2024年11月19日(火)きらめきファクトリーで「たび旅とんだばやし」『古代ロマンと高低差を見るまち歩きツアー』が開催されました。
午前中はきらめきファクトリー2階で、富田林の水利(富田林市域の井堰と井路・石川左岸の3つの井路・粟ケ池の水利等)の館内講座がありました。
*館内講座と館外講座(まち歩き)の資料は巻末にあります。
昼食のお弁当の後、午後からは当日は肌寒い一日でしたが、「古代ロマンと高低差を見るまち歩きツアー」を開催しました。
きらめきファクトリーを出発、深溝(ふこうど)井路に沿って近鉄喜志駅まで約4㎞を散策した。その状況の一部を紹介します。 202.11.19 撮影
2024年11月19日 富田林市本町19-8 きらめきファクトリー
11:00 午前の館内講座風景 定員の15名いっぱいの参加がありました。
午前中はきらめきファクトリー2階で、富田林の水利(富田林市域の井堰と井路・石川左岸の3つの井路・粟ケ池の水利等)の館内講座の風景。
近鉄のハイキングにも紹介されたので、奈良県や和歌山県からの参加もありました。
参加者の声で、「このようなタイトルの講座は珍しいので参加しました。」という声も聞かれました。
富田林市在住の方に挙手していただいたところ、約半分が富田林市在住で、約半分が市外の方でした。
ちょっと時間が超過して12:45終了。この後、豪華な「すし広」様のお弁当を頂きました。
エビチリ・うなぎ・ローストビーフ・タコ酢・胡麻豆腐などいろいろ入っています。このお弁当は参加費に含まれています。
休憩の後、1階に集合。北風の寒い一日でありましたが、午後からはまち歩きに参ります。
お昼の休憩の後、1階で待機中のみなさま。
13:30 きらめきファクトリーを出発。深溝(ふこうど)井路に沿って近鉄喜志駅まで約4㎞を散策しました。
まずは近鉄 富田林駅西側、コノミヤ前の深溝井路に到着。
ここまですでに2560m流れてきています。
現在は農閑期なので、あまり水は流れていません。
本町の深溝井路の流路を確認。建物の下を流れています。
国道170号を暗渠で越えて、ここに井路が出て来ます。
巡礼街道沿い、「歯痛の観音さん」。ここの横を深溝井路が通り、同じく巡礼街道が走ります。
同じく「近鉄煉瓦橋梁」。河陽鉄道、明治31年の開業時に造られました。イギリス積み。
巡礼街道沿いに歩きます。
昔はコンクリートの護岸がなかったので、深溝井路の横を巡礼街道が通り、堤防を歩いて固めます。
若松町西三、巡礼街道沿い「正方位条理地割」の説明。
喜志 宮町に入ります。屈曲道路と道標の説明。
喜志 宮町の南からの道。左へ90度屈曲します。屈曲しているのは町中にはやり病や不都合なことを引き起こす「邪気」を入れないためだと思われます。古来から「邪気」は直進して入ってくると恐れられていました。
入口に道標があります。
「左ハ ふぢゐ寺道」と記銘され、巡礼街道の北の終着点を示しています。
20m進んでまた屈曲。ここにも道標があります。
ここには一部壊れたものも含め3つの道標があります。
ここは「左 まきのを」「右 ふぢゐ寺」と巡礼街道の両方の終点を示しています。
実は向かい合わせてもうひとつこわれた道標があるようです。向きが裏返っていますが「左」か「右」の文字が見えるので道標と思われます。
喜志の宮、美具久留御魂神社(みぐくるみたまじんじゃ)に到着しました。
正式な名前は、美具久留御魂神社。地元の人は、「喜志の宮さん」の愛称で呼んでいます。歴史は古く、式内社であり、社伝によれば紀元前88年、崇神天皇の用命で創建されたと言われる由緒ある神社です。水との関係が深く、江戸時代は「水分宮(みくまりぐう)」「下水分社」と呼ばれていたようです。
上拝殿に到着。本殿に参拝しました。
本殿
本殿の横の「なみだれの梅(新碑)」。
富田林の民話のひとつですが、戦国時代終わりころの悲話として、語り継がれています。
《リバイバル・アーカイブス》涙垂の梅 2015.3.5
〈リバイバル・アーカイブス〉「なみだれの梅」の碑~美具久留御魂神社 2022.5.17
折り返して、深溝井路より粟ケ池に流入口に到着。不思議にも池の下手の堤防脇から流入します。
粟ケ池の堤防にある別宮、和邇(わに)神社拝観。龍神の説明をしました。
その後、桜井町の正方位条里地割を歩きます。
15:40頃 近鉄 喜志駅に到着しました
なお、個人の写真公開は了解を得ております。
〈館内講座資料〉
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〈館外講座資料〉
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超長文最後まで見ていただきありがとうございました。
2024.11.19 kusu&あぶらこうもり
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