを畳に叩きつける場面を目撃したとかみさんが証言した。あるいは………が真因だったのかも知れない。
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