アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

還暦パパ的 タイのここが凄い!

2008年06月08日 | Weblog

 還暦パパ、タイへ行く⑭ 還暦パパ的タイのここが凄い!
街に国歌が、教師の日、禁酒日・・・

1 禁酒日がある
  汗だくでタイの街を歩くので、夕食のタイビールは毎日の楽しみ。5月19日は、仏誕節とやらで、禁酒日。レストランでは、酒類を出さないし、酒屋も売らないという情報。「休肝日ができていいや」と気持ちを切り替えて観光に出発。夕食は、ジャンボ氏と合流して、日本食レストランへ。めざすレストランは、「本日休業・・・」酒を売れないので、店を 休んでしまうのであった。やむなく、営業していたレストランへ。おそるおそる尋ねた。「ビール…飲めるの?」ウエイトレスは、「何を言っているの?」という怪訝な表情。あたりを見回すと、ほかの客はバンバンビール を飲んでいる!禁酒日は制定してあるが、取り締まりはそれほどきつくな い様子。
  なお禁酒日は、
 ○ 選挙の投票日の前日と当日
 ○ 2月21日:万仏節
 ○ 5月19日:仏誕節
 ○ 7月17日:三宝節
 ○ 7月18日:入安居 (三宝節の次の日…それは分かる)
 ○ 10月14日:出安居(暦上で雨季の終わり)

2 国歌が流れる 
朝8時と夕方の6時に、放送設備のある場所では、国歌が流れます。ファランポーン駅(バンコク中央駅)を歩いていたとき、午後6時になり、大音量で、国歌が流れてきました。行き交う人々は皆立ち止まり、直立不動で聴いていました。私もきちんとキオツケをして聴きました。国歌が終わると、静止画像が動き出すように人々の流れが再開されました。

3 ガソリンスタンド建設条件  
  ガソリンスタンドは、トイレとコーヒーショップを付けなければ許可になりません。ガソリンスタンドにおけるマナーですが、日本の場合エンジ ンをストップさせます。しかしbut! タイの場合、「意地でもエンジン止 めないぞ!」というドライバーが大多数を占めます。ガソリンスタンドに よっては、「エンジンを止めてください」の看板をボンネットに載せ、ドライバーに協力を要請しているところもあります。効果は…ないと見ました。
  タイのガソリンの価格ですが、高かったです。平成20年5月25日現在で、1リットル→l37.64バーツ(113円)ほかの物価に比べると、大変高いです。

4 「先生(教師)の日」がある
  「母の日」「父の日」のほか、「先生の日」もあります。年に2回あります。1月16日と6月…(6月は何日かを聞き漏らした)。1月16日は、学校はお休み。教員の表彰などの行事がある。6月は、学校で生徒達が先 生に感謝の意をこめて花を贈る行事がある。退職された先生を訪ねて花を 贈ったりするとのこと。贈る花も、アレンジの仕方があるらしい。「先生 の花」というものもある。先生の花を見つけた人が、花を摘み、雄しべな のか雌しべなのかを抜いた。それは、縫い針のような細くて強いものだった。その「縫い針」を示しながら、「先生の花」の名前の由来を教えてくれた。先生は、子どもたちに、生きる力を縫いつけるんだよ。だから、縫い針が仕込まれたこの花を「先生の花」と言うんだよ。中国にも、「教師節(教師の日)~9月10日~」がある。毎年この日の前後には各地で教師への感謝を表す行事や、優秀な教師の表彰式などが行われる。タイ同様、生徒が先生に花を贈ったりする。
  タイ、中国のみならず、韓国もそうだが、学校の先生は絶対的に尊敬されるべき人なんだよね。日本の場合、国会で「先生の日」について審議されるまでには…100年もかかりそう…まあ永遠にないでしょう。素晴らしい先生のほうが多いんだけど、教員以前の…人としての資格に欠けている教員もいるんだよねぇ…。
  学校の話題のついでに、タイの中学校体育で教える競技は、バスケットボール、サッカー、バドミントン。高校でボクシングが入る。
  あと、若者でも、全然英語が出来ない。学校で教えないから仕方がない …。たまたま迷い込んだ、小・中・高校が同じ敷地内にある構内で、生徒の様子を見ていたところ(怪しい人だな!)、中学生が挨拶してくれた。 「Do you speak Englishi?」と、話しかけると逃げ出して別の生徒を連れてきた。しかし、その生徒も尻込みし、結局誰ともお話しできなかった。英語を教科に取り入れない方針(?)は10年経っても変わらないでしょう。もっとも、その方が良いのかもしれませんが。
  タイの義務教育ですが・・・小学校までだったものを、(2003年からの実施)で、中学校までを義務教育としました。しかしbut!5年目を迎えた今も、経済的な理由から、中学校へ行かせないケースがあるそうです。中学校へ行かない生徒の割合については、国家でも把握のしようがないんじゃないかなぁ。不登校宣言をするわけでもなさそうだし。
  どうみても中学生という子が、授業が行われていると思われる時間帯に働いているのを何度も見ています。ランチに寄ったレストランでは、まだ幼さが残る10人もの少女がウエートレス見習いのようなことを…10人という人数に、職場体験学習かな?と思いましたが違いました。接客態度?子どもですから・・・。タイの識字率は、95%なので…小学校へは、ほぼ行っているようです。

5 タイの人は歩くのが嫌い
  BTS、MTRのことは、すでにこの「還暦パパタイへ行く」シリーズで書きましたが、バイクタクシーについては書いていませんでした。
  街のそこここに、オートバイがたむろしています。はじめは暴走族まがいかなと思いました。ところがコレが、後ろに客を乗せるバイクタクシーでした。ソイ(通りのこと)数本が縄張りみたい(5km前後か)。
  運転手はゼッケンを付けており、縄張り(場所)ごとにゼッケンの色が決まっている。渋滞の激しいバンコク市内や、車が入れないような細い路地の移動に大変便利。人々は下駄を履くように、気軽に使っている。大人はもちろん子どもまで。運賃は、10~20バーツ(30~60円)といったところ。あまりのバイクタクシーの多さに、「商売になるのかねえ?」との質問したが、いかんせん英語が通じない。しまいに、「あっちへ行け!」の仕草をされてしまった。よく考えてみると、日本でタクシーを止めて、乗車せずに、「タクシーの数が多いですが、商売として成り立ってますか?」とは…質問しないよね。
  駐在のジャンボ氏に尋ねたところ、明快な回答が・・・。
 「商売繁盛さ!タイ人は、ちょっとの距離でも歩きたくないんだ!」 
  面倒なことを言わせていただくと、バイクタクシーの運転手はがっちりヘルメットを着用しているが、乗客にはヘルメットはありませ~ん。幸い、バイクタクシーが転倒しているところは見てませんが(トゥクトゥクは、よく転倒する。ミゼットもカーブで横倒しになっていましたよねえ)、危ないんでないかなあ?と、いうかぁ危ない!