アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

タイの犬事情、病院事情 and アジアのデトロイト

2008年06月07日 | Weblog

還暦パパ、タイへ行く⑬ アジアのデトロイト アマタ・ナコーン工業団地へ        タイの犬事情 & 病院事情

 犬の増加と食文化?

 還暦パパが見たタイの特徴の一つとして、野犬が多いことが挙げられます。アユタヤ駅構内だけでおよそ20頭はいたなあ。タイの野犬らしく(?)、吠えもせずうろうろ歩くか、グダーっと寝そべっているか。よそ見していて、危うく踏みそうになったことも。踏んだらきっと噛みついてくるんだろうなあ・・・。それで怖いのは、狂犬病。発症すると100%死ぬ!タイは狂犬病の高度流行地。こう書くと、いかにも恐ろしいが、高度流行地というのは、年間10万人に1人以上の発病がある地域…もっとも、自分がその10万分の1になることだってあるので油断は出来ない。タイには失礼かもしれないが、野犬対策を講じているとは思えない。また、犬の予防接種は…普及していないだろうなあ。
 WHOによると、狂犬病は世界中ほとんどの国で発生しているとのこと。犠牲者(死亡者)の数は年間「3万5千人~5万人」。世界的に拡大の傾向
とのこと。中国は、年間2,000人近い数字だという。友人によると、「中国には、野犬なんていないよ。いたらすぐに食べちゃうよ」ということだが…。食用にしようとして、捕まえるときに噛まれてしまうので犠牲者が増えるのかなあ。

 タイのメディカルサービスは・・・

 タイ(バンコク)には、日本語で受診できる病院がいくつかあります。
 バンコク病院には、なんと!日本人専門外来「ジャパン・メディカル・サービス」がある。日本の医大を卒業した医師が日本語で診察してくれる。また、日本語通訳が24時間常駐し、緊急時にも対応してくれる。
 豪華ホテルのようなのは、バムルンラード病院。タイ最大規模の私立病院で、院内にはレストラン街まである!日本語が堪能な医師が多く、日本語通訳も24時間常駐。
院長が東京大学医学部卒業の外科医なのが、プララーム9(ラーマ9世)病院。日本語が分かる医師も数名おり、日本語通訳が必要に応じて診察に同席してくれる。以上三病院挙げたが、このような病院は、バンコク市内だけでほかにもいくつかある。なぜ自分の手柄のように、バンコクの病院事情を説明するか?バンコクで知り合った日本人が、「心臓の手術をバンコクの病院で受けた」とのことなので・・・興味本位で調べたところ、かなり安心であることが分かったからです。タイで病気になっても大丈夫だわ!狂犬病を発病したら諦めてもらわなければならないけど。

 アジアのデトロイト アマタ・ナコーン工業団地

 全く興味ない人も多いでしょうが、地球上の趨勢把握として・・・
 タイには、主なもので13の工業団地があります。
 「どうしてタイに工業団地が?」の素朴な質問に対する回答は、知っている人は常識。知らない人は、びっくりする。還暦パパは知らなかったので、「ウッ」と、うなった。
 なんと、宇宙から地球を見て、「ここ!」と決めたという。そう聞くと、好奇心の塊である還暦パパは、「行ってみたい」と当然思う。折から、ジャンボ氏が会社関係者と、13の主要工業団地のうち、もっとも躍進している、「アマタ・ナコーン工業団地(チョンブリ県というところにある)」へ行くというので、頼み込んで便乗させていただいた。「アジアのデトロイト」と、称され始めている工業団地です。
 バンコクから57km。東へ40分、そのあと南下して50分ほど。
 立地として、港まで、46km、スワンナプーム国際空港まで、42km。面積は、16,000平方キロメートル。衛星で探してこの地に決めた!なるほど、空海の輸送に便利で、平坦で広大な土地があり、年中半袖で過ごせる気候。半袖は関係ないだろうって?では、シベリアに工業団地つくりますか?
 入居(?)している企業数は、 約500社。ほとんどが自動車関連。うち、7割が日系企業。GMやフォードもここに巨大な工場を持っている。車で、GMの入り口へ入ったが、入り口だけで10人以上の警備員がおり、建物は、向こう端がかすんでいるほど大きかった。10年ほど前から、次々と工場が出来たそう。今は、近辺に街が出来ていた。バンコクから通うには少々遠いので、こちらへ進出している日系企業の社員は、この、アマタ・ナコーンに住み始めているという。
 行ってみた感想として・・・
1 バンコクでは山は全く見えなかったが、東へ行くとカンボジアとの国境 の山が見えた。
2 道すがら、果樹園(パイナップル、タピオカ、バナナ、ドリアン、ココ ナッツ)が広がっているのが見えた。
3 噂では聞いていたが、エビの養殖池も広がっていた。
4 16,000平方キロメートル ・・・って、広いわ!
5 工場の労働者は、当然ながらバス輸送。退勤時は大型バスが連なってい た。
6 新しく出現した街の薄暮は、大変な賑わいを見せていた。
7 福利厚生で、団地内にサッカー場を持っている会社もあった。
 全然工業団地視察の感想になってませんねえ。