〈リバイバル・アーカイブス〉2024.5.13~5.27
原本:2021年6月14日
2,021年6月2日 18:00 河内長野市高向(たこう) 石川
護岸がコンクリートで固められてなく、竹藪や草むらがあります。さらに蛇行があれば、ゲンジボタルにとっては最高の条件です。
6月10日 22:18 竹藪で休むゲンジボタル。
22:21 川の周りの整備されていない竹藪は、蜘蛛などの天敵も多いですが、太陽の直射を遮り、湿気もあり好条件。
6月3日 21:49 きょうは夜の気温が20度を超え、風もなくホタルにとって最高のコンデションであったようです。
22:12 ゲンジボタルの光跡
ゲンジボタルの出現数が今まで最高の350匹に昇りました。ヒメボタルはピークを過ぎてほとんど姿を消しました。
6月10日 22:07 えもしれない優雅なホタルの光跡を写真でお見せ出来ないのが残念です。
6月3日 21:43 出現数は以降減少していくものと思われます。
6月2日 ゲンジボタルの幼虫のエサ、カワニナ
18:07 今年はホタルの当たり年で、晴天で暖かく、適度の雨もあったため、エサのカワニナがたくさん発生し、しかもでっかく成長しています。
21:41 そのためか今年のゲンジボタルは驚くほどのでっかい、ここ十数年見たこともない大きな個体をしているホタルを何体か見ました。
18:03 このようにゲンジボタルの生育に大きな悪影響を及ぼさない現代版蛇籠は、作る手間が掛かると思いますが、自然環境を守るうえでこの上ない役割をしているものと考えられます。
6月10日 22:20 というのも水生のゲンジボタルの幼虫は川でカワニナを捕食し、川からあがった所でマユを作り蛹化し、まゆから出て羽化するため、護岸がコンクリートで固められると、蛹化・羽化できなくなります。
21:54 今回は調査範囲を広げて、750mにわたり出現数を調べてみました。
6月3日 21:58 やはり竹藪、草むら、蛇行、護岸が自然のまま残っている、そういうところを好むようです。
6月10日 21:44 なんとか撮れたゲンジボタルのシンクロ発光。今日はこれが部分ではなく、視野いっぱいの発光でした。
22:06 河内長野市は日野のゲンジボタルが有名ですが、高向はその石川の下流に当たります。延命寺や観心寺の石見川渓谷、天見川にもいます。いずれも石川水系です。
6月3日 22:43 谷が深く下刻され、河岸段丘が発達し、そこに竹藪がたくさんあります。
6月10日 21:53 そんな環境が今も手つかずで残っていることが、ゲンジホタルにとっては良い環境であると思われます。
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高向のホタル 2021 2021.6.2.撮影:6月1日 200匹
高向のホタル 2020 2020.6.8.撮影:6月8日 180匹
高向のホタル 2019 2019.6.10.撮影:6月9日 150匹
2018年 出現数減少のため、記録に残せず。
高向のホタル 2017 2017.6.11.撮影:6月9日 150匹
高向のホタル 2016 2016.6.9.撮影:6月8日 200匹
高向のホタル 2015 2015.6.5.撮影:6月4日 150匹
撮影日:2021年6月2日、3日、10日
2021年6月14日 ( HN:アブラコウモリH )
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