アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

アンコールワットへは飛行機で  タイ紀行最終回

2008年06月13日 | Weblog

 還暦パパ、タイへ行く⑲ アンコールワットへは飛行機で 

 臨機応変、詐欺師へ変身?

 詐欺師アーティ・ラタナシ(Artit Ratanasit)については、第7話で書きましたが、その後にも次のようなことがありました。街中に公園があり、「池で釣りをしてはダメ」の看板などが楽しく、写真を撮ったりなどして気分良く歩いていた。前方から若い男女が・・・。
「(男)いい靴履いてるねえ。何処で買ったの?」
「(不意を突かれてしまった)に、に、日本で…デパートだったか?ゼビオスポーツだったか?」
「(女)私たちは、いとこです」(そんなこと聞いていないのに…。)
「(男)妹が今度日本の大学に留学するんだ。コレが妹の写真だよ」
 アーティもそうだったが、「写真を見せる」というのが、詐欺師の皆さんの「カモ懐柔作戦」の一つらしい。
「(適当なこと言いやがって!)日本の、何処の大学に留学するんだこら!」(最後の「こら」は、言わなかった。強がって付加しました)
「(男)早稲田大学です」
「(女)学費が高くてさあ」
 ん?詐欺師じゃないかも?早稲田なんて詐欺師が知ってる名前じゃない。誠実そうだし…。
「(女)時間があるなら、バンコクを御案内しますよ」
 来た、来た、来た!やっぱり詐欺師だ!
「いえ結構です、今、行かなければならない所があるので」
「(男女)それは残念。では、サヨナラ」
 アーティの時に、「話しかけてくる人は皆詐欺師」と肝に銘じたのに、危なかった。アーティの経験がなかったら、「(良さそうな人たちだ)それじゃあ、バンコクを案内してもらおうかなあ!」となったと思う。
 それにしても、街の中の公園。人通りなどほぼ無いに等しい。男女が私を待ち伏せしていたとはとうてい考えずらい。つまり、状況に応じていつでも詐欺師モードに入ることが出来る人たちがいるということか?車に乗ってしまったら、どこかへ連れて行かれて・・・ということになっただろうなあ。よーく考えると、見知らぬ人に、「いい靴だ。何処で買った」と話しかけること自体がそもそもおかしかったんだもなあー!ちなみに私が履いていた靴は、アデランスのバスケットシューズでした。ツッコミ入れてください!入れ方が分からない?「アディダスでしょ!」って…。あと、妹の写真を持ち歩いて、外国人に見せる兄っているか?その場では気づかなかった。還暦もまだまだ甘いな。
 教訓の確認→タイでは、『話しかけてくる人は皆詐欺師』『家族の写真を見せるという行為は、完璧に詐欺師の証拠』『(詐欺は)複数人で行動するパターンもある』

BTS(モノレール)、MTR(地下鉄)

 BTS、MTRは、冷房効き過ぎ!36℃の街を歩いて汗だくの後、急速冷凍されるので、還暦パパにはきつかった。若者でも、寒がっている人がおりましたが…長袖なり、(女性は)ショールのようなものが必要です。
 BTSは、切符売り場の横にある窓口で、(プリペイド)カードを買うと便利。還暦パパは、カードに300バーツ(900円)チャージして、毎日使っていましたが、使い切ることは出来ませんでした。カードを改札の器械にかざすと、残り何バーツかが表示されます。
 MTRはトークンを買います。楽しいです。面倒はありません。
 BTSは車内TV放送あり。「次は○○」のアナウンスもあり。MTRにはテレビはありませんが、車内アナウンスはあります。

 水上マーケット 

 一度は行ってみても良いでしょうが、何度も行くところではありません。完全に観光客目当ての、マーケットになっている。よって、価格設定も地元の人には手が出ないようになっている。バンコクのデパート並です。陸上で買えるものを、わざわざボートに乗って高いお金を出して買う?ボートのおばさん結構しつこい。

◎ フードコートは、食券を買って、お好みの店の食べ物と交換。屋台に挑戦するのも良いが、衛生面が気になる人は無理する必要は全くなし。
◎ 「赤バス」と呼ばれているかどうか?「バス停なし、乗り降り自由」の赤いバスが、大きな通りを結んでいる。距離は5kmぐらい。料金は6バーツ(18円)。
◎ タイには、グリーンカレーなる食べ物があり、豆のような、芽キャベツの小さいもののような野菜が入っていた。当然気になる。「スズメなすび(タイ語でアクアプン)」だという。そんななすびがあったのか!還暦になるまで知らなかった。勉強になりました。アクアポッというと、「白茄子」だそう。つまり、アクアは、茄子。サンスクリットでは、アクアは、水の意味。アクア→アクア→アカで、漢字表記は、「淦(アカ)」コレは何かあるぞ!水と茄子の関係は?…珍説をでっち上げることは出来なかった。
◎ 生鮮食品市場の魚屋さんの店頭。3人の婆ちゃんやら姉ちゃんやらが、ワイワイ言いながら、タライで赤ちゃんを洗っていた。写真を撮れというので、撮った。なんと、赤ちゃんが笑った!この赤ちゃんプロ!赤ちゃんに値札は付いていなかった。

 飛行機が便利
 
 スワンナプーム国際空港(バンコク)から、国内主要都市へ毎日20便前後出ている。国土の広いタイ(日本の1.4倍)の移動には、バス感覚で乗ることが出来る飛行機が一番。運賃もリーズナブル。アジアのハブ空港(空港に毒蛇が住んでいるわけではない)となっており、アジア諸国へ行くのにも便利。ブータン行きの便もあります(日本からは、ブータン行きの直行便がないため、スワンナプームで乗り換えです)。
 バンコクからカンボジアのアンコールワットへ行く場合、陸路という選択肢もあります。しかし、悪いことは言いません。飛行機を使うべきです。還暦パパがその卓越した情報収集力から出した結論ですから。それが怪しいってか!理由は・・・12時間以上もかけて(時には、15時間)、悪路をバスで行き、ビザ代を二重取りされ、ホテルのベッドに住んでいる虫に体中を刺され、半分しか開かない目でアンコールワットを見学するのがいいか、1時間でサッと行くのがいいかという問題デス。

 10泊11日のタイ旅行から帰国した。この11日間の成果…
 体重、67kg→65kg(-2kg) cf.身長は、168cm
 体脂肪、18%→15%(-3%)
 体調がすこぶる良くなった。医大付属病院の検査結果も、過去3年間で最も良かった。これまで10mg服用だった副腎皮質ステロイド剤が、9mgに減った。あと9回タイへ行くと、病気が完治するかも。
( 還暦パパ、タイへ行くシリーズ 完 )