アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ゴルフ天国タイ ~還暦パパタイへ行く⑪~

2008年06月06日 | Weblog

 還暦パパ、タイへ行く⑪ ゴルフ天国タイ
 トカゲはおいしい カエルは「ケロノ」 キャディはダウン寸前 

 還暦パパにとって、「ゴルフは、時間とお金がある人の遊び」というイメージが抜けきれない。ボストンに住んでいたときは、3~5ドルでゴルフが出来るものだから、出勤前に9ホールぐらい回り、退勤後(サマータイムを採用している期間は、夜8時頃に薄暮となる)、18ホール回るというようなことができた。帰国後、ついぞゴルフをする機会がない(時間もなかったが、ゴルフに使うおかねもなかった)まま22年を経過した。
 タイへ行くに当たって、タイ駐在のジャンボ氏から、「タイへ来てゴルフをしないでどーすんの!クラブはあるから、シューズを忘れずに」との連絡。物置の奥から古めかしいゴルフシューズを引っ張り出して携行した。

タイの季節は・・・

 雨期→5月中旬~10月が雨期。日本の梅雨のようにダラダラと雨が降り続くわけではなく、バケツをひっくり返したかのようなスコールが、1日に数回ある程度。雨期が終わりに近づいてくると、連日雨が降り続くこともあるのだそう。気温は35℃前後だが、湿度が高く日差しが強烈。少し動くと汗がだらだら流れ出す。そのため、旅行者が少なく、旅行業者は値下げで対応する。日本人客が少ないため、ゴルフ場はがら空き。暑さも、安さも、がら空きも還暦パパとしては大好き!
 乾期→10月~2月が乾期。気温もそれほど上がらないため、タイの1年の中で最も過ごしやすい。この時期、日本では冬であり、タイ旅行は人気の的。ゴルフ目的でタイへ来る日本人が、引きも切らない。
 暑気→2月中旬~5月がもっとも暑い時期。タイでは4月が真夏にあたる。
この暑気にゴルフをするのは、ほとんどが日本人とのこと。勤勉な人種ってことですかね。

 バンコク ゴルフ事情

 タイのゴルフ場と料金。バンコクの市内といってもいいような近場にあるところは、3,000バーツを超えるところもある。
 郊外へ出ると、キャディーフィー込みで、1,500バーツ前後。そのほかにキャディーへのチップとして、200バーツが必要。日本円にして、5,000円でプレー出来る。もっとも、交通費と、プレー後の食事代もかかる。それらも全部合わせて、10,000円あれば一日遊んで飲んで喰ってお釣りが来る計算になる。日本人にとっては、「ゴルフ天国タイ」というところです。
 中国の方が安いのでは?との御意見もあるかと…「中国では、プレー代だけで、12,000円~15,000円が普通になっているのである!」。どういう根拠で自信満々で断言するんだって?実は、わざわざ広州(中国)在住の友人に確認(平成20年6月3日)したのです。この時代ですから、新しく正確な情報を流さなければね。
 余談ですが、キャディ…。ゴルフ場から200バーツもらい、チップで200バーツ、一日400バーツ(1,200円)の収入。コレは大変な額です。しかしbut!1年を通して、仕事にありつけるのは100日に満たない。まあ、そんな状況です。キャディのレベルはピンキリで、大股広げて木陰で休む食べ過ぎのメタボキャディや、プレーヤーより、10mも遅れて、へとへとになってようやくついて来るキャディ(後述)もいました。も~う!チップやらないぞ!

 大トカゲ出現

 緑の芝、その名の通り燃えるような火焔樹。ゴルフコースは美しいです。22年ぶりのスコアは、「180台」。それでも仲間はずれにされないのがタイ。池に10個ほどボールを寄付した。それでも、みんな優しいのがタイ。
 プレー中にトカゲが登場。もちろん野生。私は即座にゴルフクラブを放り出し、カメラを出してトカゲを追いかけ、しっかり写真に納めました。体長は、60cmほど。日本では20cm程度のトカゲしか見たことがなかったので興奮しました。
 レストランでそのトカゲの話をしていた。ウエートレスが話に割り込んできた。「トカゲはおいしいので、わたしの田舎では、よく食べました」とのこと。タイ語でトカゲは、「メーンダァ」…コレには驚いた。東北弁では、「旨い=め」。「メーンダァ=旨いんだあ!」ということになる。なぜ、「旨い」が、「め」になったか?「うまい→うめー→うめ→(もっと短縮しないと、非常事態に対応出来ないし、寒さで口が凍るといけないので、「う」を省略して)『め』」←コレ、でたらめのようですが、ホントです!
 ちなみに・・・カエルは、「ケロノ」だという。エエ~!もしかしてケロヨンの語源じゃないのかぁ!え?ケロヨン知らないって?カエルが主人公で、「ケ~ロヨ~ン!」「バハハーイ!」が口癖。「エルちゃん」というガールフレンドがいる。友達にモグラのモグちゃんやアナグマさんがいて、ライバルに、タヌキのギロバチが・・・。「ケロノ」と「ケロヨン」コレは単なる偶然ではないなきっと。
 ゴルフ場の鳥は・・・およそ20種類を目撃。次々とその派手な姿を見せてくれました。一緒に回った方が、「日本から来た鳥に関心のある人が、ゴルフはせずに、図鑑を片手に一緒にコースを回ってね、大興奮で、我々にも説明してくれて、大変勉強になりましたよ」と話してくれました。
 バンコク郊外での2度目のゴルフでは、スコアも大幅アップ。121で回れました。そのときうれしかったのは、「炎天下、6時間もプレーできたこと。しかも、終わっても元気いっぱいだったこと」でした。36℃ということは、だまっていても十分なストレッチが出来ているということ。体が実に良く動く。汗をかくので血行が良くなり、体の隅々まで血が巡る。良いことずくめです。6時間で摂取した水分量(ドリンキングウオーターのほかゲタレードも)は2.5リットルでした。
 「還暦パパがへたくそだから、6時間もかかったんだろうって?」残念でした。前を行くグループのプレーが遅かったからです。還暦パパは、自分のプレーより、グループに迷惑をかけたくないので走りますから!コレが団塊世代の正道ですから!よってキャディはついてこれず、ヘトヘトになってダウン寸前というわけで・・・。ああ、おもしろいタイのゴルフ!