興正寺別院クラウドハンディング第1弾、達成おめでとうございます。第1目標金額の400万円を大幅に超え、NEXT GOAL の600万円にも迫る583万円ものご意思が集まりました。
興正寺別院クラウドハンディング第1弾「460年の想いを次の世代へつなぎたい」の目標額が達成され、15年に及ぶ「令和の大修復」の第一歩をとして、調査と保存修理計画の見直し策定を再度進めることが可能になりました。
興正寺別院の四季〈春〉
ご支援いただきました方々のおかげで、材料費・人件費など高騰し見直しを迫られていた当初の計画を再調査し、大修理していく活路がひとまず見出されました。
じないまち雛めぐり
当初令和4年からの工事見積もりが23億円でしたが工事が始まらず、今般物価高騰の波を受けて概算40億円に跳ね上がり、このままでは令和の大修理が難しくなりました。
ちんどん屋さんがやってきた。
このため、規模を縮小して修理を行う方針に軌道修正して再見積もりをすることになり、「富田林興正寺別院クラウドハンディング第1弾」の支援も仰ぐことになりました。
よって現在の40億円の規模を20数億円の工事規模に縮小し、その中で寄付やクラウドファンディングを募りながら、調査・工事を進めていくことになりそうです。
興正寺別院の四季〈夏〉霧の門前
令和の大修理
・再調査と保存修理計画の策定:令和7年(2025)~8年(2026)
・大修理:境内全般を傷みの激しい本堂・対面所・鼓楼・山門・御成門など一部縮小。
・工事期間約15年(令和23年頃 2041)修理完了予定。
夏は紫陽花。
修理費 23億円の按分
・国:85% 19.6億円(国の重要文化財等の補助率は、上限85%)
・府:0% 0円
・市:7.5% 1.7億円
・富田林興正寺別院:7.5% 1.7億円
元気な頃の「ランちゃん」。
大阪府からの補助金が0円。市と興正寺別院に負担が掛かります。
カッと照りつける夏の日差し。
令和の大修理が無事完了するように願って止みません。
夏の終わりのじないまち燈路
工事が完了する頃には私はもうこの世にはいないと思いますが、次の世代にこの文化財が受け継がれていく事でしょう。
興正寺別院の四季〈秋〉
秋になりました。菊で彩る後の雛まつり
こんなところにも「富田林」とお雛様。
境内のもみじ
興正寺別院の四季〈冬〉
城之門の柱にハート形(猪目)見ぃ~つけた!
門の蝶番(ちょうつがい)にも猪目!
国の宝、地域の宝、富田林の心の支えが末永く後世に受け継がれますよう、今後とも応援の程よろしくお願い致します。
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