説明板によりますと、仏事に「放生会(ほうじょうえ)」というのがあり、どじょうを川に放って祈願すると眼病が平癒するそうです
。
「身代わりどじょう」についてのエピソードを2題
荒谷實善「瀧谷山史考」より
終戦後、重光葵外相が片足で杖をついて戦艦ミズリー号船上で降伏文書に署名したニュースは印象的でした。重光外相(当時公使)は昭和の初め上海で爆弾テロにあい、片足を失いました。この時、同席していた和歌山根来出身の野村大佐も眼を怪我し、失明の危機に瀕しました。地元根来の人たちは和歌山では「どじょうふどう」として有名であった瀧谷不動尊に参詣し「身代わりどじょう」を放流して熱心に祈願。お蔭で片目が助かり、のちに海軍大将、駐米大使にまで出世しました。
町田康「告白」より
明治のころ、河内十人切りの主人公は滝谷不動尊にお参りして「身代わりどじょう」を放流しました。すると、シラサギが飛んできて、その「どじょう」をくわえて飛び去りました。
滝の前の石畳の中に二つの穴があいた石があります。実はこれが眼病に効く隠れた穴場パワースポットで、縁日にはこの水を目につけて祈願している人がいます。
28日の縁日には滝の前のお堂では山伏の護摩供養も行われています。
(by ken)
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