県外に住む長男、二男家族ともに、夫々に事情があって今年のゴールデンウィークは帰省が果せない。
そこで今日は二男夫婦から母の日に先駆けて、孫の写真とメッセージが添えられてプレゼントが届いた。 一昨日の電話では中身を明かされていなかったので、期待に胸躍らせ梱包を開けるかみさんの手がもどかしい。
ジャ~ン。
『紀州五代梅「心」』が桐箱に入り、更に1つ1つ和紙に包まれ、あたかも宝石箱にでも保管されているかの如くに現れた。
「うわっ凄い! こりゃ~食べるのが勿体ない。」と思わず歓声があがる。それもそのはず、たかが梅干で1粒300円という超贅沢品だ。
嫁からのメッセージには「母の日、たいしたことできませんが、梅でも食べてほっと一息ついて…」とあるが滅多なことで、いや二度とは口にできない代物だ。
芸能人の御用達お土産ベストで、TV番組や雑誌でもよく紹介される一品。最近では藤原紀香さん・陣内智則さんの結婚式の引き出物として使われたことでも知られる。
今回のプレゼント選定には二人の頭を悩ませたようだ。電話で希望を尋ねられても、「何でもあるから(気を遣わんで)」と口を濁していたもの。
それにしても倅のお薦めだそうだが、梅干の苦手な倅がまた何で…。(;^_^A)
かみさんのお相伴に預かり、茶時にじっくりと味わいながらいただいた。こんなに大粒でふっくらした梅は初めてだった。甘みと酸味のバランスが絶妙で、まことにまろやかではある。後を引きそうな、複雑な風味であった。
これを究極の贅沢品の味というのだろうが、一方でモノの適正価格ということが分からなくなったのは確かだ。